プリウス暴走事故 EDR(イベントデータレコーダー)は正しいのか?


2016年12月、福岡市博多区の原三信(はらさんしん)病院にタクシーが突っ込み、3人が死亡、7人が重軽傷を負った事故で、自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死傷)罪に問われた元タクシー運転手の松岡龍生(たつお)被告(66)の判決が27日、福岡地裁であった。平塚浩司裁判長は「被告がアクセルペダルとブレーキペダルを踏み間違えた」と認め、禁錮5年6カ月(求刑禁錮7年)を言い渡した。

判決は、速度やアクセル、ブレーキの状況を記録した装置「イベントデータレコーダー(EDR)」の解析などから、「踏み間違えたと強く推認される」と判断。この装置に記録されたタクシーの速度が防犯カメラ映像などから算出した速度と一致した点も踏まえ、弁護側の「ブレーキを踏んだが、踏み込めなかった。踏み間違えておらず、車両に不具合があった」「EDRの記録は正確でない」とする無罪主張を退けた。

国土交通省不具合情報

37
2017年08月21日
女性兵庫
トヨタプリウス

2017年06月800 KmDAA-ZVW502ZR-1NM エンジン

2017年8月12日
駐車場で、停車位置まで残り2mのところで突然エンジン回転が一気に上昇したため、急加速をしてブロックとフェンスに衝突した。

ディーラーで検査を受けたところ、アクセル操作は一切していないのにも関わらず、車のデータにアクセルペダルが踏まれている履歴が記録されていた。

514
2016年10月28日
男性北海道
トヨタプリウス

初年度登録

2010年08月 57,400 Km

DAA-ZVW302ZR-3JM

エンジン2016年10月10日
自宅の駐車場へバックで止める際、8割ほど駐車位置まで車を下げた上で一旦停止をして乗員をおろし、残りの距離を詰めるためにブレーキを解除したところ、突然車が急発進し、後方へ暴走してブロックに衝突した。車を戻すためにDレンジに入れたところ、今度は前方へ急発進し、前方の壁に衝突した。

ディーラーに調査を依頼したところ、すべての工程でブレーキだけを踏んでいたにも関わらず、ブレーキと一緒にアクセルが98.5%開いていると診断された。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?