BSV価格がPUMPされないのが良い訳

3年前にBSVが変なPUMPされたときにCraigは、大馬鹿野郎っと言った。
私も当時はよく理解できていなかったのだけれども、それから1年後に理解できるようになった。

暗号資産の世界におけるPUMPはその製品やサービスなどのマーケティングの面が大きく、価格が上がった銘柄に関して、多くの市場参加者(?)は内容を調べようとする。
そうやって認知やステークホルダーが増加し、それに目をつけた開発者が参入するという好循環が発生してるようにみえる。

しかし、PoW通貨のBSV場合、エコシステムが不安定になる欠陥がある。
10-20倍にPUMPされてしまった場合に、マイナーが手数料の値下げに応じるのか不透明であり、マイクロペイメントを利用した既存の組織・企業などのコストが大幅に増加しかねない。
実際にTxあたり0.01-0.02円レベルの交渉がマイナーと行われており、PUMP次第で収益があがるビジネスから、赤字になりかねない不安定なビジネスに変わってしまう。

なので、100倍にPUMPされて大金持ちよwwwって騒いでる謎な人たちがBSVにいるんだけど、そんなことが仮に起きてしまうと、完全に赤字に転落して倒産するプロジェクトが増加して、エコシステムが崩壊する可能性がある。
特にBSVerお得意の大規模採用を行いたい政府系機関や大企業は一部の大量BSVステークホルダーが儲けるために巨額の赤字になりかねないデータベースを使うリスクを発生させかねず採用を取りやめるかもしれない。
その一例としてIPv6の推進でBSVが使われる流れに協力してくれてるLatif Ladid氏もBSVをグローバルギャンブル(PUMPのおもちゃ)にするのは反対との意見を表明している。

また、心理的にも開発者も苦労して開発するよりも、BSVを大量に買って運用するほうが効率的だと思い、開発そっちのけで投機に専念する人が現れるかもしれない。

実際にその影響は顕著に現れており、PUMPで一発逆転するからBSV関連のエコシステムへの支払いやサポートはしないと多くのBSVerたちは主張する。
だいたい断るときの主張内容は
今BSV価格が安いからだめだ、BSV価格があがって儲かったら出します、新しい価値創設なんて怖いことはできないBSV HODLが安全安心!、自分よりも大量にBSV持ってるやつが払え

超要約するとHODL以外は糞!って答えです。

HODLや買い増しは開発やサービスへの資金提供を抑制するだけではなく、BTCエコシステムに資金吸収される疑いが強い。
その結果はチャート表を見れば一目瞭然で、HODL大好きな皆さんが資金を投入してるにも関わらず、1年間で価格が数分の1まで暴落した。
なので、必死でBSVを守りたい、救いたい、儲かりたい!と願いFiatを投入して買付をしてるんだろうけど、実際にはその7-8割をUSDTと取引所エコシステムとマイナーの電気代で溶かした可能性が否定できない。

このような構造的な欠陥を抱えた状態を解決してからFiatを投入するならわかるのだが、そういうった問題点を考えずに脳死でFiatを溝にすてる行為が続けられている。

ただ、面白い主張もあって、BSVは貯蓄に該当するという理論があるらしく、半減期で価格があがるらしい。
BSVってインフレするし、半減期どころか毎年ムーアの法則の影響をもろに食らうんで、どうやれば貯蓄できるという理論になるのか謎なんですけど…

あまりにもつまらない投書になりかねないんで、ちょっと景気がいい話を付与すると

2年前くらいからFrogVisionerはBSVの問題に気がついてどうしようかな?って集まった集団になります。
とりあえずBSVの中で頭が一つも二つ飛び抜けて優秀なTwetchでなにかできなかなぁーと。

2年前にFrogVisionにいろんな方法で資金を入れて、メンテナンス的に売り買いなどをした場合、運にもよるんだけど、3倍~120倍に資産が増えてる人が多いようです。
同期間にBSVをHODLや買い増しした場合、1/3-1/5まで資産を減らしてる人が多いようです。
その時の経験や実験結果からTwetchはOrdinalsWalletとして成功を収めることになります。

BSVのインダストリアルは別にBSV価格が上がらなくても成功できるわけであり、インダストリアルへ資金を提供した人たちのなかには、ハンドレッドバガー達成者が出始めました。
またTwetch運営者側から、FrogVisionerのサポートがあったから私達はうまくいけたとの感謝もされています。

BSVチェーンの他の産業に悪影響を与えるPUMPを行わず、エコシステムも発展し、さらにサポート側にも多額のリターンが付与された特殊な例ですが、HODLよりもCraigが主張するUse&Buildの成功事例であり、このような事例が10件くらいでてくるようにならないと、エコシステム由来のBSV価格上昇は難しいんじゃないかと思う。

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