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老舗薬局を進化させてみた(薬局DX)/4週目

株式会社OX3代表の真田です。
老舗薬局を進化させてみた、第4週目になります。気付いたら1ヶ月経っていましたので、今回は1ヶ月間の振り返りも兼ねて書いていきたいと思います。

1ヶ月で取り組んだことと振り返り

目的:業務改善

①薬袋印刷の自動化
②お薬手帳のシール化
③医薬品の配置変更
④発注作業の効率化

正直ここのフェーズに関しては、マイナスであった部分をゼロに戻した感覚です。個人的には、「老舗薬局ほどDX化の効果がある」と思っておりますが、なかなかスムーズに進められているところは多くないのではないでしょうか。
その理由として僕が考えているのは
・当たり前の前提が違う
ということです。今の時代の当たり前が、昔の当たり前ではないと思っています。

ではなぜ現代の当たり前にアップデートできないのか?
一番大きいのは「危機感がないから(変化の必要がないと考えているから)」だと思います。
※危機感という流行りに乗ってみたくなりました笑

だからと言って、そんなオーナーに危機感醸成ができるかというと、それもなかなか難しい話なのかなと。そうなると僕にできることは1つで、「愚直に結果を作ってここに書き続けること」だと考えています。

若手の薬剤師さんや危機感をお持ちの薬剤師さんが、
「こんな変わりますよ!変えましょう!」
と僕のnoteを引用して説得する未来が来たらいいななんて思っています。それでも誰が言うか?が大事であれば僕もお手伝いしますね。

目的:働き方の改善

⑤勤怠管理のクラウド化
⑥チャットワークによる連絡手段の徹底
⑦電子薬歴導入に向けての準備

個人的に一番チャレンジしたいなと思っていることはここです。下記の記事でも書きましたが、医療従事者の働き方は、医療機関という環境が作っています。ここを解決できるようにするためには、根本から前提を見直さないといけません。

手段としては、上記の3つを今月行いましたが、根本的な考え方は
必要な仕事には正当な対価を、不必要な仕事は徹底的な削減を
です。

従業員さんと話している中で、業務の範囲をきちんと明確化する(ラインを引く)ことが働き方を良くしていく上ですごく大事なことだと感じました。

特に今回勤怠管理サービスを入れて1分単位の時給労働制に変更したことで、業務削減や効率化についてかなり意識が高まった感覚があるので、ぜひできるのであれば当たり前にやってほしいなと思います。

目的:薬局体験の改善

⑧クレジットカード・電子決済の導入
⑨公式LINEの導入
⑩お薬配送のフィジビリ実施

クレジットカードや電子決済の取り組みについては、こちらの記事に詳しく書いてありますので是非読んでみてください。

LINEとお薬配送のところは、当初の仮説と少し外れた部分もありまだ結果をここに書けるまでに至っていませんが、来月のテーマがここなのでまたご報告できればと思います。

老舗薬局のDX化で大事だと感じたこと

進化のフェーズを意識する

僕は下記の3段階を意識して、老舗薬局を進化させています。

  1. アナログで効率化

  2. デジタイゼーション

  3. デジタライゼーション

1ステップ目としては、
既存の業務を、アナログな手段を用いて効率化する
ということです。SaaS導入がうまくいかない原因として、この1ステップ目をスキップしてしまっていることがあると考えています。

SaaSは基本的には、2ステップ目のデジタイゼーションを主として実現し、使い倒すと3ステップ目もできるかも?みたいなものだと思っています。

デジタイゼーションを進めるためには、その土台であるアナログの仕組みが成り立っていることが前提にあります。そのため、ステップ2を意識した上で、アナログによる効率化を短期間で実現させることが大事だと考えています。

2ステップ目は、
1ステップの仕組みをそのままにデジタルで置き換えをする
です。
アナログでの効率化が済んだら、「それをもっと楽に実現できるデジタル」に置き換えましょう。そうすることでスムーズにSaaSを導入して、効率化を実現できるはずです。

最後に3ステップ目として、
デジタルを用いて新しい体験を作り出す
です。

畑が耕し終わったら、いよいよここにチャレンジするときです!
OX3は「医療体験を、3歩未来へ」をミッションにここを進めています。これからのチャレンジを楽しみにしていてください!
一緒にチャレンジしたい方がいらっしゃいましたら、こちらからご応募をお願いします!

一緒に創っていくこと

従業員含めて一緒に創っていくことを、とても大事にしています。
実際大きな構想があったとしても、
・初めは小さな1歩から
・みんなで作るからこそ早く進められる
という基本理念をもとに、一人でぐんぐん進めるのではなく、仲間全員で進めています。

もっともっとスピード感を上げていかないといけないと思っていますが、この意識は崩さずに進めていきたいと自分に対して言う言葉として書いてみました。

小さく始めて成功体験を積めるようにすること

将来のイメージを共有した上で、ステップ1から着実に進めることが大切です。そして業務効率化の実感が得やすい取り組みから実施していくことも大事だと考えています。

「やってよかった!」

この経験を作れると、次回のチャレンジのハードルが下がるわけです。
千里の道も一歩から

愚直に頑張っていきましょう!!

最後に

2ヶ月目は、「攻めの改革」をテーマに、1歩進んだチャレンジ(失敗する可能性もある)をしていきたいと思います。

ここまでご覧いただきありがとうございました。
毎日の細かい気付きなんかはXにてポストしておりますので、よかったらフォロー&絡んでやってください!ではまた!

◾️OX3代表 真田のX
https://twitter.com/OX3sanada

また、OX3では各種職種にて採用もしております。明確な募集要項は今準備中ですので、少しでも興味のある方がいらっしゃいましたら、コチラからお話しできればと思います!


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