【グループ会社紹介】屋外から屋内まで。都市のさまざまな所で活躍!~積水樹脂プラメタル~
こんにちは。積水樹脂グループ公式note編集部 土井です。
今回は積水樹脂のグループ会社の一つ、積水樹脂プラメタル株式会社に
行ってきました。
積水樹脂プラメタルとは
積水樹脂プラメタルは当社グループの中の民間分野にて建築資材、広告看板材料及び各種工業材料の金属樹脂積層複合板を製造、販売しています。
建材ではお問い合わせも多い「メタカラー」も取り扱っています。
実際に行ってきました
積水樹脂プラメタルは事務所、工場とともに長野県辰野町にあります。
長野県でいうと塩尻市の下で諏訪湖の西側にあります。
工場の敷地は20,470㎡、東京ドームの半分くらいの大きさです。
事務所は少し離れたところにあります。
今日は積水樹脂プラメタルの総務部 藤原部長にご案内いただきました。
よろしくお願いいたします!
私が伺う少し前には辰野町塩尻市小学校組合立両小野小学校3年生児童11名が社会科見学に来られていました。
地元ケーブルテレビでも紹介いただきました。
藤原部長の右側後ろに見えるものは協賛した地元辰野町のほたる祭りの看板です。
第75回信州辰野ほたる祭りの開催について(2023年)/辰野町公式ホームページ (tatsuno.lg.jp)
天竜川の川沿い、きれいでしょうね♪
プラメタルって何?
プラメタルの正式名称は「アルミ樹脂積層複合板」です。
複合技術がなせる業
例えば鉄で厚さ3mmの屋外看板だととても大きく重いものになるのですが、
表面をアルミシートやスチールシートにして、芯材を不燃材等の樹脂を利用するサンドウィッチのように作ることにより、軽く、平滑な一方で表面や芯材の組み合わせを変えることにより不燃や防音などの機能を追加できるところが強みです。
「サンドウィッチ」のように、と簡単に書きましたが、サンドウィッチも実際作る側に立ってみたら、複数の食材を挟み込むのでパンから食材がはみ出したり、中身の水分がパンに染み出してふにゃふにゃになったりして、均一にきれいに作るのは難しいですよね。
この「プラメタル」は違う素材を組み合わせても平滑に丈夫に作れる点が当社グループの技術の優位性です。
他素材と比較して軽いので省人化がはかれる
また、同じ強度(厚み)になる他素材と比較した場合、重量は軽くなります。
これは「ハイエースバン」というプラメタル社製品でのデータですが、
軽いと作業する際の人員も少なくて済みますし、力持ちではない方でも作業可能となります。また配送の際の送料も安く済みます。
今求められている「省人化」「2024年問題への対応」にかなった製品です。
プラメタルは他にもバルコニーの建材や
工事の際の防音パネルにも使われています。
特長ある製品1 ダイレクトに柄を加飾できる「彩アート」
また、ダイレクトに柄を加飾できる「彩アート」という製品もあります。
昨年はこの製品で不燃認定を持つ「彩アート 不燃」を新発売しました。
不燃のため下記のような天井パネルにも使用することができるようになりました。
特長ある製品2 原材料調達~生産時、製品使用後の廃棄まで環境にやさしい「プラメタルスマート🄬 アートパネル」
また、一番最近ではプラメタルスマート🄬という、芯材も表裏のアルミ箔も環境配慮した製品を新発売しました。
積水樹脂プラメタル、 サトウキビ由来原料と再生材を使用した環境に優しいパネル資材 “プラメタルスマート アートパネル“ を新発売 ~製品のCO₂排出量を(当社従来品比)約30%削減~
芯材はできるだけ環境に配慮したものを使い、
アルミ箔は株式会社UACJ様のALmitas+SMARTを採用させていただいています。
「環境配慮型アルミ材「ALmitas+ SMART」が積水樹脂プラメタルのアートパネルに採用—製品のCO2排出量30%削減に貢献—
工場も見学させていただきました
工場も見学させていただきました。
ただ企業秘密も多く、あまり見せられないのが残念です。
リサイクル工程
藤原さん)これは一度使用したプラメタルを剥離させてリサイクルするところです。
藤原さん)積水樹脂プラメタルは広域認定制度(※)の認定を2010年に取得しており、この制度に基づくリサイクルシステムを構築し、使用後廃棄処理される製品を再度、原料として活用することで使用済み製品廃棄物の削減・資源循環に貢献しております。
藤原さん)下記の図はプラメタルスマートの例ですが、右下の「分離工程」のところで芯材と表面とで分けています。
土井)リサイクルを前提で製品を作られているのはとてもいいですね。
彩アートの工程
藤原さん)ここは彩アートの加工工程です。加工課の伊藤さんに案内してもらいますね。
工具管理もしっかり
工具もきちんと管理されていてすばらしかったです!
検品もしっかり
出荷前の検品も複数人で丁寧にされていることも印象的でした。
土井)先日動画でも見せていただいたサステナビリティの活動は何ですか?
藤原さん)長野県が推進しています「森林(もり)の里親促進事業」を活用して、辰野町と弊社が締結しています「森林整備協定」の一環としまして、しだれ栗森林公園内にある辰野町が管理する森林の整備体験活動を実施いたしました。
当日は、積水樹脂プラメタル(株)から従業員と家族59名、辰野町役場から2名、長野県上伊那地域振興局から1名、小野山林組合から3名の合計65名が活動に参加しました。
この内、子供と保護者等23名はしだれ栗森林公園内のキャンプ場エリアで松ぼっくり拾いを体験しました。また、残る42名はしだれ栗森林公園内のマレットゴルフコース沿いの山林の雑木の除伐作業を行いました。
藤原さん)今期は4年ぶりの人数制限無しの活動となった為、作業範囲が広がり、山林の雑木がみるみる内に除伐されて一面がすっきりとしました。また、作業に携わった方からは達成感が味わえたとの声があがりました。
土井)いつ頃から活動をされているのですか?
藤原さん)2011年9月に辰野町との森林整備協定の第一号として毎年活動を実施しています。コロナ禍は人数をしぼって行いましたが、やっと今年は通常通り実施ができてよかったです。
最後は親睦会を兼ねて昼食にバーベキューをしました。
土井)動画も拝見しました!ありがとうございます。活動が終わった後のバーベキューは最高でしょうね。ところで締めの挨拶、掛け声がなぜか「1,2,3、ダー!!!」でしたね。笑
いつもそうなのですか?
藤原さん)あれですか(笑)あれは藤村副工場長 兼 技術開発部長がやっていたのですが、長野県はいつもアントニオ猪木でしめるわけではないですよ。長野県は締めの挨拶はバンザイで締めるのですが、今回は髙林社長からの無茶ぶりでああなったのですが、結果的に社員一同非常に盛り上がりました!
土井)ありがとうございました!
森林の里親活動の動画は最後のバーベキューのお肉が
とても美味しそうでおなかがすきました(土井)