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UY別

トイレ問題が勃発しているようで、女性用のトイレが減ったり、UNISEXのトイレができたり。銭湯・温泉問題や更衣室問題もそれと同様だろう。

トイレ問題の専門家では全然ない(トイレの専門家でもないし、温泉問題の専門家でも温泉の専門家でも、専門の専門家でもない)のだが、自分なりにぼんやり解決策を講じていると一つの結論に至った。人間忙しすぎると逃避してしまう傾向にあるのがよくわかる。

新時代における人間生活の考え方として必要なのはやはり「固定概念の払拭」だろう。いつまでも古い考え方に固執していていいものかどうか、みんな分かっているはずである。捨てるべきは捨て、加えるべきを加えて対応するのが賢いやり方、つまり進歩というものだ。

とすれば、である。何千年と続いてきた男女だけでする安易な区別、いわゆる性別絶対主義による区別も考える必要があろう。

しかしそれは、男女の間にUnisexを加えて男UNISEX女とすればいいのか?それで全ては丸く収まるのか?世界中の公共トイレを男子トイレ、Unisexトイレ、女子トイレにすればいいのか? 世界中にはないが銭湯や温泉を男湯、Unisex湯、女湯と3種類のスペースを作ればいいのか? 男子更衣室、Unisex更衣室、女子更衣室の3部屋にすれば解決するのだろうか? 当然改築費も建築費も嵩むが、本当に問題は解決するのか?と話を都合のいい方に向かわせるためにくどいほどの畳みかけをしてみる。

さてそこで、今ある施設をそのままに、改築費も建設費も不要のまま問題解決するには…、である。ここはひとつ、”性別”に加え、UYでの区別、”UY別”を導入してはどうだろう。

UYって何?という疑問がわいた方がおられるだろうか? Unbelievable Yanoの略ではない。確かに俺は時々信じられない変な行動をとっているかもしれないがそれは勘弁してほしい。人と同じ発想では芸術家失格だ。Ultra-man Yanoの略でもないし、俺はウルトラマンでもない。セブンでもタロウでもティガでもダイナでもガイアでもない。ウざい矢野あっち行け!が浮かんだ方は今度じっくり話を聞こうではないか。俺のどこがそんなにうざいのだ?ん?ん?んっ?(←こういうところか?)

UYとは見たそのまんまである。

つまり、あるか、ないか、だ。実に明確だ。

トイレや銭湯は、「男」か「女」かで入る場所が分かれるのではなく、「ある」か「ない」かで分かれるのだ。多くの人の場合はこれに対して問題はなかろう。

Uの人がY用のトイレや銭湯に入ってくることはない。「身体は男のまま心が女」である人は、UがあるままならU用のトイレを利用する。UがあるならY用の温泉や更衣室に入れない。入れば違法である。Uを取って「身も心も女」になったのであればY用を利用すればいい。

ある特定の場所では「男」とか「女」とかの性別絶対主義の区別意識を捨て、ごく単純に「U」か「Y」で分かれるということへの意識改革ができれば、今起こっている問題は解消とまでいかずとも粗方片付くのではなかろうか。

実に様々な人間がいるのだから集団生活をする上で少数派にしわ寄せが行くのはこれはもう仕方のないことだ。少数派が差別を盾に意見をごり押ししようとすれば、それは逆に多数派に対する差別にもなろう。現に今そうなろうとしている。

各自の立ち位置の自覚と相互理解は今後より一層大事になっていくのだろう…とそんな真面目なことを考えたわけではないが、ただこないだUNISEXのトイレを体験してこれはちょっと解決策の方向が違わないかなあっていうのが何だか引っかかっていた、ただそれだけ。

マークがなかなか上手くいったんじゃないかとそれだけはちょっとフフフと思ってたりする。

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