昭和と平成のゲームの集め方。その18

(コンビニ編 その1・デジキューブ編 その2)

さて、デジキューブもある程度世間に認識されていますが”デジキューブだけの特別なソフト”が中々発売されませんでした(専用ソフトは発売されましたが売上はイマイチな物が多かったです)

そして1997年1月31日、とうとう”デジキューブ”専用ではないのですがビッグタイトルが発売される日がやってきました、そう!
”ファイナルファンタジーVII"
PS版です!

画像1

ここにきてやっとデジキューブを後押ししてくれるタイトルが発売になりました。
普段は店に届くソフトは最高でも2本・3本なのですが、今回のFF7は何と20本!しかも予約分は別に届くということで約50枚ほどのソフトが届きました。こんなに数があると力入れてるのがわかります。

しかし、ここで問題が有りました。基本的にレジを通してしまうとデジキューブ側に情報が行ってしまう(販売記録)のですが、ソフトの販売可能時間は朝(確か7時か9時)なので、常連さんと”日付が変わったらすぐやりたいお客さん”には待ちきれませんでした。

仕方ないので予約してくれた常連さんにはレジを通さず販売(バーコードをコピーしておいてお金を受け取りレシートは渡さない)しましたが、なるべく早くレジを通して追加の商品を補充してほしかったのです(POSレジのデータからデジキューブが判別して売れた分を補充する)
なので、できれば午前中に予約分以外を売り切ってしまいたかったのです。

それで考えました。深夜、バイトにお願いして近くのヨドバシカメラの行列を観てきてもらう。そして、その中の何人かに
「この先のコンビニで定価でレシートが出ないけど今買えますよ!」
と囁いてもらう作戦を考えました。

この作戦は大成功!で、店にあった一般販売分の20個、ヨドバシに並んでいた朝まで辛抱できないお客さんに殆どを販売してしまいました。
まあ、朝販売可能時間を過ぎてからにレジ通して入金する作業が大変でしたが…(多分この日が売上No1だったと思います)
そして思ったとおり補充もすぐに届き、暫く”FF7フィーバー”にはお世話になりました(それでも売上は大したこと無い)

そして、デジキューブと言うかゲーム販売絡みでもう一つフィーバーが有りました。
(デジキューブ編 その3に続く)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?