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128.幸せな日々、悩みの種

もうすぐ娘が6か月になります。
成長が著しいです。

例えば。

1か月ほど前に寝返りができるようになって以来、何が何でも寝返りをしてやるぞ!という気迫が見えるくらい、隙があれば寝返りをします。


ベビーベッドの上ではもちろん、クーファン、バウンサー、妻の膝の上。おむつを替えているとき、洋服の脱ぎ着の際。寝る前。起きた後。
娘一人分のスペースがある場所ではとにかく、ぐるり、と回ります。新しく覚えた言葉を何度も使いたくなるみたいに、赤ちゃんだって、新しくできるようになったことをいっぱいやりたいのかもしれません。

寝返りをする前は、おむつを替えることが簡単だと思っていました。不慣れな僕でも何度か経験すれば簡単に取り替えできるくらいの作業だったからです。
それが今や、ぐるんぐるん、回ってしまうものですから、うんちをしているときなんかは冷や汗をかきながら懸命におむつを替えています。

新しくできるようになったことを発見するのは本当に嬉しく、そのたびに感動するのですが、こちらが注意しないといけないことがどんどんと増えていく気がします。
 
まだハイハイは出来ないのですが、足で床を蹴り上げてグッと、前のめりになることで、数センチほど前に進む術を覚えました。
このハイハイもどきを「ずりばい」と呼ぶようです。
腕の使い方がまだ上手ではないので、ハイハイのように繰り返し前進することはできないのですが、いつもなら届かない場所にあったおもちゃを気が付いたら手に持っているときがあります。

素晴らしい。

赤ちゃん特有のムチムチの下半身を持っている娘ですから、ハイハイができるようになる日も近いかもしれません。それは大変嬉しいことで、娘にとっても行動範囲が広がり、世界が変わることでしょう。
ただ、夜中、僕や妻がまだ寝ているときにムクっと起きて、移動していたら、と考えるとゾッとします。
しっかりと環境を整えておけば問題はないのですが、動き回った挙句、何かの拍子にベビーベッドから落ちてしまう、なんてことも考えられます。

本当に心配です。

今まで自分のことを心配性だと思うことはあまりなかったのですが、娘が産まれてからというもの、僕の心配性は坂道を転がるように加速していき、ちょっとやそっとの障害物では止まらないほど大きなものになってしまいました…。
こうして親というものは子供が可愛過ぎるあまり、過度な心配をしてしまい、過保護になってしまうのでしょう。気をつけねばなりません。


娘が可愛過ぎる問題ですが、他のところにも影響が出ております。

妻がことあるごとに
「娘ちゃんが可愛過ぎる…!このまま成長が止まってくれてもいいのに…!!」
といったことを口にします。

僕以上に、日々の娘の成長を目の当たりにしている妻です。毎日何かしら新しいことができるようになる娘に対して、その成長速度を喜びならがも、すさまじいスピードで通過してしまう「今の娘」の姿を惜しんでいるのでしょう。

ただし「娘ちゃんが可愛過ぎる…!このまま成長が止まってくれてもいいのに…!!」問題は今に始まったことではありません。

妻は「今が一番かわいい!」といった趣旨の発言を、たぶん娘が新生児のときからずっと言い続けています。
つまり、娘の可愛さはとどまることを知らず、全盛期を更新し続けているのです。

僕の心配性問題と、妻の成長止まってくれ問題。
2つの悩みの種は蒔かれるや否や芽を出し、図太い根を張ってしまいました。
ちょっとやそっとの力では引っこ抜くことはできないでしょう。

幸せな日々の中、幸せ過ぎるがあまり、変な悩み事が出来てしまいました。
向こう何年、はたまた何十年か、僕と妻は、それぞれの悩みに頭を抱えることでしょう。
大変だ…。

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