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2024年5月19日(日)|マルハラと絵文字の一考察 feat.ゆうちゃみ

本題に入る前に、なぜ「ゆうちゃみ」が僕の認識に上がって来たのか、について、(少なくとも自分は)クスッとするような出来事があったので、導入パートとして、その話から始めさせて欲しい。

これは数日前に僕が書いた「ブツクサ日記」である。タイトルとサムネイル画像だけでは、「ゆうちゃみ」の「ゆ」の字すら一切出てこなさそうだが、読み進めていくと・・・、

横のテーブルに居た、女子会らしき飲み会のギャル風の女性に、白い目で見られていたのに気付いてしまった瞬間は、おそらく死ぬまで忘れることはないだろう。「ゆうちゃみが睨んだらこんな顔になるのだろうか?」みたいな顔をしていた。僕は気付かないフリをしながら「リザードンの何が魅力的かっていうとさぁ〜!」と、蛮声を張り上げながら、初代ポケモントークに勤しんでいた。

キャベツ1玉1000円超え|引用文

こんな文章が出て来る。

「この話がいったいキャベツと何の関係があるのか?」という疑問に答えておくと、「キャベツ」から「鳥貴族のキャベツ盛り」を連想して「鳥貴族のエピソード」を連想して、それを書きしたためたのだ。

要するに、「鳥貴族に行ってドンちゃん騒ぎしてたら、横のテーブルに座っていた、ゆうちゃみ似の人に『うっせえんだよ…。』と言わんばかりの目付きで睨まれた」という話である。

そして、これは、記事の本文には書かれていないのだけど、僕は、鳥貴族の横の席に座っていたギャル風の女性の容姿を思い出す際に、数人のギャルタレントのことを、頭に浮かべていた。

「藤田ニコル・・・ではなさそうだな・・・」
「みちょぱ・・・いやちょっと違うか・・・」
「ゆきぽよ・・・う〜ん、これも違う・・・」
「ゆうちゃみ・・・あっ、似てるかも・・・」

といった具合に。

そこで僕は「ゆうちゃみ」で画像検索をかけて、バーッとスクロールしながら、色んな表情をチェックしていって、「うむ、僕が知ってるギャルタレントでは一番似ていそうだぞ」と納得して、本文に書き記した「ゆうちゃみが睨んだらこんな顔になるだろうか?」に辿り着いたわけなのだ。

以上のことから、僕は「ゆうちゃみ」について、しばしの間、検索をかけたことになる。するとどうなるか。もう皆さんもお気付きだろうから、何のフリもなく言ってしまおう。

このように、アルゴリズムによって、「ゆうちゃみ」に関するネット記事を、多数見かけることになるのである。

個人的には藤田ニコル推しなんだけどなぁ・・・。


さて、本題に入ろう。

僕は「文章最後の『。』も怖い」というタイトル文を見て、反射的にタップして、記事本文に目を通したのだが、そこには、なかなか興味深い内容が書き記されていた。

以下、「マルハラスメント」と「絵文字」の2つに分けて引用しながら、自分が思ったり感じたりしたことをまとめていきたい。

出演者らとのトークで話題になったのは「マルハラ」。LINEなどの文章の最後に「。」がつくことに若者が恐怖を感じる「マルハラスメント」のことで、ゆうちゃみも「怒ってるのかなって。ただの『。』だとめっちゃ怖い」と語った。

マルハラスメント|引用文①

「マルハラスメント・・・」

水原一平氏の逮捕騒動が起きた頃だったか、大谷翔平に関する話題が、毎日、様々な媒体で、これでもかと言うほどに取り上げられて、別に好きでも嫌いでもなかったのに、見たくなくても目に入って来てしまうから、嫌気がさして、なんだか嫌いになってしまった、という状態のことを「大谷ハラスメント」と呼ぶと知って、そんなものも存在するのかぁ、と思っていたら、また、僕の知らないハラスメントが出て来てしまった。

まぁでも、言わんとすることは分かる。僕の世代(筆者は1994年生まれ)でも、高校生の時だったか、似たようなことが言われたりしていた。あの頃は「LINE」ではなく「メール」でやり取りしていたが、根本は、大して変わっていないみたいだ。

ゆうちゃみ:22歳(2001/09/08)

補足

これは僕の推測になるが、記事本文では「若者が恐怖を感じる」と書かれているが、厳密に言えば「恐怖を感じる若者も居る」なのではないかと思う。少なくとも「全ての若者が恐怖を感じる」ではないと思う。もしそうだとしたら、ゾワッとする。そうじゃないと信じたい。「マルハラスメント」に詳しい若者が居たら、是非ともご教授願いたいぐらいだ。

僕の高校時代の話をすると、メールでやり取りをしている際に、絵文字等を一切使わず、一文一文を「。」で締め括った文章を送っていると、「機嫌悪い?」とか「怒ってる?」と、心配するようなメッセージが届く時があった。

僕はそれを見て「なるほど、文字のやり取りだと伝わらない情報が圧倒的に多いんだな」と気付くことが出来た。当然、機嫌が悪くもなければ怒ってもいない。ただ、絵文字を使う必要性を感じなかったから、句読点のみで文章を作成しただけに過ぎない。

しかし、そのまま送ってしまうと、相手に余計な心配をかけさせてしまう。それは僕にとっても本意ではない。ならばどうしたらいいか。答えは簡単だ。絵文字を使えば良いのだ。

先ほど、僕は、絵文字を使う必要性を感じなかったから使わなかった、と書いた。逆に言えば、絵文字を使う必要性を感じたら使えば良いのだ。その目的は「相手に余計な心配をかけさせないため」である。

こういうところは、自分で言うのもなんだが、それなりに柔軟なのだ。女の子に好かれたいという下心のエネルギーが人一倍強いからだと思われる。

そう。女の子。これも経験則に過ぎないので、あくまでも僕はそうだった、と断った上で書くが、絵文字を使わない文章を送信して「怒ってる?」と言ってきたのは女性だったし、同様のテーマで盛り上がって、「絵文字が無いと怒ってる気がして嫌だ」と話していた人も、全員が女性だった。

もしかすると「男性or女性」の問題ではなくて「男性&男性」「男性&女性」「女性&女性」といった具合に「同性or異性」の問題の線もあるかもしれない。それを深掘りしてみるのも面白そうだ。これに関しても詳しい方が居たらご教授願いたい。


そこから、絵文字の話に。赤のビックリ&クエスチョンマークを使ってくる人は、ゆうちゃみ的にナシで「最悪。なんならドン引き」。

さらに、「走る人」と「汗」の絵文字の組み合わせで急いでいる様子を表すのも「今一番やばい」「もう最悪」と若者目線でぶった切った。

絵文字|引用文②

noteで絵文字がちゃんと表示されるのか僕は良く分かって良くわかっていないのだが、「赤のビックリ&クエスチョンマーク」は「⁉️」で「走る人&汗」は「🏃‍♂️💦」であろうか。

「二つとも使ったことないなぁ・・・」

この展開であれば「使ったことがある」の方が、正直、僕としてはおいしかったのだけど、「無い」を「有る」に変えてしまうのは「脚色」ではなく「虚言」だと解釈しているので、それはさすがに出来ない。

マイルールとして「話を盛るのはOK」「話を捏造するのはNG」と定めている。数字で例えると分かりやすい。「1→10」はOKだが「0→1」はNGといった具合だ。

「0→1」をやってしまうと、それを真実であると思わせるために、新たな「0→1」を生み出す必要性が生じてくる。そうなると、遅かれ早かれ収拾が付かなくなることを、僕は、過去の失敗体験を通して心得ている。

それはさておき。

ゆうちゃみは「⁉️」を「最悪・ドン引き」と感じるらしい。

率直な感想を言わせてもらうと「そんなメッセージ性のある絵文字だったんだ…。」である。特に何にも考えたことがなかった。僕には1ミリも無さそうな感覚なので、どう言葉を紡いでいけば良いものか、と思案してしまうほどに。

「⁉️」ではなく「!?」だったら、また受け取り方も違ってくるのかしら。それとも「!?」自体がNGなのかしら。「絵文字」が問題なのか。ビックリマーク&クエスチョンマーク」が問題なのか。僕としては、その点が非常に気になるところだ。

それで一つ思い出した。これまた高校生の頃の話になるが、「?!」を好んで使う層と毛嫌いする層が真っ二つに分かれている時期があった。

僕は、その当時も、なんなら今も、なぜ「!?」ではなく「?!」と順番を逆にして使うのかが理解不能だったのだが、とにかく、好きな人は好きだったし、嫌いな人は嫌いだった。それだけはよく覚えている。

だが、昔の記憶を思い出してみたところで、今回のテーマを考える上で、有用に働く情報はどこにも無さそうだ。なので僕は回想に耽るのをやめた。

「最悪とドン引きはどう違うんだろう・・・」

今度は別のことが気になり始めてきた。「最悪」は「最も悪手」といったところか。「ドン引き」は「生理的に受け付けない」といったところか。そう解釈したら、原文の「最悪。なんならドン引き」もスッと入って来る気がする。

ここまで考えて、ある仮説が浮かんできた。

ゆうちゃみにとっては、「⁉️」も「!?」も、大して変わらないのではないかしら。そもそも「ビックリマーク&クエスチョンマーク」の“インパクト感”に嫌悪感を抱いているのではないかしら。さらに言えば、やり取りしている際に「!」や「?」を乱発するような文章の打ち方をするタイプは苦手なのではないかしら。

全ての語尾に「!」や「?」を付けてみたり。強調したい文の語尾に「!!!!!」や「?????」と並べてみたり。そういう行為をされると「ドン引き」しやすいタイプなのかもしれないと僕は感じた。

次に移ろう。

ゆうちゃみは「🏃‍♂️💦」を「今一番やばい・もう最悪」と感じるらしい。

「今一番やばい」とは、なかなかのパワーワードだ。急いでいる様子を表す絵文字が「今一番やばい」らしい。これまた自分には無い感覚である。ジェネレーションギャップを感じると共に、“僕はもう若者ではないのだなぁ”といった哀愁の念がジワジワと迫って来る。切ない。なんて切ないんだ。

ただ、今回は「ドン引き」というワードが出て来ていない。「もう最悪」で締め括っている。まるで、直前に発した「今一番やばい」という言葉を修飾するかの如く。ココが今回のポイントではないかしら。

先ほど、僕は「最悪」は「最も悪手」、「ドン引き」は「生理的に受け付けない」と仮定した。もしそうだとしたら、前者は「客観的視点」、後者は「主観的視点」と見なすことが出来るのではないだろうか。

そう考えると、「今一番やばい」「もう最悪」は、ゆうちゃみ個人の意見が色濃く反映されているというよりも、若者を代表して、「嫌悪感を覚える人が多いから使わない方が良い」と注意喚起を促した、と読み取れる気がする。

以上のことから、ゆうちゃみの中では、「🏃‍♂️💦」 よりも「⁉️」の方が不快指数が高いと感じた、と結論付けたのであるが、皆さんはどうお考えだろうか?

月並みだが、後付け的な理由も付け加えておこう。

「ギャルタレントとして芸能活動に勤しむ中で、どうしても『🏃‍♂️💦』の状態になることが多く、『最悪とか言うけどさぁ、コッチはガチで急いでるんだから仕方ないじゃん!』という心の叫びが、コメントから見え隠れしている」

ざっと、こんなところか・・・。


【P.S.】

〜最後に一言〜

「。」とか「⁉️」とか「🏃‍♂️💦」よりも、発した言葉一つ一つを、ああでもないこうでもないと、いちいちこねくり回された挙げ句、「ゆうちゃみはおそらくこう思っている」と勝手に結論付けられることの方が、よっぽど怖くて、よっぽど最悪で、よっぽどドン引きで、よっぽど今一番やばいと、感じさせられる自信がある。

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