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今のケアの積み重ねが未来を作る、のではなく 将来のイメージが今のケアをつくる

今のケアの積み重ねが未来を作る、のではなく 将来のイメージが今のケアをつくる

生活や人生に関わる在宅ケアでは大事な考え方です。
子どもの場合は特にそういう意識が必要ですね。

地域の小学校に行けるか? は、

吸痰が頻回だから、それが落ち着いて、気管切開を閉じることができれば、行けるんだけどねー、どうかしらねー。

じゃなくて

病気はあるけど知的好奇心と発達著しい彼女は、地域の小学校に行った方がたくさん学んで将来の自立にも繋げられるから
あと3年の間に、吸痰の回数を減らしたり自分で処理できるようにできるといいね。気管切開は閉じれれば理想だけど、そうじゃなくても自分でうまく扱えれば良いよね。
じゃ、看護チームは、お母さんが先回りして吸痰するよりも、自己喀出できる促しと、本人とママのエンパワメントが大事だね。
リハは、呼吸機能、特に肺活量や上手な咳の出し方を習得できるように呼吸器設定も見直そう。
通いや発達に関わるチームは、日々の活動の中から、関心を引き出して、地域の学校にスムーズにキッズ側も親も学校も移行できるようそれとなく話を振っていこう。
○○小学校は医ケア児受け入れは初めてだから、3年前の今から、話を持っていこう!

みたいな。

オレンジでは「オレンジハッピーカンファレンスシート」というのを使って、多面的に、時間軸と生活軸にも意識を向けながら、問題だけでなく強みを扱うカンファレンスを行っています。そのカンファレンスシートの一部「ICF'+時間軸」の部分です。


5年後、10年後を、愛情と妄想持って書き込みます!

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