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第1063回【nakaちゃんねる 圧巻人生達成プログラム】(2024/4/29)▲▲子供の頃に感じた大人の世界を思い出す、の話▲▲


ここ最近、
東映がかつての作品を
無料開放していましたので、
ついつい見入ってしまいました。

見たのは下記の2本。

『集団左遷』
『社葬』


『集団左遷』は
つい最近福山さんのドラマがありましたが、
原作者は同じであるものの
あちらはタイトルに!が付きますので
別作品と考えて差し支えありません。
福山さんのドラマは銀行が舞台でしたが、
映画の方は不動産業界が舞台。

しかも平成不況真っ只中の1994年に公開。
不動産業界が喘いでいる様子を
そのままに作品にしています。
主演は、
柴田恭兵、中村敦夫、津川雅彦など。



『社葬』
80年代後半に公開された、
新聞社を舞台にした社内権力争いを描いた
ビジネス版『仁義なき戦い』。

社葬というタイトルとは裏腹に
宇崎竜童のポップな音楽が小気味よく、
緒形拳、江守徹、若山富三郎、佐藤浩市など
今思えばよくぞここまでの名優を集めたな
と思える贅沢な作品です。



『集団左遷』は前評判とは裏腹に
大失敗作品、
『社葬』はそこそこの興行収入を得て
一定の成功作品と評されています。

よくよく見てみると、
『集団左遷』はキャストがいいのに
脚本が荒っぽい。
一方の『社葬』は
徹底した取材を重ねた様子が伺え、
全て事実を元に再構成していると言いますから
面白くないはずがない、わけです。


30年数年以上も前に見た
この2作品をよく覚えていたのですが、
当時は大人の色気のあるシーンがあり
ドキドキして見たものです。
高島礼子や十朱幸代さんが脱いでいるシーンなんて、
子供の頭にもくっきり記憶が残りますから。


しかしそれ以上に
久しぶりに2作品を見て思ったのが、
当時(昭和末期~平成初期)のサラリーマンは
戦場のような中で働いていたのだ、ということ。
当時の私の父親も40歳前後だったはずですが、
映画作品と同じように戦場に毎日
通っていたのかもしれません。
(家ではそんな様子を一切見せませんでしたが)

それを考えると、
私はゆとり世代ではありませんが
まだまだなのかも、と思わずにはいられませんでした。

そしてサラリーマンという職業が
まだまだ元気かつ生き残っていた時代の
作品なのかなと。

令和の時代に見ると
これまた面白い発見がある作品かと思います。
ご覧になって頂ければ。

今日も素晴らしい一日をお過ごしください。

追伸)
『集団左遷』の全編にわたって流れる
MUTE BEATが心地よい。

Mute Beat - Coffia (youtube.com)

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★★今日の圧巻人生方程式★★


ビジネスは戦場だ。
令和の時代に
昭和・平成のその感覚を追体験するのも一興。
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