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D.C.4 ~ダ・カーポ4~をざっくり紹介

年末年始セールで、エンターグラムのコンシューマーゲームが一部安くなっているようです。株式会社エンターグラム|セール情報 (entergram.co.jp)

PS4 :2023年 12月20日(水)~ 2024年 1月17日(水)
Switch:2023年 12月20日(水)~ 2024年 1月15日(月)
とのこと。

※こちら終了してます。ややこしいので取り消し線引いてます。

そのリストの中に筆者がプレイ済みの『D.C.4 ~ダ・カーポ4~』が含まれていたので今回紹介します。需要があるのかは知らん

※あくまで個人の感想です。
※筆者はD.C.4のみしかプレイしていないため、他のシリーズ作品とのつながりについてはあまり詳しく話せません。ご了承ください。


ストーリーについて

まずは公式の説明文を貼ります。ちょっと長いので読み飛ばしてもらっても大丈夫です。

「天空に浮かぶ桜」。
そう呼ばれる桜が、ここ香々見島にはある。

空を鏡のように映す水鏡湖の中央に聳える桜の大樹。
とはいえ、そんな桜も島の人々にとっては見慣れた風景で。
風光明媚だけが取り柄だったその島に、近年新たな観光スポットが加わった。

不思議の国をモチーフにしたテーマパークがオープン。
メインキャストである少女型人工知能・アリスが愛らしい笑顔を振りまき、
蛍のように光る人工妖精が園内のみならず島中を舞い躍る。

そんな香々見島にある香々見学園に、
自分だろうと他人だろうと、鏡越しに覗くと笑顔が見えるという、
中途半端にメルヘンなチカラを使う少年がいた。

笑顔を褒めると怒るくせに機嫌がよくなる妹、
だだ甘で世話焼きなお隣のお姉さん、
恋愛請負人として人気の破天荒な残念美人、
無口系クールでちょっとぼっちな毒舌少女、
謎の情報通の悪友。
そして、不思議の国のメインキャストにそっくりなお嬢様。


天空に浮かぶ桜が花びらを舞い散らせ、
舞い踊る人工妖精が、視界を白く染める春。

空に最も近い島での、こそばゆい恋物語が始まる―。

PS4/Switch『D.C.4 ~ダ・カーポ4~』オフィシャルサイトより

まず前作『D.C.III 〜ダ・カーポIII〜』とは違う世界のお話(数字もローマ数字から算用数字になっている)なので、前作未プレイでも楽しめました
過去作の要素も複数ありますが、どれも物語の本筋に関わるものではなかったです。

説明文には「人工知能」やら「人工妖精」やら近未来を思わせる言葉が出てきましたが、それらを除けば作品の時代設定はかなり現代に近いと思います。

序盤のストーリーは、「鏡に他者の笑顔を写せる」という実用性のない魔法が使える主人公が、ひょんなことから仲間たちとともに学園内でイベントを開催することになり、その過程で様々なヒロインと絆を結んでいく…といった感じ。

「水鏡湖」「香々見(かがみ)」「アリス」というキーワードが示すように、本作は『不思議の国のアリス』モチーフの要素が多く登場します。

また「魔法」「桜」あたりも物語における重要なキーワードになっており、特にヒロインごとの個別ルートで大きく関わってきます。

以上のように、基本は普通の学園ものだけど要所要所にファンタジー要素が含まれる、という風に理解いただければと思います。

ゲームとしてのボリュームはかなり多いです。本作の構成は

プロローグ
共通ルート① (ここの選択肢でヒロインが二人までに絞られる)
共通ルート② (ここの選択肢でヒロイン確定)
個別ルート

となっており、プロローグの時点で結構ガッツリとテキスト量があるので、ボリューム不足で不満を感じることは恐らくないかと思われます。

ただ個別ルートまでが長すぎて、人によっては
「はよヒロイン攻略させろ!」
とはなるかも…

私は友達と一緒に最初からのストーリーを読んだのですが、個別ルートの序盤までしか進めませんでした。複数人で楽しむには不向きかもです。

ただしプロローグは読まなくても共通ルートから始められる上、キャラクターに関しては共通ルートで最低限の説明はしてくれるのでプロローグを飛ばすのも十分アリです。

湖と桜、そして歯車が表すものとは…

作品特有の魅力としては、明るく幻想的な世界観が印象的です。物語の超重要スポット・香々見湖の、湖と桜の組み合わせがとても好きです(桜はシリーズ通しての重要なファクターらしい)。また基本的に明るいシナリオのおかげでヒロインの純粋な可愛さが見られる場面が比較的多いと思います。

各ヒロインたちの事情や主人公の過去に関わる個別ルートは、適度にふざけつつもどれも優しい物語に仕上がっており面白かったです。

特に主人公の過去が明かされるルートでは、物語の核心に触れる緊張感を感じつつも、最後は感動的なストーリーに泣かされたので特に印象に残っています。

…ですが不満点も一応あります。それがクリア後も未だに「?」が残る要素・演出が、若干ではあるものの存在した点。これを「説明不足」と捉えるか「考察要素」と捉えるかは人によりますが、一応注意が必要です。

追記:ファンディスク『D.C.4 Fortunate Departures』でおおむね未回収の謎は回収されました。


キャラクターについて

個性豊かなヒロインズ

本作のヒロインですが、妹系にお嬢様、トラブルメーカーなど属性は一通り揃っています。ただ後輩キャラ二人が両方サブヒロインだったのだけ残念です…年下ヒロイン好きなので片方メインにしてほしかった(個人の感想)

キャラクターについて特筆すべきは声優の豪華さ

鷺澤有里栖 CV:東山奈央さん
常坂二乃 CV:伊藤彩紗さん
逢見諳子 CV:加藤英美里さん
白河ひより CV:阿澄佳奈さん
鳳城詩名 CV:水瀬いのりさん
美嶋 未羽 CV:前川涼子さん
日野原 ちよ子 CV:尾崎由香さん

※あと主人公の祖父役で杉田智和さんも出演していたりする

…錚々たるメンバーが集まっています。しかもこれは恋愛ゲームなので、この豪華声優陣のボイスでヒロインのドキドキなセリフが聞けるわけですよ。最高か?

CGも綺麗です。シチュエーションは日常生活の一幕や幻想的なもの、シリアスな展開を印象的にするものなど様々。

個人的にこのゲーム、キャラクター面ではかなり高評価です。

ちなみに私の最推しは、妹キャラ枠の(血縁上では従妹)である常坂二乃。最初はなんとなく兄の扱いが雑なキャラだなぁと思っていたのが、個別ルートを読み進めていく内に様々な顔を見せてくれ、シナリオを読み終える頃にはすっかり好きなキャラになっていました。

実は料理下手な一面も

彼女は個別ルートを読んだか読んでないかによって印象がガラリと変わるキャラ筆頭なのですが、ネタバレになるので語れないのが残念…


まとめ

簡単にまとめると、

大ボリューム!幻想的な世界観!豪華声優陣!
です。

最初に書いた通りセールによって半額になっているので、興味があれば購入してみてはいかがでしょうか。
※現在は終了

ではまた別の記事で。


余談(※記事投稿時点)
12/21にシリーズ新作『D.C.5 ~ダ・カーポ5~』のPS4/Switch版が発売されて、購入しようか絶賛悩み中です。D.C.4とのつながりが至る所で匂わせられており、ヒロインも可愛いし、声優陣も前作同様豪華。しかも他作品の推しキャラの声優が出演している。なんだけど…

値段が高い。

前作の8000円(Switchダウンロード版)も結構するなぁと思ったけど、そこから800円も上がってます。値段設定が強気すぎないか。

一本のノベルゲームに8800円の価値を見出せるのか。ネタバレなしレビューなどを参考にして、慎重に判断したいと思います。

追記(さらなる余談)
『D.C.5』のシナリオを完全に理解したい場合、今作だけでなくファンディスクである『D.C.4 Fortunate Departures』もプレイする必要あり。『5』を先にプレイした上でシナリオの真相が気になる方はお財布とよく相談してから購入することを推奨します。

ここまで読んでいただきありがとうございました。 寂しがりぼっちなのでスキを頂けると大変励みになります。モチベ爆上がりします!