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昭和と平成のゲームの集め方。その32

(番外編1・投機対象になるレトロゲームという記事に関して その3)

4.これからの世代への問題

”これからの世代”というのは言ってみれば”若い世代”ということになるのですが、ゲームプレイヤーは老若男女色々な世代がいるわけです。
我々団塊Jr世代はたまたまテレビゲーム黎明期から関われた幸せな世代なわけで、それ故に思い入れも深くしかも年代的にフトコロに余裕が出てきたのでそれなりの金額を仕払って購入することが出来るわけです。
しかし、我々の子供達やその子供(孫世代)達はどうやってプレイすればよいのかと言われるとこれが本当に難しい…。

実は先日、お誘いを頂いて”すーぱーレトロEXPO”というイベントに久しぶりに”フリマの出品者”として参加させて頂きました。
そしてしばらく自粛故に外に出なかったり仕事があったりで中々接触出来なかった”今の若者”たちが我々が幼少期に体験したあの黄金時代(1980年代)のカルチャーに意外に興味があり、しかもあの時代の雰囲気の商品を”昭和・平成レトロ”と言う流行りとして受け入れていることを知りました。
自分の出品物も興味を持って頂けたようで、久しぶりにジェネレーションギャップを感じつつも”あの時代”に興味を持ってくれてることを面白くも感じました。

我々が”懐かしい”と思っている事を若い世代が”新しい”と感じてくれている。
これは色々な流行が通ってきた道だとは思いますが、まさかこういう形で見ることが出来るとは思いませんでした。

それ故にあの時代の雰囲気が感じられる物を我々の世代だけで独占して若い世代に体験させられないのは非常に良くないと思いました。
なので、値段だけで勝ちを決める文化をこのまま続けるよりも
”値段よりも内容が勝負を決める”
文化になれば良いなぁとつくづく思いました。

自分も思い当たるフシがあるのですが、Youtubeとかでよく見かける
”値段によるマウント”
というのは狭い世界だけの価値観であり、今これからそれを体験する若い世代には色々体験してもらって
「昔はこういうのが有ったのか…。でも今はもっと面白いのがあるのでこっちも良いな」
と思ってもらえるのが一番良い形なのかな…と思います。
幸い、今は体験するのに配信だったりリメイクだったり再販されたり色々方法もあります。もちろんその手段が無い物には高い値段がついてしまうのですが、出来るだけチャンスを作り今でも同じものが体験できる場かそれよりも進化した体験ができると我々も楽しいし若い世代にも楽しんでもらえるのかな、と思ったイベントでした。

なので
”只々値段だけで煽って面白さまで値段で決めてしまう”
という事が少なくなる様にしていければ良いなと思いました。
そして値段だけではなくて、中身の面白さも”価値”と言う形でこれからの若い世代へと伝えられると良いな…とも感じました。
今は色々な方法で遊んだり情報を仕入れる手段がありますが偏った情報だけで判断されないように工夫も必要だなと考えております。

(でも、正直今のコロナ禍ではそれも難しいという現実…)

今回は番外編と言うことで”投機対象になるレトロゲーム”という記事に関しましてわざわざ横道にそれてみましたが、まあ、正直そこまでやる必要もなかったかな…と思っております。
次回以降は我が身に迫った”コレクターの終焉”に関してゆっくりと、そして”なるべくリアルタイムで”書いていきたいと思います。

(番外編1・投機対象になるレトロゲームという記事に関して) 完。

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