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【EarFun Free Proレビュー】ノイキャン・低遅延モード・ワイヤレス充電にも対応したコスパ抜群ワイヤレスイヤホン

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今回は、 ワイヤレスイヤホンでCESでも高く評価されているEarFunから12月に「EarFun Free Pro」が新登場し、入手したのでレビューします。

結論からいうと、EarFun Free Proは「ノイキャン機能」「外音取り込み機能」さらには最新のBluetooth5.2に対応し、ゲームや動画の低遅延モード、ワイヤレス充電などの多機能がついて¥6,000円(税込み)以下というコスパの良い破格な値段設定になっています。

アクティブノイズキャンセリング(ANC)搭載のイヤホンは、オンにするとあらゆる雑音をシャットアウトし、どんな場所でも自分の世界に没頭できるので、おすすめです。

さらにφ6.1mmの複合振動板を採用しており、「深みのある低音」と「艶やかな高域」が再現されています。さらに、小型マイクが4基搭載されており通話用としても相手に聞き取りやすいクリアな音声になっています。

今回、現役スピーカー設計者としても視点も交えつつ、「EarFun Free Pro」について詳しくレビューをしたいと思います。

オーディオメーカ「EarFun」とは?

EarFunテクノロジー株式会社は、2018年に、経験豊富な工業デザイナー・音響エンジニア・音楽愛好者で構成されたチームで設立。 次世代のワイヤレスオーディオ機器を製造に注力しているメーカーです。

近年ではワイヤレスイヤホン「EarFun Free」がCES 2020イノベーションアワードを受賞し、「EarFun Air」がiFデザインアワード2020を受賞するなど優れた功績を残している今注目の企業です。

デザインアワード2020を受賞した「EarFun Air」の最新モデル「Pro」版も紹介しています。

今回ご紹介する「EarFun Free Pro」はCES受賞歴のある「EarFun Free」の上位互換となる後継機種です。

CESとは…毎年1月、全米民生技術協会 (CTA) が主催し、ラスベガスで開催される電子機器の見本市です。業界向けの見本市で、一般への公開はされていない新商品の世界最大規模の展示会。日本で簡単に例えるなら幕張で毎年行われる”シーテックのアメリカ版”

EarFun Free Proの基本スペック

EarFun Free Pro基本スペック
通信方式:Bluetooth5.2
コーデック:SBC/AAC
最大連続再生時間 (ノーマルモード):7時間
最大連続再生時間 (ANCモード):6時間
最大合計再生時間 (ケース併用時):27 時間
防水性能:IPX5
USB:Type-C
アクティブノイズキャンセリング:対応
外音取り込み機能:対応
ワイヤレス充電:対応
ドライバー:φ6mmダイナミック型
付属品:充電ケーブル(USB , ユーザーマニュアル, イヤーピース( S, M, L )
梱包サイズ:12.8 x 10.2 x 5.2 cm
防水規格IPX5
噴流水に当たっても有害な影響を及ぼさないので、お風呂でシャワーの水を浴びても、流水でジャブジャブ洗っても大丈夫なレベルです。※トイレやお風呂などの水中に落とした場合は保証されません。

イヤホン操作方法

イヤホンの各ボタン操作
・電源オン⇒「自動:ケースから取り出す」
・電源追オフ⇒自動:一定時間操作が無いと自動で休止モード
・再生/一時停止⇒L/R側を2回タッチ
・曲送り⇒R側を3回タッチ
・音量上げる/下げる⇒R側を1回タッチ/L側を1回タッチ
・モード切替(ANC/ノーマル/外音取り込み)⇒L側を3回タッチ
・着信受話/通話終了⇒L/R側を2回タッチ
・Siri⇒R側を2秒間長押し
・低遅延モード⇒L側を2秒間長押し

「EarFun Free Pro」は、イヤホン本体の表面がタッチセンサーになっています。タッチ部分が広く、感度が絶妙で操作性が高く癖もないため、コマンドを覚えてしまえば快適に利用できるでしょう。

EarFun Free Proの実機レビュー(外観・デザイン)

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EarFun Free Proの同梱品は

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同梱品は「ワイヤレスイヤホン・ケース(400mA)・USB-Cケーブル・シリコーン製イヤーアダプター(S/M/L)・説明書」になります。

EarFun Free Proのケース外観

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充電ケースは近代的でメタリックコートされたコンパクトで持ち運びも便利なサイズになっています。ケース上面は黒基調のパネルに「earfun」と会社のロゴが刻印されています。

ケース外側にはロゴ以外の装飾などはなくスッキリとたオシャレな外観に仕上がっています。

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手のひらにのせるとすっぽり収まるとてもコンパクトなサイズになっており、ポケットにも気軽に収納できます。

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USBの充電端子「Type-C」対応になっており、コネクターの裏表を一切気にすることなく充電ができるストレスフリーな端子になっています。赤色のLEDインジケーターがUSB端子のすぐ横についており、バッテリーの残量が確認できます。

残バッテリーの目安
・緑    >30%
・オレンジ<30%
・赤   <10%
・赤点滅 <5%(充電しましょう)

EarFun Free Proのイヤホン本体の外観

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ケースを開くとこのようにイヤホンが収納されています。イヤホンは楕円型の小ぶりで丸みのあるすっきりとしたデザインになっています。

さらに、イヤーフックがついているので、装着感は抜群でスポーツしながらでも気軽に音楽が聴けます。

ペアリング時にはイヤホンが交互に青点滅します。

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左右に「earfun」のロゴが印字してあり、端にはノイズキャンセリング用の小さなマイク孔が確認できます。

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イヤホン本体は手のひらに収まるコンパクトなサイズです。

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イヤーピースを外すとこのように丸みを帯びた”カナル型イヤホン”になっています。「EarFun Free Pro」はイヤーフックも付属することにより耳のフィット感がとてもよく豊かな「低音感」を実現しています。

「EarFun Free Pro」は「EarFun Air Pro」同様に周囲の音が聞こえにくいというカナル型のデメリットを”外音取り込み機能”を追加することで補っています。


EarFun Free Proの装着感・見た目は

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私は顔出しをしていないので、モデルさんの写真を載せました。装着感は文句なしです。小ぶりでフィット感のよいスマートな外観になっています。

ほとんど耳からはみ出すこともないので、ポロっと落としたくないランニングなどのスポーツ時にはもってこいだと思いました。

防水性能(IPX5)もしっかりあるので、雨の日に濡れる程度であれば全く問題なく使えるので、おすすめです。

EarFun Free Proの重量は

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イヤホンはL・Rの両耳あわせて「9g」とアンダー10gの最軽量モデルです。

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ケースは合計「41.1g」でした。

「EarFun Free Pro」と「EarFun Air Pro」の違いは?

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主な違いとしては、「ノイキャンの強さの違い」「ワイヤレス充電有無」「自動装着検出機能の有無」「通話マイク数」「音質」です。

音質面やノイキャンの強さでは「EarFun Air Pro」に軍配があがりますが、「Free Pro」もコスパ抜群の負けじと劣らず「ワイヤレス充電」「低遅延モード」など機能が充実しています。特にイヤーフックもつき「装着感」もとても良いです。

EarFun Air Proは以下で詳しくレビューしています。

EarFun Free Proの気になる点

・自動停止・再生機能を搭載してない

特に特筆して気になる点は正直、今のところありません。しいて言うならEarFun Airと比較して、自動停止・再生機能を搭載してない点です。

EarFun Free Proは自動停止・再生機能がないので、イヤホンを耳から外しても手動で操作して止めないと音楽が再生され続けます。

値段が安いだけにもはやこのぐらいの機能がなくてもそこまで気になる人も少ないかと思いますが。EarFun Air Proは耳からイヤホンを外すと自動で再生が止まります。

EarFun Free Proのおすすめポイント

①「ノイキャン機能」で周囲の雑音を気にせず音楽の世界に没頭できる
②「外音取り込み機能」で事故防止
③ワイヤレス充電対応
④通話機能もクリア(マイク4つ付属)
⑤人込みの中でも音楽がほとんど途切れない
⑥低遅延モードで「動画視聴」「ゲーム」もタイムラグも問題なし
⑦ノイキャン付ワイヤレス初心者にも優しい抜群コスパ

音質はドンシャリ系

「音質面」はKingGnuや米津玄師、ヨルシカ、YOASOBI、ずとまよと色々聞きましたが、結構「低音」がよく鳴ってロックが心地よい音質になっています。一方で、「シンバル」「ハイハット」「ピアノ」など中高域(2.5K~)もしっかり前に出ているV字型のF特性になっている印象です。中域のボーカルやギターは少し控えめでした。ドンシャリ音質が好きな人にはおすすめです。

ノイキャン性能は効果はしっかり感じられますが、値段もかなり¥6,000以下と抑えられているだけあり効きはAirPods Proなどと比較すると十分とまではいきません。

例えば、「電車のアナウンスもそれなりに聞き逃したくないけど、耳障りな音は消したい!」って人におすすめです。

ノイキャン性能も良すぎると不慮の事故にも繋がりかねないので、ほどほどの効きが良いって人も少なくはないのでしょうか。「外音取り込み機能」もしっかり付いているのでTPOに応じてうまく使い分ければいいと思います。

ノイキャン性能を最重視する方は2~3万円以上クラスのハイエンドイヤホンとなるAirPods Proをおすすめします。

¥6,000以下でノイキャンとワイヤレス充電に対応しているモデルははっきり言ってほぼありません。機能が付いているだけでもありがたいのですが、しっかり効果もあります。

ワイヤレス充電も実際にしてみましたが、問題ありませんでした。置いたらすぐに充電開始されるので、利便性もいいです。

「低遅延モード」も秀逸です。例えば電車通勤のサラリーマンや通学の学生さん達は満員電車などで、Bluetoothの接続環境が悪いことで、携帯での動画遅延が気になる方もいるかと思います。EarFun Free Proは「低遅延モード」があるので、

Bluetoothの接続環境が悪いと途切れないまでも、YouTubeなどの動画では遅延に気付くこともあると思いますが、そんな時に低遅延モードは役立ちます。

あとはアプリの「ゲーム」 での遅延が気になる人にもおすすめの機能です。

まとめ

今回は5000円台のコスパ良好のワイヤレスイヤホンを探している方へ向けて、「EarFun Free Pro」の実機レビューを紹介しました。

特に「ノイキャン機能」「外音取り込み機能」さらには最新のBluetooth5.2に対応し、ゲームや動画の低遅延モード、ワイヤレス充電などの多機能がついて¥6,000円(税込み)以下というコスパの良い破格な値段設定になっています。


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