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「悪霊との長い戦い⑥」(正体を掴まれた女の逆襲)

皆さん、おはようございます。
ryukoです。

長男に「女の悪霊」がつき
長男夫婦を中心に様々なトラブルが
続きました。

※霊的に敏感な方は読むことを
 控えてください。
 念のため…


      …寺へリベンジ…

     一向に変わらない状況…。
    もう一度、住職の元に長男を
      連れて行くことに…。

        考えた…
   普通に連れて行けば、また隠れる!
     う~ん…どうやったら…

      あ!! ( ゚Д゚)!

  大好きな缶ビールをいっきに5本飲んだ。
     運転は、長男に任せよう!

     後は、護摩に備えるだけ。

     静かに護摩は始まった。
    私は意識を集中させて臨んだ。

    だんだん…ふわ~っとしてくる…。

  そう、私に憑依させることにしたのだ。
   でも、私の意識もちゃんと残して…。

     これが…うまくいった。
     (ryuko、出来る女♬)

    護摩の最中に私?女の悪霊?
     「高笑い」から始まり
      なにやら口走り…
      時間が進むにつれて
    だんだん余裕を無くしていった。

     (私…暴れてんなあ…)

    とうとう、近くにあった法具を
      手で払いのけたり…
     住職へと飛びかかった。
   (住職…それでも止めない護摩)
      まさに修羅場である。

        その時だ!

     引っ張られ、抑え込まれ
     力任せに踏みつけられた!

       長男だった。


    雄たけびを上げたことを最後に
    私は、自分に戻っていた。
    くっさい汗いっぱい…かいて
    呼吸は荒れ、せき込むほどに。

     護摩が終わると住職が…

  「ryukoさん!ありがとうございます!
   見えました!いや~すごい戦いでしたね。
         流石です、大丈夫ですか?」

   そう言って、背中をさすってくれた。

  「いや~長男さんには助けられました。
      まさに須佐之男命でした。
     長男さんに降りてきましたね!
    霊的な戦いに協力してくださいました。
      宗派なんて関係ないですね。
        たくさんの援助を頂きました!」

      …見えました、私も…。

  「母さんが、住職の邪魔するから
            俺は押えただけよ…」

    息子に「悪意なく」踏みつけられる
    母の複雑な気持ちは置いといて…(笑)

    「よくやったね、ありがとうね」
       呼吸を整えながら…

        「住職…」
  「そうですね、ryukoさん…
        そういうことでしたね…」

     女の狙いは「ryuko」だった。

    憑依体質の長男だが自覚ないため
      操りやすかったのだろう。

  なぜ、私狙いなのか目的はわからなかった。
     とにかく私を困らせ疲弊させ
      殺したかった様子だけは
      誰よりも私がわかった。
     (取りこんじゃったからね…)

      これまた…困ったもんだ。

  「でもryukoさんのおかげで
    拝む対象が見えたので読経が
        効果的になってきますよ!」

        そうですね…。

   微妙にいろいろショックだったが
  長男もスッキリして笑顔が見れただけでも
        良しとするか…。

      後は、住職に任せよう!



       その数日後だった。

      早朝に長男から電話。
   赴任先から自宅に帰っているとのこと。

     孫たちを少し見てほしいと…
   (夫婦喧嘩は今日してないっぽい)

     安心して向かった長男の家。

    鍵が開いていて勝手に入ったが
  全員二階にいたためリビングから声をかけた。

     沈黙で2人が降りてきた。
         …ん?
   電話をもらった時とは空気が違うぞ…

     険悪…そう…ですね…(-“-)

     ヒートアップするまでに
      時間は必要なかった。

    嫁…長男が帰ってくると思わずに
  また、アプリの男と電話をしていたのだ。

     口喧嘩が掴み合いになり
    一方的に嫁が暴力を受け始めた。

     もちろん、止めたよ!私…。
    でも、吹っ飛ばされるんだもん!

     とうとう包丁を出してきて
    「お前を殺して俺も死ぬ!」

     …顔…もう長男じゃない。

   後ろで笑ってる女の姿が…見えた。
        (;゚Д゚)!!

   あー…住職の護摩が効いているんだ。

    包丁を振り上げる息子の前に
    仁王立ちで立ち向かう勇気よ…。
      (マジで怖かった…)

     でも、止まるわけがない。

   嫁よ…長男を挑発するような発言を
      するな! やめて!

      嫁の方を振り返ると

    デカい男が嫁の後ろにいる!
    (;゚Д゚)!! お前もかあ!!!


      どうしよ…どうしよ…
     このままじゃ、誰か死ぬ!

     携帯を持って家の外に出た。
     (嫁が心配だったが…)

        …110番…

     熱いアスファルトの上を
    私を追って出てきた孫一号と
      裸足で…祈る思いで…
      警察の到着を待った。

      パトカー、6台の到着
    本物のサスマタを初めて見た。

  家の中に警察が入って、しばらく経った。


         ガチャ…

     そこには、手錠をかけられ
    大人しく付いていく長男の姿…。

      現行犯逮捕の長男
       通報者・母

   
      パトカーに乗る前に
      私の顔を見て長男が…

     「母さん、大袈裟なんよ…」

    パトカーを見送った私の頬には
    今まで我慢していた「涙」が
   大量に流れたのは、言うまでもない。

    姿を掴まれた女の逆襲だった…


      事情聴取や現場検証
   知らない男の警察官と抱き合うほどに
    近い距離で写真を撮られる私…。

        滑稽だな…。

    被害届を出し嫁は離婚を決意。
     もちろん、私も同意だ。


 結果、約2週間の留置になりました。
 んで、嫁はなぜか被害届を
 取り下げ、長男は不起訴に終わりました。

 その後も大変でしたよ…。
 離婚を巡って長男夫婦の喧嘩だけではなく
 家族を巻き込んで
 あっちもこっちも喧嘩の嵐だったので…。


  P.S
   私、丸裸になりすぎて(暴露しすぎて)
   骨と皮しか…皆さんには
   見えてないかもしれませんね(笑)
   ( *´艸`)
 
   しかし、ここから神仏の助けが
   本格的に入ってくるんです!

   

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