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超会議(ボカニコ)について

超会議を終えてしばらく経ち、僕自身としてもようやく落ち着きを取り戻してきた頃合いなので振り返っていろいろと書いてみようという試みです。

↑なんかとりが出演してました。

プレミアの方などはタイムシフトとかで見れるかもなのでよければ是非。

終えてみて、本当に幸せな空間だったと感じています。
にこにこしながら反応や感想を見返したり思い返したりして嬉しいな~って思うなどしてました。

この記事ではそんな超会議出演までの経緯だったり感想、どういう事を思っていたのかをぐだぐだと語ることになると思います。

たぶんネガティブな話題も含みますし、不誠実になってしまうかもという内容も含みますのでここであらかじめ保険を張らせてください…。
そういうのやだなって思う方は引き返してくれると嬉しい。

大丈夫かもって方は何卒、とりの戯言にお付き合いをばよろしくお願いします。





出演までの経緯

えぇ!????!??!ワイですか????????ってなった

概ね見出しで感想を述べちゃいましたが実際当日、舞台に登壇するまでというかまぁ今生放送のアーカイブなど見返してても思うんですけどだいたいの感想まーーーーじでこれです。

そもそも、自分はまだまだ未熟であると強く自覚しているつもりで、
所謂「強ぇボカロP」には並べていないとほとと感じながら日々を過ごしてる一般ボカロPのとりだと思っていました。

前回のボカコレにて投稿させていただいた楽曲、0001が一定の評価を受けてようやくある程度折り合いをつけることが出来るようになってきた頃合いの話です。


実は勘違いをしていたとり

ある日届いたメールを狂ったように読み返しながら、自室で勝手にキョドるとりが一匹いました。

それというのもある日突然
【ご出演依頼】ニコニコ超会議2024「超ボカニコ」
というメールをいただいたことに起因します。

…え?ってなるでしょそりゃ。

出演????????????


確かに前回のボカコレではある程度評価を受けたけどボカニコって半端ねぇクソ強ぇボカロPの集う天下一舞踏会みたいな場所でしょ????????


え??????????????ワイ???????????


というように無限自問自答編を延々と繰り返しながら届いた文書を読み進めるとり。

そこにはこんなひと文。

「この度はボカコレ2024冬、
 ボカニコ賞にご参加いただきありがとうございます。」





…?






…?









あ!!!!!!!!!!!!!!!これか!!!!!!!!!!!!!!!

ようやく気付いた


当時、コレに応募していたことにガチで気が付いて無くてメールを貰った当初はありえん驚いていたのを覚えています。

というのも、実はこのとり本気で勘違いをしていたんですが
この賞、
「今後開催されるボカニコで自分の曲を流してもらえる権利」
だと思ってたんですね。

…今にして思うとんな訳ねぇだろとしか思えない勘違いなんですけど
直前でボカニコナイト見ちゃったせいでどういう経緯かわからんのですけど本気でそう思ってて、普通に救いようがない間違いをしていた訳なんですね。

というか、なんかしらの賞がもらえるかもって聞いていろいろとタグを漁っている時に「まぁ、俺が受賞するはずもないしな」みたいなマインドで気楽にタグをつけた記憶があります。

「ワイの曲流してもらえたら超うれしい!儲けもんや、つけたれw」ピコー
じゃねえよもっとちゃんと文章読め出演って書いてあるだろ!!!!

当然ですがこんなとりなのでDJの経験など微塵にもなく、
このメールを頂いた時にありえんキョドってたのはそういう感じです。


そんな感じでメールを受け取ったはいいものの、
すごく悩んだんです。
勘違いが発端ですし、ボカコレ投稿作にはこのタグをつけている方は
他にも沢山いて、
DJが得意そうで俺なんかよりもそういう事に向いた楽曲も沢山ある。

俺なんかがこれを承諾してしまうのはすごく不誠実でしかないんじゃないかってめちゃくちゃ悩みました。

なにより、そうして壇上に立つ経験もこれまでの人生で多くも無く、
シンプルに恐怖心があったというのもあります。

でも、こういったお話を頂けるのは嬉しいし
なにより、参考にと頂いた過去の出演者たちの動画を見て純粋に
楽しそうだな、と思ってしまったのもあって
未経験かつ勘違いが発足なのに出演したいですとお返事をしてしまいました。

今でこそメインテーマに0001を選んでいただいて、
DJとしてもその文脈があって選ばれたのだと言えないこともないんですがこの時はまだメインテーマに選ばれるというご連絡はいただいておらず、
本当にただの一般人としてDJに乗り込む決意でお返事をしました。


セトリについて


セトリに関して、いろいろな方から良かったと言ってもらえて終えてみればすごく感謝と安心でいっぱいでした。

というのもDJというのは完全に未経験であり、
クラブなどへ足を運んだこともほとんどないが故に
どういう楽曲の選択をすれば良いのかわからず、
かなり自分本位で選んだ楽曲群だったからです。

コメントで「この人俺らだろ!」って言われた時はちょっとほくそ笑むなどしてました。そうだよ。

このセトリについて、すべての楽曲について話していくと文字数が冗談抜きで3万文字くらいいっちゃうのである程度省き、
どうしてこのようなセットリストになったか、
その中でも特筆すべき楽曲についていろいろと感想を述べますね。

テーマは「大好きを未来まで繋げる」

まず、どういう楽曲を流そうか考えたときの話なんですけど
一番最初に思ったのは
"俺"は求められてないだろうな
という客観的な事実でした。

お客さんたちはどういったものを見たいと思うのだろう、
と考えたときに僕に関しては真っ先に省くべきなのは”俺の曲たち”だと思ったんですね

だからこそ自分の楽曲を省いていった結果、直近のボカコレで投稿した0001だけが残った感じです。

0001は直近で評価を受けた楽曲だし、だからこそできるだろうセトリもあるだろうという事で少しずつセトリを組み上げていきました。

そうして自分の大好きな楽曲たちを流して、それらが衰退してしまった事を表現して最後に0001でさらにその先へと繋げる、そんなイメージで
0001が一番効果を発揮できるような構成にへと自然になっていきました。

それを言語化してみたとき、「大好きを未来まで繋げる」といった言葉になっていったという感じです。


特筆すべき楽曲について


色々と語りたい事ではあるのですが先述した通りある程度省き、
僕が特に語りたい曲をピックアップして感想を述べていきます。


■レゾナル/きさら

僕にとって始まりの楽曲だったから開幕に選びました。

今でもスターダストメドレー等、最前線で大活躍してるきさらさん
比較的初期の楽曲ですね。

当時、ボカロPとして「幻想ノスタルジア」を投稿してしばらく次のどんなものを作ろうか悩んでいた時に耳にしたのがこの曲で、
素直に「なんて可愛いんだ!!!!!!!!!!!!」ってあまりにも情緒をぐちゃぐちゃのぐちゃにされたのが発端です。

数日後に鳴花ポチってて草。


でもそれくらい衝撃を受けたのは確かなんです。

振り返ってみて、この楽曲がなかったら今とはだいぶ違う作風になってたんだろうなって思うくらいには明確な「始まりの楽曲」だったのでセトリからは絶対に外せない一曲だった感じです。

この次に繋げた二息歩行は
・ねぇママ、僕好きな人ができたんだ
という歌詞繋がりを意識。
母親に鳴花とかいうやべぇ激烈キュート存在を伝えるため
&これからの楽曲たちの傾向を印象付けるための繋ぎでした。

■ブルーウィッチクラフト/一筆かもめ

初めて聞いた時に情緒が死んだシリーズその1。


当時、耳にした時からずっとこの曲は大好きで楽曲としての完成度の高さ、それなのにすごく切なくて胸を締め付ける歌詞を見て本当にぐちゃぐちゃのぐちゃの涙ぼろろろになった記憶。本当に衝撃を受けた曲。

元々、この一筆かもめさんのサウンドは死ぬほど好みで、僕が本来やりたかった作風のひとつでもあります。セトリの傾向を見てもらえれば解るけどバンドサウンドがとにかく大好きなんですよね。

あの時代のボカロがあったからこそ憧れたけど、僕にはそういう楽曲は作れなかった。純粋に得意じゃないんでしょうね。

だからこそ、この方には本当に強い憧れと尊敬を抱いていて、そのうえでこうした大きな舞台で好きな曲を流せるというなら流さないという選択肢はどこにもなかった。そのため、あの楽曲群の中でいきなりぶち込まれた形になります。

直前の楽曲であるテオとは「青の魔法」繋がり、
直後のアンヘルは鳴花繋がりって感じですね。

特にテオとの繋がりである「魔法」というキーワードは僕自身が強く想う所があって、こうした現実には則さない”魔法”という概念がすごく愛おしいと感じる人間なのです。

古い楽曲にはなりますが、トーマさんの骸骨楽団とリリアという楽曲にて歌われた

何年経って会えた音に魔法みたいな恋をしたい

骸骨楽団とリリア



という1フレーズに僕はずっと心を奪われ続けていて、
こうした概念的な魔法という言葉を

一生涯胸中を彩ってくれるもの
その影を微かに掴んだ気がしたんだよ

ブルーウィッチクラフト


という言葉を通して表現してくれているような気がして、
勝手に強いシンパシーを抱いているような気がします。

かもめファンボなんです。許せ、、、


■決戦前夜/ホノ

初めて聞いた時に情緒が死んだシリーズその2。

ねえ、覚えてる?

決戦前夜


とサビ歌われたその時、いろいろな思い出が蘇ってすげーーーーー泣いてしまった曲忘れるわけねえだろ。

元々、ホノさんもサウンドがすごく好きで密かに追っていたボカロPの方なのですが、そんな方から唐突にお出しされた情緒的な曲に凄まじい右ストレートを食らって勝手に死ぬなどしていました。

改めて歌詞を振り返るとこの曲は
ミクの目線から語り、これまでの歩みを振り返るような、
それでいてどこまでも前を向いていて、ほかの誰でもない”貴方”との明日をその瞳に焼き付け続けているような儚いミクの姿を映し出している。

そんなミクさんはきっと僕らの傍にもいるんだろうな、といつ聞いても暖かくて優しい気持ちになれる曲だと思っています。

セトリの意図としては前半戦の終わり、
これまでの”大好き”達とは違ったものを流し始めるための
文字通り、「決戦前夜」として使用しました。

それまでに流した大好き達を振り返って、

ねえ、覚えてる?
目をこすりながら
一緒に前を向いたこと
ねえ、明日から
何が生まれるのかな

決戦前夜

とどうしてもホノさんのミクに歌い上げてほしかったという気持ちがあったんです。

この曲、タイトルも含めて歌詞とのギャップが本当におしゃれですよね。
超好き…


■人マニア/原口沙輔

そうして生まれたもの

えー…そんな楽曲の次が人マニアです。

個人的に人マニアは流す予定が無かったんですけど、
セトリ提出の直前になって突如として滑り込んできた曲です。
なんだお前!?ってなってたのはたぶんDJ聞いてればみんなも同じ気持ちになったはず。俺も

純粋に、イントロが強すぎてあれ流すだけで一瞬で繋がっちゃうから超万能楽曲だと思います(暴論)

実際、いろんな楽曲を繋げて遊んでた時に次の楽曲に一番きれいにつながったのがこれで、内容としても人を皮肉ったような、人を食ったような歌詞が中盤でやりたかった"崩壊、衰退"へと繋がるかなと思い採用しました。

やたらめったら刻んだりヒメミコの音声を入れていたのは
直前に原口さんのDJプレイを見て
「楽しそうだから俺もこういう感じに遊びたい(;´Д`)」
ってなったから刻みました。

超楽しかった。(小並感)

■砂の惑星/ハチ

まず、前提として僕はこの曲の事が好きだし好きじゃないです。
今聴いてもすごく複雑な気持ちになる曲。

当時、純粋なリスナーだった僕からしたら
自分の大好きだった空間を唐突に

今後千年草も生えない 砂の惑星さ

砂の惑星


と形容されて怒りを覚えないわけがないんです。

本当に嫌だった。

でも、それにいろいろな想いがあったことは知っているし
結果的にこの曲がいまのボカロ環境に影響していることも知っている。

それでも、貴方にだけはそういう事を言ってほしくなかったんだよ、
俺たちは純粋な愛を聴けると信じてたんだよと思っていた記憶があります。

セトリの意図としては純粋に、"明確な終わり"です。
この曲が投稿された当時、ボカロ、及びニコニコは衰退していると客観的に思わざるを得ない状況で、そんな状況下で投稿されたこの曲はあまりにも的確にその状況を風刺していました。
解釈の悪魔、と形容される片鱗が見えますね。

イントロの段階でそうした"終末感"を感じ取ってもらえたらな、
と思いあのタイミングで繋げることにしてみました。

■熱異常/いよわ-Aliey:s Remix

砂の惑星から続く形で、この曲を流さないのは絶対に在り得なかったと断言できるくらい、このセトリ中では思い入れがある曲だったりします。

以前の記事でも述べたように、そもそも熱異常という楽曲が0001の発端みたな部分ありますしね。

その中でも今回唯一の他者のRemixとして採用したのがこのAliey:sさんのRemixでした。

初めて聞いた時、ミクがボーカルであるという事も含めてすごく印象に残っていて、今回僕が語りたかった文脈にあまりにも沿っていたのでご連絡をさせて頂いた形になります。

まだ聞いていない方はぜひ動画も交えて聴いてほしいです。飛ぶぞ。

どこか儚くて、幻想的な旋律の中にただただ生々しくて物々しいミクの歌声、それだけでも僕としては本当に印象に残っていたのですが、
ラスサビのミクがメガホンと花を片手に黒い星に立ち向かっている場面を見てめちゃくちゃ涙が出てしまった。

抗えない終わりに、何かを残そうと立ち上がったミクは
黒い星をまっすぐ見つめながら何を歌っていたんだろう、
どんな想いを声に残したんだろう。

そんな感情が今でもずっとずっと残り続けています。

■0001/とりぴよ

それらの楽曲から初音ミクの消失を経て、ガラクタが音を鳴らします。

今回のセトリで唯一のオリジナル楽曲、0001です。

この曲には本当に沢山の想いを込めていて、
それが紆余曲折合ってこうした場で流せた、という事実は僕にとって一生の宝物であり、誇りです。

実はセトリを組んでいた段階ではまだメインテーマに採用されるという話は来ておらず、どうやって流すかをすごく悩んだ記憶があります。

この楽曲ってどこを抜き出しても成立がしないんですよね。
ストーリー性が本当に強い楽曲になってしまっているので、
フルで流さないと成立しない楽曲であると当時からずっと思っていました。

4分も尺を使ってわざわざオリジナル曲を流すのもなあ、というDJとしての葛藤とそれでもフルじゃないと成立しないよなあ、というとりぴよとしての葛藤がせめぎ合ってぐぬぬぬぬとなっていたのを覚えています。

それからメインテーマ採用のお話しを聞き、
各所のクラブイベントなどで流してもらえたこと、
SNSで「フルじゃないと意味がない」と僕と同じ考えの人がいた事など
いろんなことが起きて今回のセトリで唯一最初から最後までカット部分一切なしのフルで流すことになりました。

メインテーマ、という大義名分を頂いたうえでこの曲を流せたのは嬉しかったのですが、なによりそれによって表現したかった事に説得力が生まれた気がして本当に嬉しかったです。

表現者、創作者としてこれ以上の喜びは無いです。
改めて、尽力して頂いた方、聴いてくれた方、感想をくれた方全員に本当に感謝です。


■ray/BUMP OF CHICKEN-とりぴよ Remix

そして、ここからはその後のおはなし。
ひとりぼっちになった歌姫、Diva-0001の旅路を表現したRemixになります。

以前の記事でも書いたのですが、rayという曲は僕の中で0001の始まりとなった楽曲です。

全体の雰囲気、というか纏う雰囲気を多分に参考にした曲でもあり、いつかきっとDiva-0001はこの曲を口ずさんでくれるんだろうなと思った内容を僕なりに精一杯表現してみたRemixになります。

楽曲としては以前より使ってみたかったメロトロン音源を用いて切なく、どこかノスタルジックに仕上げつつ、
""紛い物の歌姫""であるDiva-0001を象徴したピコピコサウンドを散りばめています。

あとは大きなアレンジは特に加えておらず、
元から原曲を崩すようなアレンジがあまり好きではないため
基本は原曲に忠実に、サウンド面からのアプローチでRemixを行うという以前投稿したバビロンに近い手法で仕上げました。

最後、ラスサビで実はレイが一緒に歌ってくれているのですが、
ここは最後まで歌声を重ねるか迷いました。

でも、きっとDiva-0001はその歌声を導に歩いていくんだろうな、と
僕の中でふと思った時に採用を決定し、今の形になったという感じです。



■一千光年/いよわ-とりぴよ Remix

実は0001という楽曲を投稿した当初から一千光年のRemixは作りたいなと思っていました。

以前の記事にもある通り、熱異常と一千光年の対比から始まったこの楽曲の着地地点はこの楽曲以外あり得ない、とボカニコの出演依頼を頂くずっと前から思っていて、どこかのタイミングで投稿したいなと考えていました。

今回、主演のお誘いを頂いたその瞬間からトリを務めるのはこの楽曲と決まっていて、そのためにDiva-0001の旅路の終着点を描いたものとして改めて作ってみたという感じです。

楽曲としてはDiva-0001の一人の旅路を描く1番
そして彼女の軌跡を追う"誰かたち"とその軌跡の行く末2番で表現してみたつもりです。

また、楽曲中で裏の「ああああああああああああああああああ」のとこは実はずっとレイが歌ってくれています。
会場だと導入が省かれていたので解り難かったのですが実はこの一千光年はオレンジ色の光がずっと導いてくれていました。

1番の道中、Diva-0001が沢山転ぶのもその旅路を表現したかったから。
何度も転んで、それでもきっと前向いて立ちあがるんだろうな、そんなことを想いながらアレンジを進めていきました。

きっと、そこから何年も、何十年も、何千年だって歩き続けて。
今度は君が残した光を誰かが道導にしていくんだろうな。

そんなふうにこのアレンジは仕上げました。


ちなみに原曲素材に関して何ですが、
以前配布されていたRemix素材をDLしていなくていよわさん本人に直接連絡してお借りさせていただきました。

実際使用したのはボーカル素材の一部とアウトロとして使用した原曲イントロ部分くらいなのですが、快くお借りさせて頂けて本当に感謝でした。

この場を借りて勝手に改めて感謝・・・!!!!!!!!!!!!!!!!!します!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

余談ではあるけど楽曲中でDiva-0001転ぶ回数は全部で7回です。
最近の曲に対するちょっとしたリスペクトを込めて。


そのほかの楽曲に対する一言コメントなど

文字数の関係で省いちゃった楽曲たちに対する感想です。
せっかくだし俺のすきすきだいすきを発表させてくれ

■二息歩行/DECO*27
→まだ雛鳥だった頃に聴いてかっこええな~ってずっと思ってた曲。
 ヴァンパイアが流行ったとき、この曲の人ってわからなくて超びびった。

■シャルル/バルーン
→狂ったように聴いてた曲シリーズその1。
 歌詞の儚さもそうだけどメロディに衝撃を受けた曲。

■エンヴィキャットウォーク/トーマ
→狂ったように聴いてた曲シリーズその2。
 ここは骸骨楽団とリリアにするかですごく迷った。
 トーマさんの楽曲を代表する意味で選曲。

■テオ/omoi
→実はテオが出ていた当時はボカロから離れていて、
 最近になって改めて聴いて感動した曲だったり。
 こういうロックサウンド超好きです。

■アンヘル/かいりきベア
→かっこいいよね~~~~ミコトのデモソングってマジ?
 サビの爆発感でぶちあがるつもりで選曲。

■ブリキノダンス/日向電工
■ワールズエンド・ダンスホール/wowaka

→せっかくなのでまとめて。
 もともと似てるな~って思ってたのでくっ付けてみたらぴったりでびっくり、そのまま流してみる事に。
 どちらもここに来るまで超聴いてた楽曲だったので、
 流さない選択肢はなかった。確定演出。

■テレキャスタービーボーイ/すりぃ
→ブリキのアウトロに合わせる形でぶち込んでみたら思ったよりもハマったのでそのまま採用。
 実は直前までエゴロックにするかで悩んだ。この人の曲かっこよすぎて好き。

■ロキ/みきとP
→純粋に好きではあるんですけど、実は次の十面相へ繋げるために選曲した意味合いが大きい。
 イントロ流すだけでフロア湧く曲って言ったらたぶんこれだよな~って気持ちもある。

■十面相/YM
→狂ったように聴いてた曲シリーズその3。
 これは特に比喩とかではなく何百回も聴いてたんじゃないかな。
 大好きを連れてくなら、と真っ先に候補に挙がったため選曲。

■Q/椎名もた
→ラスサビの入りから不意打ちに近い形で流れ出すのは
 当初から決まっていたが、何度もやり直してしっくりくるまで時間かかったな~ってなっている楽曲。
 もし俺が観客に居たとして、この曲を流されたら間違いなく泣いてしまうので絶対流したると思った。

■チルドレンレコード/じん(自然の敵P)
→狂ったように聴いてた曲シリーズその4。
 俺らの世代でこの曲聴いてないやついる???おらんよな???
 みんなが青春と呼んでいたように、俺にとってもすごく大事な青春の歌なんです。流さないっていう選択肢がなかった曲。

■初音ミクの消失/cosMo@暴走P
初音ミクという存在の終着点を示すのであれば、この楽曲以上に最適なものはないだろうと思い選曲。
 0001に繋げる形で一度明確な終わりを示唆するために、
 これだけは絶対に外せないと早い段階でセトリに組み込んでいました。

というような感じで選んだり選ばなかったり。
今回のボカニコはたぶん、最初で最後の大舞台になるんだろうなと強く感じていて(もう呼ばれることないだろっていう気持ち)自分としても特にやりたかった奴を厳選して持っていく形になりました。


 

終わってみて

改めて、他の出演者の方々のようにカッコいいものではなかったけれど、
僕なりにほかの人では絶対にできないことができたと感じていて、
大好きを繋げていくその過程で上がった歓声などもあってすごく満足なDJができたと勝手に思っています。

僕自身、あまり盛り上げ上手ではないしそもそも声出しもあまり得意じゃなくて結果的にボディランゲージで表現するしか無くて生放送を見返してみると哀れにわたわた踊っててちょっと面白かった。酔っぱらってる時の俺みたいになってたし普段身体とか動かさないから普通に足グネってめちゃくちゃ今でも痛い。

それでも改めてアーカイブを見返してしまうくらいには今回のボカニコは僕にとっての大成功だったと思っています。
だからこそ、本当に一生モノの宝物で、これから先の人生でもずっと何回でも思い出すんだろうなって確信を持って言えます。

見に来てくれた人達に本当に感謝です。

改めてちゃんと言うと、
今回のDJは所謂「一本wav」と呼ばれる形式で
あらかじめ繋げてきた音声を流すものでした。

これもすっごく悩んだんですが、
依頼を受けて一月程度の付け焼刃なプレイをするくらいだったら
クオリティを上げていく方向性で一本wavに絞ろう、
という事があって今回はこのような形になりました。

そのため、フロアの盛り上がりが悪くても
楽曲の変更やセトリの変更はできず、
決め打ちにも近い形でのDJとなりました。

それでも、あれだけ盛り上がってくれてすごく嬉しかったです。
僕の大好きも、表現したかった事もちゃんとあの会場を通じてきてくれた
人たちに伝わった気がして本当にただただ嬉しかったんです。

0001という楽曲を作ったとき、
「大丈夫、きっとこれを見に来てくれる人たちには伝わるはず」
という絶対的な信頼をしていたのですが今回のボカニコも同じように、
何度も自分を言い聞かせながら来てくれる人たちを
信頼しながら作っていました。

だからこそ、それに応えてくれた、来てくれた人たちに
本当に心から感謝しています。本当にありがとう。

俺の大好きをちゃんとみんなも好きでいてくれてありがとうね。


最後に、ちょっとしたサプライズ…でもないんですけどここまでわざわざ見てくれた方向けにちょっとしたお礼を。

どこかのタイミングできちんと動画にして出すとは思うんだけど、
もう少しだけ時間がかかるとは思うからそれまではここから聴いてくれると嬉しい。

再配布とかはちょっとしないで欲しいんだけど、
聴くだけなら好きに使ってもらって構わない
イベントとかで流しても問題ないです。
(元の音源製作者さまに影響がなければですけど)


もし、それで少しでも光と未来を感じ取ってくれたのなら。
きっと本当にどこまでも続いてくはずだって信じてるから。

またどこかで路が交わることがあれば、
その時はどうか一緒に楽しんで、見守ってあげてくれると嬉しいです。


それでは、またどこかで!




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