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和菓子と小豆のはなし

皆さん、和菓子好きですか?
私が小さい頃ってもうずいぶんと前ですが、昭和の終わりはそんなにいっぱいお菓子ってなかったんですよね。というか与えられてなかったのかな?もしかしたら近所に駄菓子屋がなかったからかな?僕が幼少期育った、奈良の実家の、県道を挟んだ向かいにあった築山商店に売ってたお菓子は、グリコや森永のキャラメルとか、酢昆布とか、サクマドロップとか、THE昭和のお菓子たちだけでした。

で、たまーに、どっか行ったときとか、なにかの行事のときとかに、箱に入った、少し高級な和菓子を買ってきてもらえるんです。といっても、僕に買ってくるんじゃなくて、仏壇にお供えする用とか、お客さん用とかなので(当時は子供の要望なんて二の次三の次でしたよね)、僕にとっての当時の和菓子は特別だったんです。

そんな中、大好きだったのが、みむろの最中、だんご庄のだんごと、赤福。この三つが僕の和菓子好きの根幹を作ったようです。

みむろの最中
だんご庄のだんご
赤福

東京に来てから好きになったのは、浅草の写楽のたいやき。たい焼きはいっぱい食べたけど、今のところここが優勝です。お近くの方ぜひ。

あとは亀十のどら焼きも、いろんなどら焼きを食べてきましたが、美味しいですね。個人的にはもうほんのちょっとだけ甘味を押さえてくれるとベストです。

桜餅大好きと公言してますが、これ!って言うのが無い、というかまだ比較しきれるほど、食べられてないんですよね。今のところ、京都嵐山さ久ら餅が一番美味しかったなぁ。

僕の中で和菓子の定義は、餅、葛などで作った大福形状のもの、最中のようなもの、わらび餅のようなものです。なので、どら焼きは微妙な立ち位置です。一般的にはあんこだし和菓子なんですが、小麦粉しっかりはちょっと迷うところがあります。でもまんじゅうも小麦粉ですよね。でもなんかあっちは和菓子なんですよね。なんだろこの感覚(知るか!)。で、カステラは洋菓子ですね。これも大好きですが。

ほんとに和菓子の話だけでおわったら申し訳ないので、小豆の話を。



小豆の話

小豆が日本で食用にされてきた歴史は古く、縄文遺跡からも発掘されてるほか、「古事記」にも記述があります。「十勝の大納言」といって北海道産が有名ですが、本来は寒さに弱い品種だそうで、収穫高は天候に左右されやすく、投機の世界では「素人は絹と小豆には手を出すな」とまで言われているそうです。

老化を防ぐスーパーフード

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