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言葉のことばかり【必殺技】

叫べば必殺技になる

アニメのヒーローは、
必殺技を出す瞬間に叫ぶ。

たいしたことない技でも、
たぶん叫べば必殺技になるんである。
ライダーキックは叫ばなければ
ただのキックだ。(たぶん…)

剣道も「めーん」とか叫ぶと気合いが入る。
どうしていちいち
自分が打つ場所を相手に教えるのか
…とか考えてはダメだ。
とにかく面を面と指定して打てば
少々それてもそれは間違いなく面なので
審判もそうかな…と思ってしまうのだ。たぶん

オリンピック選手は
やっぱり「ロケットスタート!」と
叫んでスタートした方がいいのではないか。
0コンマ3秒は縮まると思うぞ。
叫ぶのに1秒くらいかかってしまうが…。

スキージャンプの場合は、
かなり大声を出さないと聞こえないので大変だ。
まずはて発声練習からだ。たぶん

必殺という物騒な言葉

特撮やゲームで当たり前のように
必殺技という言葉が出てくるが、
安売りしてあまりに普通に出てくるので
いつの間にか必殺でも何でもなくなった。

得意技にちょっとプレミア感つける程度だ。

本当はもっと緊張感があるべきで、
これが失敗するとこっちが必ず死んじゃう、
実は必殺はそっちの意味じゃないかとも思う。
ギリギリ感が必要だ。

そう考えると
ウルトラマンのスペシウム光線は
ちゃんと必殺技してる。
エネルギー大量に使うので簡単には使わず、
相手を弱らせてカラータイマーギリギリで
イチかバチかで使う。
だから「何で最初から使わないのか」
なんて言ってはダメなのだ。
テレビの演出の都合とか言っちゃダメ。

必殺技の歴史が不明

そもそも必殺技って
いつからある言葉なのか。
たぶん最初はマジで必殺だったんだろう。

発祥はやっぱ時代劇だよね。
ただチャンバラはあまり技って感じじゃない。
「必殺剣」ならわかるけど。
斬り合いはどんな技もほぼ必殺だけどね。

調べても明確な初出はわからない。
スーパーマンやバットマンにそんな技はないし
月光仮面にもないし、
忍者部隊月光は「拳銃は最後の武器だ」が
決め言葉だったが、必殺だから使わなかった。

結局ライダーキックあたりなのかなあ。
マジンガーZではもう叫んでから
技を出すのが常識になってたし、
そのころ急速に広まった感じがする。

一般化したのはストリートファイターなどの
格闘ゲーム(昇竜拳)てとこか。

必殺だけで言うと「必殺仕掛人」
から始まる必殺シリーズかな。
池波正太郎の原作「仕掛人藤枝梅安」には
必殺はついてない。

まあ意味的には「決め技」ってことですね。
フィニッシュホールド。
「必殺」は格闘技の「決め」代替である。
誇張してカッコよく言ったってことだな。

なんか必殺技なみに
簡単に結論が出てしまった。
必殺技はうまく使わないと
あっけなくて面白くないんだよなあ。

次回の言葉は「リアス式」です。

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