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#ProjectLootforTAP紹介動画の原稿第一稿


#ProjectLootforTAPは、感情を言語として記述しようとする試みです。

それはグレッグイーガンの小説『TAP』に着想を得ています。

作品の中で、人工言語TAPは、膨大な数の人間の感情全てを簡単にエンコードし、再生することができるというふうに描かれました。

それは脳内インプラントという、今後かなり長い年月をかけて実現される技術を前提とします。

しかし、もし、TAPの機能を半分でも実現するアイディアがあったらどうでしょう。

それが#ProjectLootforTAPです。


そのプロジェクトは二つの段階から成ります。

第一段階が#LootforEmotions。

ここでは、NFT Lootという発想を使い、NFTをやり取りする過程において、人間の特定の感情を、なるべくたくさんの種類、なるべく正確な精度でエンコードしようとします。

第二段階が#Emogram。

第一段階で十分に精緻に記述された人間の感情を、それぞれ単一の文字にまとめ上げます。

ここではAIの支援が必要でしょう。

#ProjectLootforTAPが事前に設計するのはここまでです。

さらに先を想像してみましょう。

そうして人間の感情を、脳内インプラントほどでなくても十分に記述することができた#Emogramは、一つの言語体系を成していきます。

これまでEmojiとして人類がオンライン上でやりとりしてきた言語文化を代替します。

#Emogramそれ自体は、おそらく人間には習得困難な言語になるでしょう。

しかし、発話と理解にAIの支援があるとしたら?

「こういう感情を相手に伝えたい」と欲した場合、AIが適切な#Emogramを自動で検索します。

そしてそれが受信者に送られた後、受信者側もAIの支援を受けます。

#Emogramに含意された感情を、極めて短時間で理解可能な、語感に訴える形の印象へと要約し、理解を助けます。

もちろん、脳内インプラントの助けなしに。


#ProjectLootforTAPの第二段階以降の過程は、夢物語かもしれません。

人間を支援できるAIの開発、メタバースの充実、そもそも第一段階の成熟。

多くのものが必要です。

この計画の発案者はそれらを用意できないでしょう。

しかし計画の第一段階、#LootforEmotionsに関してはビジョンを提供できます。


この段階において、NFT Lootという発想が大いに役立ちます。

まず、#LootforEmotionsと名付けられた一連のNFTを出来るだけ沢山リリースします。

そこには、今現在の私の考えでは、人間のある感情を指し示す一つの短文が記されています。

それはレトリックやメタファーかもしれませんし、数行の詩かもしれません。

プロジェクトの趣旨に賛同するクリエイターたちは、これらを好きなように購入し、その指し示す感情を理解し、自分の得意とする表現へと翻訳します。

元々は短い文章でしたが、イラストや動画、音楽など、さまざまなメディアへと翻訳されるのが理想です。

それらは元々の#LootforEmotionsというNFTが含意していた感情をより正確に、より豊かに表現し、そのNFTが持つ価値を上昇させていくでしょう。

これが、#ProjectLootforTAPの第一段階、#LootforEmotionsの概要です。

十分に含意された感情の翻訳と精緻化が完了したとコミュニティ全体が認める、ある一つの#LootforEmotionsのNFTが、計画の第二段階、#Emogramへと進化するのを許されます。



その過程はどのようなものになるでしょう。

私は、あえて計画の第二段階以降を詳細に設計しようとは思いません。

必ず、私の想像を超えたプロセスが進行するでしょう。

しかし、私はこの計画全体のポテンシャルだけは堅く信じています。

それは本当に、メタバース内でのみ発話され、理解される感情言語としてのポテンシャルを持つはずです。

どうでしょう。

#ProjectLootforTAPの第一段階、#LootforEmotionsは、全てのクリエイターを求めています。

この計画は感情の記述、精緻化、豊かさの上昇に貢献してくれる賛同者を求めています。

一緒に新しい言語を創造する過程を楽しんでみませんか?

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