「査読論文が米国ワクチン死28万人と推定」は誤り

[2023/4/23更新]
「査読論文が米国ワクチン死28万人と推定」は誤り。知人アンケートという方法論の問題や、倫理委員会承認についての虚偽の記述等が問題となり、3ヶ月後に論文は撤回されている。

◾️米国ワクチン死亡28万人を推定した論文
https://bmcinfectdis.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12879-023-07998-3#MOESM1

◾️上記論文の撤回文
The editors have retracted this article as concerns were raised regarding the validity of the conclusions drawn after publication. Post-publication peer review concluded that the methodology was inappropriate as it does not prove causal inference of mortality, and limitations of the study were not adequately described. Furthermore, there was no attempt to validate reported fatalities, and there are critical issues in the representativeness of the study population and the accuracy of data collection.
編集部は、出版後に導き出された結論の妥当性について懸念が生じた為、本論文を撤回した。出版後の査読では、死亡率の因果関係の推論を証明するものではないことから方法論が不適切であり、研究の限界も十分に説明されていないと結論づけられた。更に、報告された死亡率を検証する試みはなく、研究集団の代表性とデータ収集の正確性には重大な問題がある。[DeepL自動翻訳]
https://bmcinfectdis.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12879-023-08234-8

VAERS(Vaccine Adverse Event Reporting System 米国予防接種安全監視システム)の数値を41倍した数値が正しいとして、143万人だと主張する人もいるが、VAERSの数値は接種後に死亡した有害事象であり、自発報告なので、VAERSからワクチン死亡者数を推定することは誤り。

【追記】
ワクチンや治療薬の有効性・安全性については自己でご判断ください。当方は、皆さんが正しい情報を基に判断できるよう、デマの指摘に努めます。