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【詩】晴れの日、駅の前

駅の階段を上る
よく行く駅前
目の前のビルがいつもより光る

こんなに気持ちのいい日に僕はひとり
何も持っていない
真っ青で乾いた空ですら
飛行機雲を携えている

僕は何ももっていない

目的地を目指す為のスマホの地図
これから行く場所は君とは何の関係もない
暖かい日差しの下を歩いた事を思い出す

僕は何ももっていない

何も描かれていない僕の地図
空の地図の上で
僕だけの一本線を描いている

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