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何かを書き留めておきたいけれど、まとまらない櫻坂46のあれやこれや

本当はちゃんとまとめて書きたかったことで、そしてそれは並行して進めてはいるものの、3月中に間に合いそうにないので、とても出来合いみたいなnoteで本当に申し訳ないけれど、3月の終わりに今の感情を置いておきたい。

櫻坂46の3月。
3月だけで、9回のLIVE。
そして、4回のミート&グリート。
凄まじくハードなスケジュール、本当にお疲れ様。
体調との整合がとても難しかったと思うけれど、本当にありがとう。

私自身が参戦した大阪公演の話は、必ず近いうちに出すとして、今回のツアーで決まった、追加公演東京ドーム、そこさく配信決定、8th BACKS LIVE開催、波に乗るというのはこういうことかと、この順調ぶりがある意味怖くなるくらいの気持ちで見ている。
でもその順調ぶりはとりもなおさず、メンバーとスタッフの努力の結果結晶であることは疑いのないところ。私たちはそれをただ声援していただけに過ぎない。

それにしても、やはり目についたのは女性の比率の高さと、櫻坂LIVE初参戦の方の多さだった。肌感覚でも、その二つの顕著さがわかる。そりゃチケットも取りにくくなるわなと。
で、その方々が総じて、洗練されたステージ構成に魅了され、メンバーのパフォーマンスに目を奪われ、正直コールだとかペンライトの色がどうだとかそんなこと忘れてしまうくらいに没頭している様を目にして、これも一つのステージの形だろうと思った。

コールやペンライトの色云々は、どちらも「揃える」というのがテーマの一つであり、声や色が揃った景色は確かに壮観だ。それがアイドルのLIVEから生まれたものかどうかは詳しくないけれど、一つの文化だったのだろう。何度も言うけれど、私自身は他のアイドルのLIVEに一度も参戦したことがないのでその辺りは知らないが、それを否定するつもりは毛頭ない。

だが、櫻坂のLIVEをそういう既存のアイドルグループのLIVEと軌を一にしていいものだろうかと、ずっと以前から疑問ではあった。櫻坂のLIVEに参戦すればするほどその疑問は膨らんでいく。
もちろん、コールできるところはしている。理由は単純でその方が楽しいからだ。ペンライトも揃えるところは揃えた方が、メンバーに荘厳な景色を見せてあげられる。これも単純な理由だ。でもそれはアイドルのライブ文化に則ってやろう、という意味ではない。だから、どんな楽しみ方があってもいいと思うし、強要などもってのほかだ。
そういう意味で、彼女たちに目を奪われて棒立ちになるLIVE、というのもあっていいし、そういう方々がもしおられたとするなら、私たちはそんなメンバーを推していることを誇りにした方がいいとすら思っている。


もう一つ、大阪公演を観たときに感じたことがあって。

それは何故か、本当に今でも理由はわからないのだけれど、ステージだけでなく、自分の視野がとても広かったこと。ステージだけでなく、客席のいろんなところを見ていた。

櫻坂46のメンバーには当然、一人一人の人生があって、メンバーの数だけここまで辿ってきた道があって。
それを目にする側である私たちにも、もちろんそれぞれの人生があり、その人生の中で切り取られた一瞬がこの会場のこの時間であり。
その全てが交差する瞬間というのが、強く強く奇跡のように思われて。
また次にLIVEがあるとしても、同じ瞬間は二度はなくて。
その奇跡の瞬間に生まれるパワーというものがどれだけ偉大で、どれだけ壮大で、どれだけ激烈なものになるか。

ああ、私は奇跡を観てるんだなと。

そんなことを思いながら、一人スタンドで涙が流れていた。

静寂の暴力が始まることを察した客席がペンライトを消し始め、そこに現れた山下瞳月の靴の音だけが響く大阪城ホール。
あの音は、たぶん生涯ずっと耳に残っている気がする。

ただの靴の音と言ってしまえばもちろんそれだけのものだけれど、やはりそこに集まった多くの人の永い人生の、ほんの一瞬交差した瞬間に奏でられる音だったからこそ意味が生まれるのであって。

何かに惹きつけられるとすれば、それは自分の心や体がそれを欲しているからである。その理由は千差万別であるものの、そしてその理由を自覚しているか否かも関係なく、欲する理由がないはずはない。そこに、その人が歩んできた人生が関わるのは自明の理だ。
櫻坂で言えば、櫻坂の魅せる世界に共鳴した人がそこに集まってきたはずだ。

毎度LIVEに参戦すると、似て非なる感情に襲われる。
今回はとても視野が広かった。広かったために感じられた想いがあった。

一人一人の全く違う人生が交差する瞬間に、櫻坂のLIVEがある。

そんなことを書いているときに、武元唯衣のブログが更新された。

櫻坂に限ったことではないけれど、彼女たちがアイドルとして私たちの前に姿を現してくれているとき以外は、つまり一人の人間として何を感じ、何を見据え、どんな行動をしているかを私たちは知る由はない。それは当然だ。
これも当然だが、櫻坂として以外に、一人の人間としての人生があり、その中での極めて短い期間を私たちは見ているに過ぎない。ということは、彼女たちは自分の人生に責任を持つために、グループ活動以外の部分にも当然力を入れる。
彼女の場合はもちろんそれが大学であった。
おそらく忙しいのだろう、ということまではわかっていたが、それがつぶさに表に出てくると、並大抵でないことに驚かされる。
本人が言うように、もちろん自分で選んだことだ。でも、たとえそうであっても櫻坂と大学の両立は本当に厳しかったに違いない。大学でやっていたことがわかればわかるほど、それがリアルに感じられる。

本当に本当におめでとう。
並のお疲れ様ではないけれど、本当にお疲れ様でした。

何より凄まじいと思えるのは、卒業したこの段階で、「グループ活動に専念できる」と意気込んでいるその感情である。
武元唯衣といえば、そうでなくてもパフォーマンスは群を抜いての評価の高いメンバーだ。二足の草鞋を履いていたときですらその評価だったのだから、そんな彼女が櫻坂に専念したら、一体何が起きるのか。

そういう意味では、山﨑天の高校卒業にも同じことが言える。

学業との両立を図りながら、それでも主力メンバーとして活躍していた山﨑天と武元唯衣が、グループ活動に専念する。

そこで生まれる爆発力とは一体、いかほどのものであろうか。

楽しみだ。
楽しみが過ぎる。
楽しみ過ぎて、怖いくらいだ。

もちろんそれも、彼女たちの人生の一瞬が、私たちの一瞬と交差したからこそ見ることができるわけで、その奇跡に心から感謝したい。



大阪公演の話は他に譲るとして、直近のイオンカードライブの話をしておこうと思うけれど、実はツアーで驚いたことの一つに、過去の表題曲が結構削られていたことがあった。あのノバフォですら披露がない。これは衝撃だった。
だが、その分、という表現が正しいかはわからないが、イオンカードライブのOPを飾ったのはノバフォだった。
ノバフォと言えば、未来永劫櫻坂にとっての原点の楽曲。
そして、披露のたびに何か違う生き物のように少しずつ形を変える稀有な曲でもある。
今回は、そこに三期生が入ってのパフォーマンスで、特筆すべきはそのことに特段違和感がなかったことである。
三期ノバフォは初めてではないものの、やはり櫻坂の原点に三期生がいることは私にとっては本当に櫻坂を背負う覚悟を見せつけられる気がして、その感情は涙となる。

同じ感覚で語るなら、そのことをもっと強く感じたのは、実は「魂のLiar」だった。
この曲に三期生が入ると、本当にその歌詞の持つ意味が強烈に補強される。

表題曲の桜月は、私の櫻坂フェイバリットの中でも上位に来るくらいの名曲ではあるけれど、世間的には櫻坂が苦悩を迎えていた時期でもあった。それを経験する中でのカップリング「魂のLiar」であったので、実にリアルだった。まさに現実、今を切り取った一側面だった。そして、それだけに説得力もあった。
ただ、その空気を変えてくれたのは三期生だった。そこからの躍進はご存じのとおりで、6th7th8thと流れて現在に至る。そこを彩った三期生も加わってのクラップ。
何か別の曲を観てる気にもなった。
いや、違う。
この曲に別の意味を添えた、という方が正解か。

誰かの人生変える強烈な歌、というのは、誰にでも歌えるものではない。そしてそこには責任さえ伴うかもしれない。
でも、聴く側としては、いや、その曲の世界に身を置く者としては、たとえ人生を変えられても構わないと思えるほどの魅力が存在する、ということでもあるのだ。もちろん彼女たちの責任ではない。我々がそれを欲しているからだ。魂をまっすぐに貫き、届ける。何かに揺さぶられることを望んでいるからこそ、彼女たちを観たくなる。

ノバフォで船出した頃の苦悩を知る一期生と二期生
そしてそんな櫻坂に憧れて入ってくれた三期生が融合する魂
人生は泥だらけだ
でも心は汚れちゃいない
清い心があったからこそ、その心で愚直に努力し実行したからこそ、その後の躍進に繋がるんだ。

何かを達成した後のクラップは、心地いい。
本当に浄化されるようだった。

何かが交わる瞬間に、貫かれる魂。

櫻坂は、本当にここまで来てしまったんだな…
だから本当、一度LIVEを観てほしい。
一度でいい。
それで心が動かなかったら、もうそれは仕方がない。
あれこれ語るより、その魂で感じてほしいのだ。
何かに躓き、立ち上がり、その傷を背負って歩いてきた人間は、必ずどこかに共鳴する瞬間があるはずだから。



どこまでも行こうな櫻坂

どこまでもついていくからさ




noteの中でも、櫻坂46・日向坂46に特化した内容ですので、特に二つのグループの推し活を経て、皆様に文章で還元できるよう努めてまいります! よろしければサポートをお願い致します。