見出し画像

世界にここだけのセールスライティングの教科書【20の上流マインド🌱】

私はライティング人生において2度の失敗をしています。

1つ目はWEB広告業界に入ったばかりのころ。小学生の時から本をたくさん読んで、国語の成績も比較的良くて、文章を書くことがそこまで苦じゃなかった私。

だったらセールスの文章を書くことなんて朝飯前でしょ。ノー勉で超余裕で行けるでしょ♪と思い上がっていました。

ただ結果は散々。1千万は出るだろと思って書いた文章が、何本書いても何をやっても300万くらいで頭打ちになり、とうとうアウトプットを市場に出すのが嫌になってしまったんです…

結果を出すことから逃げていたそんな時、当時の師匠が私に「一旦これ全部よめ」とセールスライティングの本を20冊渡してくれました。

えーこんな本役に立つの…?と最初はその真価に気づかなかったアホな私。ですがそれらを2日かけて読み切り、気づいたんです。

読ませる文章と買わせる文章は大きく違うのだと。
そこから買わせる文章とは何かを、徹底的に突き詰めるクセが今でも続いています。

(ただごめんなさい。実は全部読み切ってません。ここだけの話、神田昌典さんの著書はすっごく読みやすくて何回も読んだんですけど、米国ナンバーワンコピーライターの、英語を文脈無視でそのまま適当に直訳したみたいな本がめちゃくちゃ読みにくくて、それらはパラパラ見て終わりました…だって全然頭に入ってこないんだもん。ボビーがよくわからん単位でピザ売るコピーとか自分ごとにできないもん…)

2つ目の失敗はそこから2年後。本を読み漁ったことで他の人よりもライティングの素養はしっかりとつきましたし、大きな利益も安定的に出せるようになってきました。後輩にも教育を施して、彼らも最初から結果が出るようになりました。

でもそれで終わりといえば終わり。案件にしても利益にしても、中々その上に行けない。ライバルから完全に突き抜けられない。何か大きい壁が上にあって、そこから抜け出せない感に襲われていました。

そういう困った時は師匠に♪ ということで、アウトプットを見てもらうと…

「あーこれ感情がないわ」とバッサリ😱

つまり文章が無機質すぎて、そして論理的すぎるあまり、読む人の感情を最大限刺激できるものになっていなかったのです。

「な、なるほど…、でも私あれだけ本を読んだのに…」血肉にした市販の本を盲信していた私は、ライティングのことは概ねインストールしていたし、実際に再現性高く書けるようになっているとも勘違いをしていました。これ以上何を吸収するものがあるのだろうと。

ですが今思うと、足りないのはそれもそのはず。

そういったセールスライティングの本は昔から残り続けているだけあって、ライティングの中心、つまりコアの部分は完璧に網羅されています。そしてその部分は左脳的に再現が可能な、論理的で揺るぎないテクニックです。これは数千年先も同じでしょう。

ただ時代が変われば、コア周りのコーティングは変わっていきます。つまり表現の流行りは変わるということです。

例えば2000年代のネオヒルズ族のセールスレターと、2023年の今、TikTokで売れてる台本のコピーを比べてみましょう。

(引用元)

商材は違うとしても、2つは明らかに文の重さと軽さ、言葉の選び方や発想、題材やテンション感が違いませんか?

構成部分のテンプレートや購入率を上げるテクニックは、左脳が得意な表現の部分です。これらは市販の書籍がほぼほぼ全てを網羅しています。

ですが私がこの壁に直面した当時は、左脳的で重い論理のコピーから、感情的で軽いライティングへとメインストリームが変わっていく、まさに時代の境目でした。

てことで右脳的な感情を乗せて心を揺り動かすライティングのメソッドを学べるものなどは当時ありません(今もないけど)。

ライティングの中でも「いかにアクションに結びつけるか」の知識はセールスのテクニックです。これらはアイディアの1つとしてたくさん使っていきます。

ですがそれを最大限に活かすために、
・根本の「どうすれば人が動くか」というロジック
・誰にどんな訴求をし、どういう表現でアクションに繋げやすくするのか

という戦いは、
小手先のセールステクニック以前のそもそものライティング、もしくはそれより根源的な部分から始まっているんですよね。

例えていうならセールスライティングというのは口説き文句です。女の子が身を委ねちゃえるような都合のいい甘い言葉をささやけば、落とせる確率というのは高くなります。これらは小手先の知識なので、デートの直前にYouTubeを見てインプットしたとしても、まあまあ効果を発揮します。

でもそもそも男性が歯全部抜けてたら?
女性の好みはEXILE系なのにジャニーズ的な立ち振る舞いしてたら?
その口説き文句を最大限活かすことはできないですよね、
このそもそもの部分を整えるのが、右脳的で感情的なライティングなのです。

私の得意分野は言語化なので、じゃあこの感情を乗せるということを、なんとか言語化してモノにしてやろうと決めました。言語化することで再現性が生まれますし、教育もやりやすくなりますからね。

そこから有名小説、無名小説、映画、漫画、ニコニコ動画、YouTube、ブログなど、平成のカルチャー・インターネットに渦巻くありとあらゆる感情が載っていそうなコンテンツを消費し、
こうすれば感情的なライティングがいけるのではないか…?という自分なりの結論に辿り着きました。

そして抑え込まれていた壁を抜けて、今の私のクリエイティブを支えているのはこの感情的なライティングです。

そしてこれからますます、この感情を文字に乗せるということの重要性は高まっていくと思います。

その理由の1つがChatGPTの登場です。
あの激ヤバなツールを見て私が思った感想は、
私たちが神格化してきた言語って、実はしょうもなかったんだな
でした。

古来より言語というのは、人間に対して大きな力をもたらしてきました。他の動物との差別化を促し、効率的な情報交換を進め、時代を超えて文化を引き継げることを可能にしました。

そしてその言語というものを利用して人の上に立つものも出てきました。
哲学家や弁論家、独裁者や情報系の起業家たち…。

そういった我々に力を与えてきた言語というものが、実は単なる確率的な記号の羅列に過ぎないと知った時に、この言語神話というものは打ち砕かれた感じがします。

もっと詳しく言いますね。

そもそもあのGPTというのはどうやって文章を出力しているのかと言いますと、大量のデータをもとに、この単語の次の単語には何が相応しいかを確立的に判断するということを繰り返しているという仕組みなのです。(ざっくり説明)

引用元

つまりそこに感情とか思考とか人格とか、そういうものが介在しなくても、確率だけで意味のある文章は作れてしまうということなのです。

これは言語というものの価値基盤を大きく揺るがす大事件だったと私は感じています。

そして広告コピーも徐々に置き換えられていくのも時間の問題でしょう。

そしてその中で一番真っ先に置き換わるのが、左脳的であり確立的に作りやすい論理的な文章です。私が最初の失敗から学んだあの文章ですね。

ただ右脳的な感情のライティングには、また存命価値があると考えています。この後でも詳しく解説をしますが、ここには人間性が必要だからです。

左脳的な小技のテクはAIにインストールしやすい。ただ上流の考え方であったり、習得に感覚的な説明がちゃんと必要なものは落とし込みにくいです。

今、そしてこれからしばらく、私たちが価値を発揮できるのは感情表現の部分です。相手の心情や記憶を読み取り、痛みにとことん共感し、そして寄り添い心の中に入り込んで口説く。
そして昨今のヒットクリエイティブやトレンドを見ても、それが今の時代に求められているのもまた事実です。

その根本のマインドをこのnoteで醸成できたらと考えています。

あなたも昔の私と同じような失敗でつまってはいませんか?

もし一つ目の失敗で困っているのならば、まずはセールスライティングの本を片っ端から読んでください。そこで考え抜いてアウトプットを市場に出してみてください。

ですがもし二つ目の失敗であれば、このnoteが感情的なライティングに目覚めるきっかけになるかもしれません。

そもそも感情的に書くとは?

大前提、人間は感情でモノを買います。
理想の未来を提示され、そこに向かって心が動くから行動するのです。

その一方で、論理だけで行動を促すこともできます。
その一つが正論ですね。
ただ多くの場合、正論は行動につながりにくいです。

例えば
「宿題しなきゃだめでしょ!志望校落ちちゃうから勉強しなさい!」
これは明らかに正論です。何一つ間違っていない。
ですがこれを聞いて、すすんで勉強をしようという気になるでしょうか?

その一方で
「OO高校の前通ったら、モデルさんみたいなかわいい子ばっかりだったよ♪ 今のケンタの成績なら後もうちょっとじゃん、お母さんに手伝えることあったら言ってね」

いかがですか?
こっちの方が明らかに行動に向かわせる率が高いと思います。

正論は文字通り正しいです。
論理的なコピーは何一つ間違っていません。

ですが正しいだけの文章を人は読みたくないのです。

TikTokを楽しく見ているのに、そこから急に出てきた広告にいきなり正論を突きつけられたらどうでしょう?気になっていた発信者のコンテンツから急にガチガチのロジックで熱く持論を押し付けられたらどうでしょう?

視聴者からすれば辛い現実から目を背けたくなり、プイッとスキップをされてしまうのも当然かと思います。

特に経営者やマネージャーの方の中には、ガチガチのロジックで部下を詰めることもあると思います。もしかしたらその強制力により、部下が育つことはあるでしょう。ですが消費者はそうではありません。

消費者の内側に入り込むなら、論理武装ではなく感情刺激です。


感情を刺激するということは
・相手の注目を惹きつけて警戒心を緩める
・相手の懐に入り込んでとことん味方だと思わせる
ここができるからこそ強い。

コピーライティングのテクニックというのはあくまでもアイデアの一つ。
人はなぜものを買うのか、ものを買うときその人の脳内で何が起きているのか、この本質を抑えているからこそ最大限活かすことができます。

この「右脳&感情のライティング」を、最大限に皆さんにインストールすることが、今回の私の目標です。

ただこれはマーケ上級者の方は無意識的にできている領域だと思うので、これを読んでもいや当たり前じゃんってなっちゃうかもしれません。

右脳的な領域は言語化が難しいだけに、内容もアバウトなものになってしまいやすく、この期待値調整が難しいんですよね…

なので今まで私が出してきたnoteとは違って、ちょっと当たり前すぎたーーということも全然あり得るので、その際は返金対応しますのでお気軽に申請なさってください🙌

また別の活用法として、もし皆さんが経営者やマネージャーなど何かしらのマーケの教育に携わっているのであれば、一旦このnoteのエッセンスとセールスコピーの本数冊を、部下に渡して教育に使っていただけますと幸いです!

このnoteは右脳にアプローチ、セールスコピーの本は左脳にアプローチというように、ちゃんと双方向からマーケ力が上がるようにできているので、教育効率が一層進むかと思います!

そして今回のみの特別企画…


「右脳&感情のライティング」を、最大限にインストールする…


これ実は超難しいんです。
なぜならば右脳や感情の使い方に関するノウハウは、「実際にできているかできていないか」が、自分自信では非常に判別しにくいからです。

仮に「使い方を完璧に理解しました!」となったとしても、そもそも理解というのは論理的に腑に落ちたということ。つまりこれは左脳が果たす役割なんですよね。

右脳の使い方を左脳で理解しても、2つの脳は役割が違うので、これは全く意味がないんです。

右脳や感情の使い方は、あくまでも、同じ右脳や感情、感覚、センス、ひらめきという形に落とし込みたいのです。

だからこそ、一旦このコンテンツを読んで、もしその感覚を好意的につかんでいただけそうな方は、今回に限り、
徹底的にアウトプットのフィードバックをしたいと思います。

普段であれば、私こう見えてまあまあ忙しいのと、持ち前の自由人気質のせいで、こういったことは絶対にできないのですが…


ただいま絶賛夏休み中で中東にいるんです()


38度

仕事の都合で1〜2ヶ月ほど、中東〜ヨーロッパにいることになったのですが、その仕事というのも何回か顔合わせて打ち合わせするくらい。

で、中東エリアは何度か来てるので特別することもないし、ヨーロッパには友人もいないし、ドバイにいる知り合い何人かに会うくらいしか予定がないので、絶賛ひまひまタイムなんです…

で、この間にアウトプット力を鈍らせないということもあり、自分でも制作はしているのですが、このタイミングで皆さんともインタラクティブな交流が、フィードバックを通じてできたら、さらに有益なのではないかなと!!

ということでnoteの巻末には、フィードバック企画の案内も記載してあります。ちょっと条件は厳しくなってしまうのですが、ご興味がある方はぜひ参加されてみてください!🙌

めっちゃくちゃ前置き長くなってしまったので、前座はここまでとして、、
フィードバックやらドバイやら色々言いましたが、それは一旦全部忘れて!

まずは、右脳&感情のライティングの座学を、このnoteでインストールしていきましょう!✨ 2万文字以上ありますが、気合入れてついてきてください!🔥

1.そもそも買う瞬間とは何が起きているのか


まずは感情のメカニズムを理解する前に、そもそもの本質的なところから抑えていきましょう。

よく言われるのが人はベネフィットでものを買うということです。

ベネフィット…顧客が商品から得られる恩恵やプラスの効果

モノの特徴や機能を訴求するのではなく、それがもたらす素敵な未来や感情を表現した方が購買欲求をかき立てやすいということですね。

これは間違いなくそうなのですが、このベネフィットに加えて、もう一つ新しい考え方をインストールさせてください。

人がお金を払う理由。それは…

ここから先は

25,386字 / 12画像

¥ 29,000

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?