ぼくらの3日間戦争(あるいは暇な空白氏との和解に至るまでの経緯)

そもそもの始まり

2021/5/18、当時相互フォロワーの遊牧民氏(https://twitter.com/megane2480)と蕎麦についてレスバを繰り広げていた暇な空白氏(https://twitter.com/Z4mibyc8FYL06mB)のツイートを複数回(記憶によれば3回程度)RTして感想を述べたところ、ブロックされるに至りました。
ブロック後のツイートを確認する限りでは私のアイコンが不快であるように見受けられたため、ブロック自体には納得をしていました。
元々蕎麦レスバに関してのマシュマロがちらほら来ていたのですが、被ブロックを切っ掛けにして暇な空白氏に関するマシュマロが増加する事になります。中には暇な空白氏を揶揄するようなマシュマロも含まれていましたが、他アカウントについてのマシュマロ対応と同じく深く考えずに全レスをしていました。
その後も定期的に暇な空白氏に関するマシュマロ・お題が届き、時には暇な空白氏が某アカウントと同性愛関係にある事を想起させるようなSS(所謂怪文書)も含まれていました。当時の私は他アカウントに対する怪文書と同じく「ネタ」「冗談」として楽しんでおり、暇な空白氏が不快に思っている事には思い至っておりませんでした。今となっては大変申し訳なく思います。

和解勧告

2021/9/7 16:41、暇な空白氏からDMが届きます。5月以降はずっとブロックされ続けていたため突然のDMに驚きましたが、内容を要約すると以下の通りでした。
・マシュマロやお題箱で続いている自分に対する投稿は誹謗中傷や名誉毀損であり、不法行為にあたると考えている。
・現在弁護士に依頼をして調査を進めており、IPアドレスを取得したので次の開示請求訴訟の前に和解の勧告として連絡した。
・現段階で和解に応じれば慰謝料は大幅に減額するが、開示請求から訴訟に至った場合は追加の調査費用および満額の慰謝料を請求する。
・和解するつもりはないが調査費用を請求されることに不服がある場合は、直接訴訟を提起できるよう住所氏名の開示を願う。


この時点で暇な空白氏から提示された和解条件は以下の3つでした。
(1)和解金として50万円の支払い(調査費用30万円+慰謝料20万円)
(2)過去の投稿の削除
(3)今後暇な空白氏に関する投稿をしないこと。

前述した通り、私としては暇な空白氏に関するマシュマロ・お題は冗談の一種であり、誹謗中傷であるとの認識がありませんでした。また、それまで一度も削除要請を受けていない状態だったため、弁護士に依頼してIPアドレスを取得したという一足飛びの展開に大変困惑したことを憶えています。
和解勧告DM内には該当の投稿についてのURLが含まれていなかったため、該当URLを提示して欲しい旨を伝えたところ、弁護士に確認した上で返答するとの返信があり、この日のやり取りは終了しました。
※私の方では並行して、知人に紹介して頂いた弁護士に上記の勧告について相談しておりました。

和解交渉

翌日、暇な空白氏より誹謗中傷と考えている投稿のURL(先方からの要請に従い削除済ですが、合計で26ツイートありました)および、こちらの弁護士に向けた文章として以下のDMが届きました。(内容はDMからの引用となります)

これでもまだ全部ではないのですが、これらのツイートから分かるとおり、あなたは私にRTで嫌がらせを試みてブロックされたことに激昂し、またブロックされていて私から見えないことを奇貨として、私が同性愛者であるかのような内容や女性に暴言を吐く、気狂いである等といった、私の名誉を毀損する投稿や、侮辱する投稿を数ヶ月に渡り繰り返してきました。
また、私のHNである暇な空白がが実名と同定されるHNであることを理解したうえで蕎麦や皿太郎などといったあだ名をつけて侮辱してきたこともあります。
これら一連の行為は当然に不法行為であると考えています。なお、リツイートした場合でもその内容が名誉毀損するものであれば不法行為が成立しますので、マシュマロやお題箱に回答する形であっても当然不法行為は成立するものと考えています。


上記のDMをこちらの弁護士に転送し、以下の内容について確認しました。
※回答内容についてはあくまで弁護士の見解となります。
(1)これらの投稿は名誉毀損にあたるのか? 開示請求は認められるのか?
 →対象全てでは無いが、一部については問題ありと言えるものが含まれていると思われ、最終的に開示される可能性が否定できない。
(2)和解金額は妥当か?
 →相場と比べればやや高めではあるものの、調査費用の全額が損害と認められる事例も増えており、実質的な慰謝料が20万円であれば十分認められうる。

弁護士からの回答を踏まえて、私から暇な空白氏に和解条件について以下の提案をさせて頂きました。
・条件(2)(3)についてはそのまま受け入れること。
・条件(1)については、削除要請を一度も受けていない段階で発生した調査費用の支払いは同意しかねるため、慰謝料分の20万円をもって和解金とできないか。

しかしながら提案については却下され、当初の条件以外では和解しない旨を改めて御返答頂きました。また補足として、訴訟に至った場合はより増額した慰謝料を請求する旨の御返信も頂きました。

和解締結

この時点で私が取りうる選択肢は以下の3つでした。
(1)和解及び氏名・住所の開示を拒否して、開示請求に任せる。
 →開示請求が通らなければ最もローコストだが通る可能性は否定できず、通った場合は裁判で請求される金額が大幅に増える上に弁護士費用もかかる。
(2)和解は拒否するが、氏名・住所を自ら開示して裁判で争う。
 →名誉毀損が認定されなかったとしても弁護士費用だけで30万前後のコストがかかり、少額でも慰謝料の支払いが発生した時点で裁判をするメリットが失われる。
(3)和解金50万円を支払う。
 →確実に50万円は失うが、手間と時間は最もかからない。

この3つを比較検討した結果、今回は(3)を選択しました。
(ええ、チキン野郎と呼んでいただいてかまいません……)

当初提案頂いた通りの和解条件を受け入れる旨を暇な空白氏に連絡し、先方の担当弁護士を通して和解の締結に至りました。
※実際は和解金の振り込みや誓約書の記入など細かいやり取りがありましたが、ここでは割愛します。

おわりに

私の感覚では、インターネット上での個人間のやり取りにおいて不快な投稿があった場合はまず削除を要請すると思っていましたので、今回のようなケースが発生しうるというのは勉強になりました。「何も言ってこない=気にしていないのだろう」という認識で暇な空白氏に不快な思いをさせた点については、改めて謝罪させて頂きます。
今後は同様のトラブルを起こさないよう、
投稿内容には気を付けていきたいと思います。
また、本件の対応について様々な助言を頂いた弁護士及び友人・知人の皆様にはこの場を借りてお礼申し上げます。

なお、本noteについては事前に暇な空白氏に内容を確認して頂き、和解条件の「今後暇な空白氏に関する投稿をしないこと」の例外として取り扱う約束を交わしております。
このため、お題箱などで暇な空白氏に関する投稿を頂いた場合は、和解条件遵守のため無反応とさせて頂きますのでよろしくお願いいたします。

余談

和解金の支払いで貯金が吹っ飛んでピーピーいっております。御支援頂ける方は、noteの投げ銭機能(本ページ下部の"サポートをする"より)か乞食リストからアマギフとか送ってただけると助かります。
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