続けてメッセージをご紹介します

いただいた署名の整理を進めています。ミスしたあとの重複投稿を除くと現時点で974筆いただいています。ささやかな署名ですが、いろいろな方から真摯なメッセージをいただいています。続けていくつか紹介させてください。

 学ぶことに熱意がありながら、環境的な要因でそれが十分に果たせない留学生たちをたくさん見てきました。彼らにもっとも身近な立場である受け入れ国の教員として、彼らを追い詰め、勉学の機会を奪いかねない恥ずべき行為を国がなそうとしていることに強く抗議します。
 学生たちひとりひとりは、この世界の未来を支えるかけがえのない存在です。そのひとりひとりがいま必要としている支援に、国籍や出自によって差別を設けないでください。
 国籍や出自に関わりなく、日本の大学で学ぶすべての学生に差別なく支援が行き届くことを強く要望します。   (大原祐治 千葉大学教授)
 わざわざ日本を敵視する人たちを増やすようなばかげたことはただちに止めるべきです。          (安渓遊地 山口県立大学名誉教授)
 将来の経済社会基盤を確保する観点から、この給付金を創設したそうです。留学生は早ければ来年にでも日本社会の構成メンバーとなって、この社会を一緒に支えてくれる人たちです。出身国に帰ったり他国に移動したりしても、日本をよく理解して協働してくれる人、サポートしてくれる人が世界各国の要所にいてくださることは、日本の経済社会基盤確保のためにどれだけ力になるでしょうか。留学生は仲間であり宝です。たとえ国益という面だけに絞っても、留学生を大切に育成する重要性は明らかだと思います。       (落合恵美子 京都大学教授)
 これまで日本は国策として留学生の受け入れ拡大をしてきました。留学生のアルバイトを労働力としてあてにし、依存してきた社会的実態もあります。にもかかわらず、現在学生たちの生存が脅かされるときに、突如成績という物差しをもちこむことは、手のひら返しとしか言いようがありません。
 また、高等教育で学ぶ権利を保障する観点からは、朝鮮大学校などへの支給も当然行われるべきです。
 学生たちの学ぶ権利、命を線引きしないでください。 
             (熱田敬子 早稲田大学招聘研究員・非常勤講師)
 海外から人材が日本に来てくれなくなってしまうのではと懸念しました。HRの視点からも、グローバルな人材市場での中長期的な人材獲得=国力の維持向上にはつとめ続けないといけないはずですし、若い人的資源への投資はたとえそれが国内に留まらないとしてもまわりまわって有効(友好)なフィードバックがあるはずです。    (稲葉哲治 NPO法人GEWEL理事)

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