どこが日本一やねんというのなら


プロ野球日本シリーズは横浜DeNAベイスターズが26年ぶり3度目の日本シリーズ制覇となりました。
リーグ3位からの下剋上での日本一、三浦監督のマネジメント力見事です。
さて、”3位からの日本一”ここに納得してない人たちがいるようで。

ではまず日本一という言葉の意味を国語辞典で見てみましょう
にほん‐いち【日本一】

読み方:にほんいち

日本第一であること。また、そのもの天下一にっぽんいち。「—の大泥棒」「富士は—の山」

最もすぐれていること。最上最良

まあ要するに野球で日本一とは日本で一番強い野球チームってことです。
ではDeNAの今年の成績を見てみましょう
71勝69敗3分 勝率.507

ではリーグ優勝した巨人の勝率はというと
77勝59敗7分 勝率.566
です
ではパ・リーグ優勝のソフトバンクはというと
91勝49敗3分 勝率.650
です
これらを踏まえて他者の意見と私見を述べると
まず3位のチームが日本シリーズに出るのがおかしいという声、貯金2のチームが日本一を名乗るのはおかしいという声、巨人とは8ゲーム差あるじゃないかという声があります。
やはりリーグ優勝同士が戦ってこそ日本シリーズだという考えが深く根付いていることがわかります。
これは巨人、ソフトバンク双方のファンがリーグ1位ながら日本シリーズに出れなかったという過去が何度かあったことも起因してるし、今年1年戦ったことが6試合で不意になる儚さもあると思います。
でも私はさらに踏み込んだことを言いたいと思います。


それは例えリーグ優勝同士の戦い、巨人とソフトバンクの日本シリーズだとしても日本で一番強いチームを決める戦いにはならないということです。

もう一度言います、日本一とは日本で1番強いチームのことです。


7試合同じ相手と戦った結果が果たして日本で一番強いチームを決めたと言えるでしょうか?

まずすべての球団とリーグ戦を戦った結果、これが全てではないでしょうか?

71勝69敗3分 勝率.507
77勝59敗7分 勝率.566
91勝49敗3分 勝率.650
DeNA、巨人、ソフトバンク、この3球団の成績を見れば、日本で今年一番強かったチームはソフトバンクであることは間違いないです。
そもそも日本シリーズはセの王者Aとパの王者Bの7試合のカードでしかないのです。リーグ優勝したチームが2位以下のチームに負け越すなんてざらにあります。


2022年は優勝したヤクルトより最下位の中日の方が強かったんでしょうか?(10勝14敗)

例えばJリーグは全てのチームとホームアンドアウェーで戦った結果勝ち点が最も高かったチームが優勝です。
セ・パで戦うことのなかった時代ならまだしも現在は交流戦で12球団すべてが対戦します。


それを踏まえれば12球団で最も勝率の高かったソフトバンクが日本で一番強い球団のはずです

交流戦ではソフトバンクは巨人に負け越し、日本シリーズではDeNAに2勝4敗でしたが、それを言うなら日本ハムにも負け越しています。


このように日本一とは12球団の勝率順位が最も高いチームのことなのです

余談ですが2016年の日本一は日本ハムではなく89勝52敗2分で貯金37を作り、9月10日に優勝を決めた広島東洋カープです!


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