応援するだっちゃ!【創作大賞感想】
ハミングバードさんが「創作大賞2024」の「ホラー小説部門」にエントリーされた作品を、世界中のイチイの果実を結集して応援するだっちゃ!
その前に、応援ソングをお届けします!
『うる星やつら』のOPソング【ラムのラブソング】の替え歌です。
応援するだっちゃ❣️
皆んなも歌ってね!
さて、気を取り直して……
ハミングバードさんと言えば、「絵文字」と「擬音」を調和させた「エモジギオン文学」の創始者として、SNS界に名を馳せる文鳥文豪ですが、なんと、今回は「エモジギオン」をほぼ封印し、真摯に文芸と向き合った渾身の作品となっております。
全五話からなる連載ものとしてご投稿されましたが、中の三話はオムニバス形式になっており、それぞれが独立したショートショートとしても秀逸な出来です。
全体としては「メタ構造」とでも言いましょうか、オムニバスの三話は作中作品として登場するのです。
まず、この構成がすごく秀逸!
単なるメタではなく、作品の外と中の結び付きが巧みで、しかもこの三話は……いや、最初の二話は、皆さんの身近にも一人や二人は絶対にいる、若しくはいたことがある、ちょっと「アレ」な人がネタになっており、共感と共に胸スカ感もあり、アイロニックな笑いもあり……そう、ホラーなのにめちゃくちゃ面白いのです。
三話目は、ハミングバードさんしか思い付かない発想で、ハミングバードさんらしい作品です。
少し「エモジギオン文学」も入っておりますが、読めば分かりますけど、これはまさに「狂気」!
めっちゃシュールで笑えるのに、怖いんです!
笑いとホラーをこれほど見事に融合した作品は、他に類を見ないと思います!
そして、最終話で明かされる、ある「仕掛け」に、読者はきっとぞくっとするでしょう!
未読の方は、是非読んでみてくださいね!
その作品はこちらです。