見出し画像

横浜DeNAベイスターズの中継ぎを考える

表紙


最初に

 現在9/21、横浜DeNAベイスターズは4位広島と0.5G差の3位。2位の阪神とは4.0G差。現実的に考えて既に自力優勝は消滅し、2位ともこれだけ差が開いているとなるとCS出場の為の三位というのがラインになってくると思います。来年に向けた準備も始まりつつあり、そこで横浜DeNAベイスターズの課題として挙げられている諸々のissue――守備だとか先発の駒不足だとかの諸々――をTwitterとかでレスバすることが増えてくるわけですが、ここではその中でも深刻な課題だと(僕が)思う中継ぎ陣について考えていきたいと思います。ちなみに初投稿。
 多分内容も少ないし皆さんが満足できる内容ではないのでそれでも良いよって方はぜひ。

勝ちパターンと思わしきものについて

 言ってしまえば横浜の投手陣なんて穴だらけでどこもかしこも投手が足りないしとにかく一軍でまともに抑えられる選手が欲しいんですけど、まずは勝ちパターンとされるものを見てみましょう。 
 今、横浜DeNAベイスターズの中継ぎにおいておおよそ1点ビハインドから5点リードにおいて出でてくる投手陣(起用についても文句をつけたいですが)はおもに4人。
・森原康平選手
・J.B.ウェンデルケン投手
・R.ウィック投手
・伊勢大夢選手
この中で信頼がおける投手ははっきり言って居ません。なんなら暫定守護神である森原投手でさえ1点リードで出てくると胃が痛くなります。なにせ守護神だと云うのにK/9が8.89(!)。参考までに他チームの守護神のK/9は
・巨人:大勢 11.81
・阪神:岩崎 7.43
   :石井 11.08
・広島:栗林 10.94
・中日:R.マルティネス 9.33
 ヤクルトには守護神がいないのでスルー。岩崎を守護神に置いている阪神もおかしいですが桐敷石井がいるのでそこまで問題にはなりません。
 こう見ると先述の横浜ブルペンの中で唯一の希望がR.ウィックさんなわけですが、来年以降を見据えるとなると今年の中〜終盤、回跨ぎに加えて火消し、挙げ句の果てにはビハインドロングもこなしていたりするので来年以降このクオリティを維持するのは厳しいと思われます。エスコバーも吃驚の酷使っぷり。続いてJ.B.ウェンデルケン投手は去年の酷使の反動か今年の序盤に故障で抹消、その後一軍に上がりそれなりに抑えてはいるものの、いつ爆発するか分からない火薬庫みたいなものです。バルカン半島だなと書いてて思いました。横浜の火薬庫。伊勢大夢投手に関しては最近(9/21付近)はストレートが走りはじめ、まあまあのクオリティに戻しかけてはいるもののJBと同じくいつ何時爆発してもおかしくないというかもう爆発してる。まあ伊勢投手に関しても酷使し続けた過程の蓄積だとは思いますが……。
 総評すると、森原投手が素晴らしく思えてくる様な投手陣なわけです。しかし森原投手もチームダントツの登板数、繰り返される回跨ぎの影響なども考えて来年以降は厳しい。よって希望はない!

ビハインドリリーフ

 では他球団では大体若手かベテランが務めるビハインドリリーフを見てみると、メンバーが流動的であんまりはっきりとは言えないのですが主に
・佐々木千隼投手
・坂本裕哉投手
・京山将弥投手
 の三人がここまで一年通してブルペンにいてイニングを食っています。まず佐々木千隼投手を見てみると、現役ドラフトで加入した投手にしてはよくやってくれてると思います。櫻井を放出したのはアレでしたが結果的にはまあ良かったんじゃないでしょうか。制圧力は現状の勝ちパよりちょい下くらいなので当落線上にいます。
 坂本裕哉さんはシーズン序盤には勝ちパを務め、不安定ながら頑張ってくれていました。その後ビハインドリリーフに戻り、左への火消しを兼任しつつここまで投げています。あんまり文句はないのですが心配なのは二軍を含めると既に53登板していること。実はこれ森原投手に匹敵するくらいの登板数ですし、ブルペンの映像や現地からのポストを見ているとかなり頻繁に準備してるらしく、ウィック並に来年が心配です。
 京山将弥投手もともに前半戦勝ちパの一角を占め、こちらも内容はまずまずな割に登板して頑張っていました。昨年の勝ちパ復帰後はビハインドに回る……と坂本投手と大体同じです。違うのは火消ししてないから故障の心配があんまりないこと。この二人はゆくゆく勝ちパになって頂きたく存じます。
 とまあこんな感じで割と希望はあります。内容も皆あんまり悪くない!坂本が故障しないのを願うばかりです。

その他救援陣

 その他中継ぎで登板してくれた/くれている投手を上げていくと
・徳山壮磨
・山崎康晃
・上茶谷大河
・松本凌人
・森唯斗
・中川颯
・中川虎大
・ディアス
・堀岡隼人
となります。多い。
 まず徳山壮磨さんは前述の坂本・京山と並び勝ちパの一角として頑張ってくれました。しかし内容がそこまで良くなかったことを考慮(と思われる)され7/16抹消。その後ヘルニアが発覚したためこれでよかったと思います。個人的にスイーパーかフォークを覚えてほしい。
 不運なことで有名な山崎康晃さんですが、6年18億じゃなかったらまずまずの内容でした。起用がおかしいとも言いますが。復活を待つばかり。
 上茶谷大河さんは復帰含めてもサンプルが少なすぎてなんとも。内容はまずまず。
 松本凌人さんは二軍を見てると右打者への制圧力がエグすぎて引きました。シンカーやフォークを覚えて進化したいところ(激ウマギャグ)。
 森唯斗さんは去年の戦力外市場で一番欲しかったので来てくれて良かったんですがコレジャナイ感。別に先発にするのは良いんですがそれならもっと試すか再転向させるべき選手がいるだろ!いい加減にしろ!
 中川虎大さんはお馴染み森原組の一人。正直言って京山坂本徳山とこれを比べるのは烏滸がましい位に期待出来る内容だったと思います。でも僕は中川虎大投手がネオ千賀になることを諦めてないです。(2019年二軍11勝ERA2.25)
 中川颯投手も去年の戦力外市場で欲しかった選手の一人。序盤先発していた時はオリックス時代に比べ三振が奪えていない気もしていたのですが、後ろに回ると三振が奪えておりいい感じ。個人的に彼を右の火消しに置くのは勿体ない気もしますが……。代打で使え。
 ディアス堀岡に関しては支配下登録するのが時期尚早だった感じはあります。結局殆ど使えてませんし。ただどちらともサンプルが少ないとはいえ一軍でもまあまあ通用できそうな感じはあるので今後に期待大。




総評

 起用面さえ改めてくれれば結構どうにかなりそうな内容でした。ウィックJBのどっちかを切って新しく外人を獲りつつ戦力外、元NPB・現ドラを漁る去年みたいなオフになりそうですけど頑張りましょう。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?