タイタニック、いや、オリンピックや。
今日は何の日??
5月12日。
今日は何の日かご存じですか??
そう、皆さんご存じの『オリンピック』が・・・、
いや、そのオリンピックじゃない😐
そうか・・・、
相変わらずのワタクシ得意の独り相撲のようですな(´д`)
『タイタニック』はとても有名なんですが・・・。
『タイタニック』といえば、処女航海で氷山に衝突して沈没したことであまりにも有名です。
私が中学生の時にレオナルド・ディカプリオ主演の映画が大ヒットした思い出もありますね。
正直いってフネ好きの僕でも、
「フネを舞台にした映画なんか、流行らんやろ😒」
と思っていましたが、蓋を開ければ記録的大ヒット。
とある同級生の女子曰く、
「3回も見に行ったで😆また見に行くぅ😂」と豪語するくらい。
皆さん😐
この『タイタニック』・・・、
同じ形をしたフネ、あと2隻存在するのをご存じですか?
『オリンピック』級
そもそも、この『タイタニック』。
イギリスの海運会社”ホワイト・スター・ライン”社が、ライバルである”キュナードライン”社の新鋭船『ルシタニア』級2隻に対抗して建造した3隻の客船のうち、2番目のものです。
3隻とも基本的に同じ設計なので、見た目はほとんど同じです。
その一隻目の客船こそがそう・・・、
『オリンピック』なのです🤪
2隻目となる『タイタニック』は先述の通り、処女航海の途中、1912年4月14日の深夜に氷山に衝突して沈没したことであまりにも有名です。
そして最後の3隻目『ブリタニック』は、少し遅れて1915年に完成します。
『ブリタニック』の写真を見て分かるように、救命ボートの数を大幅に増やしています。
増やすのは当然としても、もう少し見た目に気を遣うことはできなかったのか😒と思う気はします。
船体構造も『タイタニック』の教訓を踏まえて改良されています。
しかし、彼女も悲しい末路をたどります。
完成した1915年でお察しの通り、このとき既に第一次世界大戦が始まっていたのです。
彼女は病院船としてイギリス海軍に徴用され、1916年11月21日にエーゲ海にて沈没しています。
ひとり残った『オリンピック』婆さん
薄幸だった妹たちと違い、長女の『オリンピック』は逆に強運に恵まれています。
というより彼女・・・、
事故を起こすか、はたまた巻き込まれてばかりの”船生”なんですよね。
1911年に完成した彼女は、その処女航海で早速やらかします。
目的地ニューヨークの港に着いたは良いものの、そこでタグボートを引っかけて沈没させかけます。
そして、その年の9月に今度はイギリス海軍の巡洋艦『ホーク』と衝突事故を引き起こすなど、散々な出だしです(ただ、どちらの過失が大きいかは不明です)。
ちなみに、この事故をきっかけとして、『オリンピック』と『タイタニック』を入れ替えて・・・という陰謀論があります。
1914年10月、第一次世界大戦開戦早々、とんでもない事故に遭遇します。
そりゃ、ビビりますよ😐
今にも戦艦が沈みかけてるんやから・・・。
キングジョージ5世級戦艦4番艦『オーディシャス』。
前年8月に完成、就役したばかりの新鋭艦です。
この海域にドイツの軍艦が機雷を仕掛けており、それに引っかかってしまったのです。
とりあえず、乗組員を収容して、引っ張っていこうと試みます。
しかし折悪しく、荒天のせいでワイヤーが切れてしまい失敗。
その後も様々な手を尽くしますが、とうとう転覆してしまい、晩に入ってから爆発を起こし沈没。
そして1918年の今日、5月12日。
輸送船として活動中だった彼女は、大西洋上でドイツ潜水艦『U-103』から攻撃を受け、何とか回避します。
普通なら、そのままその場を全速で立ち去るのがセオリーです。
しかし彼女は、何を血○よったか・・・、
「フザけんな😠ク○野郎😈」
「ちょい待たんかい、ゴルァ😡」
と啖呵を切ったかどうかは知りませんが、
なんと、攻撃してきたU-103に向かって突進し始めたのです。
そして本当に体当たり攻撃をかけて、沈没させてしまったのです。
商船が潜水艦に体当たり攻撃を仕掛けて、実際に戦果を挙げた希少な事例として有名です。
そうこうして、第一次世界大戦が終結。
そして彼女は、再び客船として復帰します。
ながらく大西洋航路で活躍し、都合500回もの大西洋横断を果たします。
これまでの武勇伝から、”Old Reliable”『頼もしいバ○アおばあちゃん』と呼んで親しまれます。
しかし彼女、最後にまたやらかします😒
1934年5月14日深夜、濃霧の中、アメリカの灯台船にまたも体当たりして沈没させてしまいます。
この事故で、灯台船の乗員7名が死亡します。
濃霧という極めて悪い条件だったとはいえ、最後の最後にケチをつけてしまった格好です。
翌1935年に引退、そして解体されます。
ちなみに言うと、彼女・・・。
いま紹介した以外にも、様々な事故and同未遂がいくつもあります👽
もう・・・、
とても紹介しきれないので、割愛します😒
それでも・・・、説明のつかないことは、やっぱりある。
こんなに事故に遭遇して生き残るフネはあまりありません。
私は・・・、
個人的に人智を超えたナニか・・・。
というものを盲信する性格ではありません。
ただ・・・、
理屈では説明できないような、何か(事故etc.)に遭遇し続けるフネは確かに、個人的な経験上においても有りましたね・・・。
もちろん、彼女が遭遇したケースは、明らかな原因があって、適切な対策が事前に為されていれば、ほとんどが防ぎ得たものです。
すなわち、例えば「霊的な・・・😈」とか「神の・・・」なんてことはあり得ません。
その一方で、さすがに一隻のフネでこんなにトラブルに遭遇し続けると、言葉にならない「・・・(´д`)」と思ってもしまうのです。
クルマや電車、飛行機などでは、そういった話はあまり耳にしませんが(これらは一発でおシャカですからね・・・)、フネではそういう話はたまに聞きますね。
『オリンピック』の遺産
1936年に解体された『オリンピック』。
しかし、その内装の一部はその際にキレイに剥ぎ取られて、屋敷の内装に転用されています。
そしてさらに2000年。
この年に竣工・就航したクルーズ客船『セレブリティ・ミレニアム』のダイニングの内装としてさらに再転用されています。
そのほかには、ホテルの内装としても使われており、現在も現役のようですね😄
思えば、『オリンピック』が完成してから112年もの月日が経っているんですね。
今から100年前がもう20世紀に入っているのかと思うと、「我ながら年をとったな・・・😒」と、要らない感傷に浸ってしまいます。
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