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TOEIC595点から4ヶ月で800点を取得するまでにやった事


はじめに

本職のフリーランスエンジニアで働きながら、
今年の頭からTOEICの学習を始めて6月の受験で800点、
7月の受験で更にスコアを伸ばし、835点を取得出来ました。

世の中には800点の壁で苦しんでいるのに、特にドラマチックな要素も無く、拍子抜けする程簡単に取れてしまったTOEIC800点。
逆に取れない人は何で取れないんだろう?
努力の方向性が悪いのでは?そうだとしたら何て勿体無いんだろう!
そう考えて、自分自身の備忘録とこれからTOEIC800点を目指す方の為、
この記事を書こうと思いました。

note初の記事となりますが、自分自身の備忘録とこれから800点以上を目指す方向けにやった事を書いておきたいと思います。

動機

  • 2022年にTwitterの中国人フォロワーとの交流用に中国語を学習したら9ヶ月程で最高難易度となるHSK6級に188/300点で合格出来た為、語学の才能を感じていた。

  • 学習に真剣に取り組んだ経験が無く、30代の内に一度難しいとされる資格を取得してみたかった。

  • AWSのドキュメントやLeetCode等、ITエンジニアの生活で突然英文に出会う事が有り、自信を持って対応したかった。

あまり就活へのメリットは期待していませんでした。
興味が有る事に全力投球。

TOEIC595点記念受験おじさんと化した日

今年の頭にTOEICを学習し始めて約2か月後、人生初のTOEIC受験。
頭痛がする程全力を尽くしたのにリスニングはほとんど聞き取る事が出来ず、リーディングは180問位までしか解く事が出来ませんでした。

電子書籍サブスクアプリで金のフレーズ、文法問題でる1,000問、
その他特急シリーズ等、学習方法は定番の教材を使用していたし、
この日の為に自宅、電車、喫茶店等場所を変えてモチベを保ちながら
平日は2時間、休日は4~6時間程学習して最初から700点以上を取るつもりで受験した。
それなのに何も得られなかった・・・!こんな事ならもうやりたくない!

初のTOEIC受験はこのように感じられる結果で、周囲は未来有る若い人が多い中、英語ドヘタクソ記念受験おじさんになった辛さに半ベソになりながら帰宅しました。
その後発表された結果は595点。
自分は諦めが悪いタイプ、悔しさから絶対に復讐してやろうと思いました。


TOEIC595点から800点達成まで

TOEICの初回受験後も特に変わる事は無く、
毎日平日は2時間、休日は4~6時間程のペースで学習。
フリーランスで参加しているプロジェクトがフルリモートで、
スクラッチ開発も終盤で落ち着いていた事も有り、
無理無く学習を続ける事が出来ました。
その後4月の試験で730点、6月に800点、7月に835点と順調にスコアを伸ばすことが出来ました。

自分でも驚く程の順調なスコアアップで、特に最初はリーディングよりもスコアが低かったリスニングのスコアの伸び方は爆伸びと言っても良いかなと。
以下、具体的な学習方法や教材への解説に入ります。


具体的な毎日の学習方法

教材サブスクアプリで高速復習ループを回す


自分が使用した教材は以下の3種類。

  • 教材サブスクアプリ

mikan
毎日継続すると緩キャラが褒めてくれて、通知をオンにすると継続を勧める通知が沢山スマホに表示されるのでやる気を保ちやすいです。
2023/8/11現在問題のダウンロードが出来ず、電波の悪い所ではリスニングに難が有り、1年間のサブスクで購入しましたが、最初にabceedに触れていれば使う事は無かったかも。

abceed

教材サブスクの他に書籍の買い切り、データのダウンロードで電波の悪い所でも学習出来る等、mikanと比較して機能が強力です。
問題の正解率も多くの教材で表示され、
学習目標時間も設定出来てモチベを保ちやすいです。
個人的に一番お勧めしたいアプリ。

ELSA Speak
英語の発音に対して判定してスコアリングしてくれるアプリです。
ゲーム感覚で飽きずに発音を改善する事が出来ます。
毎日は使用しませんでしたが、何度も発音を繰り返すことで発音英語のリズム感やリエゾンをより細かく意識する事が出来、リスニングを聞き取りやすくなりました。

上記3種類で苦手だったリスニングを7割、文法を3割位の比率で学習、
リスニングはシャドーイングと分からない単語の確認、
文法も音声が付いている物はシャドーイングを毎日繰り返しました。
アプリでの学習は下記のようなメリットが有ります。

  • すぐに採点出来るので、早いサイクルで復習をしやすい。

  • 多くの教材を安く使用する事が出来る。

  • 文法問題にも音声が付いている教材が有り、リスニングとリーディングの対策が同時に出来る。

  • 通勤電車や空いた時間でも学習しやすい。

学習に充てる事が出来る時間は無限ではありません。
効率良く学習する事が重要です。
短時間で多くの問題に触れる事がエビングハウスの忘却曲線によって忘れてしまう内容を減らし、効率良く記憶を定着させて短期間でのスコアアップに繋がったのかなと。

使用した教材

下記の教材を使用しました。

  • TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)

定番中の定番。例文形式で毎日50~200問ペースでシャドーイングしていました。多くの単語を聞いた瞬間イメージ出来るようになると、段々リスニングのスコアが安定しやすくなります。

  • TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問

これも定番かなと。多くの文法問題を解く事が出来ます。

  • 公式TOEIC Listening & Reading 問題集 9

公式問題集です。
本番と同じナレーション、形式で本番に慣れる事が出来ます。
しかし昨今、問題集よりも本番の試験が難しいと感じられる事も多く、
ある程度形式に慣れて9割程正解出来るまで復習、シャドーイングを繰り返したら、より多くの問題集に触れて語彙力を伸ばし、高地トレーニングを推したいです。

上記までがド定番のライン。上記だけでも十分TOEIC800点に達する事が出来るという意見も見かける程です。以下は任意。


  • TOEIC L&R TEST 上級単語特急 黒のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)

金のフレーズよりも高度な単語を暗記する事が出来ます。
TOEIC試験での出題率は低く、パート5で仮に出題されても形容詞、副詞にありがちな形式を覚えていれば単語を知らなくても解けてしまうケースが有り、優先度は低め。
とはいえirrigation、landscaping等、出題頻度が高いとされる難しめの単語が有るようで、2、3周程周回していくらか単語を覚えておくと少し余裕を持って受験出来ます。

  • TOEIC® L&Rテスト精選模試 リスニング1、2、3

初回のTOEICで285点しか取れなかったので、何が何でもリスニングのスコアを上げたく、多くの聴き慣れた単語を増やす必要が有ると感じて使用しました。本番より難しめ、引っ掛けも多め。
この問題集をそれぞれ2、3回解いた位でリスニングが285→440と大幅に上がり、800点を取得する事が出来ました。

  • 極めろ! TOEIC® L&R TEST 990点 リスニング特訓

TOEICのスコア800→835点に上げる為使用。
難しいです。速い会話文に引っ掛けも多く、初回は2、3回聞いて何とか10問中7~9問正解出来る位でした。

990点という高いスコアを取れる訳が無い!と思いながら2周ほど取り組んだ結果、1ヶ月で本番の試験が遅くはっきりと感じられるようになり、
リスニングのスコアは440→470点に上がりました。
学習している時は「何でこんな辛い事をしているんだろう・・・?」と思っていましたが、ここまでスコアが上がれば十分意味は有ったかなと。

  • 1駅1題 TOEIC L&R TEST 読解特急 (TOEIC TEST 特急シリーズ)

パート7の対策に使用。
結局TOEIC800点を取った時点でリーディングを360点しか取れておらず、パート5やリーディングの問題文先読みでもパート7対策は出来るので、優先度は低め。
2、3周程解けばパート7を190~195問まで大体の確信を持って解けるようになるかなと。
自分も今後900点を取得する為、時間を作ってもっと多くのリーディング対策をしたい。

デイリー任務

Twitterでその日の学習目標を公言して、
デイリー任務の達成を目指しました。
ゲーム感覚で毎日達成しましょう!^^

上記のデイリー任務は休日の物。
平日は通勤が片道1時間半、電車に1時間も乗っていましたので、
毎日1時間半~2時間程文法、パート7、リスニングを
万遍無く周回していました。


TOEIC800点を取得するまでの学習量

時間で言うと以下の通り。

教材で言うと

  • 公式問題集3周

  • TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問を3周弱

  • TOEIC® L&Rテスト精選模試 リスニング1、2、3を全て3周弱

  • 金のフレーズ  10~15周位?

英語への興味を持って楽しく学習していたので、短い方かも知れない。
睡眠時間を削る程努力する事は有りませんでした。

体調が悪くなると毎日決まった時間周回するのが難しいので
決まったペースで周回、しかしやる気が起こらない時は
運動や旅行、学習する場所を変える等で気分転換して継続していました。


学習方法に対する私見

TOEIC800点を取得する方法論は少し検索すると
沢山の記事を見かける事が出来ます。
少ない問題集をやり込むべき等・・・

自分はなるべく多くの英文に触れて初見の表現を減らせば800点が取れると考えたので、リスニングのパート1~4を模試20回分2、3周した時点で800点に達しました。

個人的な見解を書くと学習方法それ自体はそれ程重要ではありません。
重要な事は方法よりもモチベを保ちながら毎日継続する事、
思った通りの結果が出なくても才能が無いと諦めず、
単純に語彙力や学習量が足りなかったと切り替えるポシティブさが重要だと思います。

自分は学生の頃好きだった音ゲーから商業音楽ゲームへの楽曲提供、
語学学習、AWS認定アソシエイト三冠取得等、
何事もモチベと楽しさを意識しました。

モチベを保ちながら毎日継続。何事にも通じる事かと思います。


最後に

以上!
最後まで読んで頂きありがとうございました!
あなたが目標にしているTOEICのスコアを取得する為
この記事が少しでも役に立つ事を心より祈っております!

学習方法等についてご質問が有ればTwitter等でお気軽にご連絡ください。
記事に関するご感想、コメントはお手柔らかにお願いします^^


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