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#14 PFU HHKB Studio、トラブル奮戦記


HHKBってなんだ?

PFU製のHHKB(Happy Hacking Keyboard)は、ギークたちの間で有名な高級キーボードです。激安キーボードが500円程度で買える時代に、この価格のキーボードともなれば、所有してるだけでもちょっとしたステータスになる様でオーナ歴10年ともなれば、界隈でマウントも取れる様です(笑)
私は1997年のHHKB 2を最初に、Professional、BT、Hybrid Type-Sと使い続け、すべて英語配列です。オフィスではWindows、自宅ではMacで使っていて、もうHHKBまみれです。おかげで日本語配列のキーボードが使えなくなってしまいました💦

HHKB Studioって何?

HHKB Studioはシリーズのハイエンドモデル。2023年10月末のユーザーミートアップで、鳴り物入りでデビューしました。伝統の素晴らしいタイピング感に加えて、トラックポイントやジェスチャーパッドまで搭載された、これまでのキーボードとは一線を画す製品になっています。
事実、世間から絶賛されています。かなり高額なキーボードなので、憧れを持っている人も少なくありません。私は、新しい革新的なモデルが発表となれば、購入する以外の選択肢はありません。まさに清水の舞台から飛び降りるような勢いで、ミートアップに参加した物書きの友人にお願いして、一台購入してきてもらいました。

しかし、これが惨劇の始まりでした。

これは悪夢なのか?

こうした前評判とは裏腹に、私は信じられない様なトラブルの洗礼を受けました。最初のトラブルは、1週間もしないうちにマウスボタンが完全に沈黙したことです。サポートに連絡して新品と交換してもらいましたが、その新品は、なぜかタバコ臭かったのです。

さらに継続して使ってみると、Bluetoothの接続が頻繁に切れたり、接続しているのに入力ができないという謎の現象に苛まれ、頻繁にリセットされ、フリーズすることも数知れず、1日に10回近く電源を入れ直す必要がありました。そもそも、キーボードはコンピューターに指示するデバイスなのに、こんな馬鹿馬鹿しい話は聞いたことがありません。まるで、ワイヤレスのマウスが勝手に散歩に出かけてしまうようなシュールな状況です。最近のマウスはワイヤレスなので、どこに行ったのか探すのも大変ですが💦

温厚な私でも流石にブチギレですよ(CV:小原好美)

これらのトラブルで、温厚な私でも完全にブチギレました。HHKBの産みの親の和田先生もきっとブチギレると思います。石田は某巨大IT企業で金融端末のファームウェアの開発をしていた経歴がありますので、トラブル内容をすべて記録しPFUにレポートして、長く苦しい戦いが始まったのでした。
キーボードがトラブルを起こすということは、思考が止まるのと同じ意味を持ちます。それはまるで頭の中のアイデアが流れ出るのを止められるようなものです。WindowsキーやCaps Lockを誤って押してしまった時以上のストレスが発生します。入力できない理由を考える必要があるため、それ以上の損失になってると考えても良いでしょう。まるで壊れたクラリネットみたいですね、オ パキャマラドパキャマラド パオパオパ。

何が原因なのか? そんなことより早く改修して!

そもそも、PFUの品質保証部門がしっかり確認していれば、こうした問題が世に出ることはなかったでしょう。4月にやっとリリースされたファームウェアで安定性は増しましたが、ジェスチャーパッドを有効にすると、途端にトラブルが多発します。ファームウェアの杜撰な品質は、これまでのPFUへの信頼を大きく毀損しています。500円のキーボードの方が安定しているというのは、冗談にしても趣味が悪過ぎます。

そして、私は今でも無償でデバッグをやってます。この手間賃、誰が払ってくれるんですかね? 私の苦労はいつまで続くんでしょうか?

あ・・・そか、メルカリで売り飛ばせばいいのか?wwww

石田@ギーク 拝

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