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【cluster】NFTに関連つけられたアバターをclusterで使ってみた。
はじめましてのヒトは、はじめまして。
いつもの皆様、こんにちわ。
大葉さんです。
前回のお話
2021年前半に、日本の一部で、こんな間違った知識が広まりました。
「メタバースにはNFTが必須で、NFTでアバターや土地の唯一無二の所有権が保障されて云々」
もちろん100%間違っているのですが、NFTのどのあたりのどの仕組みを誤解して、そんなおとぎ話が生まれたのかを解説する時期が来たのかなって思いました。皆様の知識のアベレージが上がったので、ようやく語れる時期が来ました。感謝感謝です。
端的に言えば、ETH互換で展開されるNFTには、NFTオーナーしか確認できないテキストエリアが作成できます。この部分にVRMファイルをアップロードしたURL・ユーザ名・パスワードを書き込む事で、間接的にNFTオーナーだけがアバターを入手する仕組みが作れます。
VRMファイルを保存しているURLが未来永劫有効である保証もないし、そもそもVRMファイル形式のアバターを取り込めるのはclusterの機能であってNFTの仕組みではないので「メタバースとNFTはまったく関係ないのは明確」なのですが、当時、そんな感じでTwitterでお話しをすると、各方面から激しいバッシングが云々(以下省略)
界隈に正しい知識を身に付けた人が増えるって、とっても大切ですね!!
なぜこの記事を書いたのか?
NFTに関連づけられたアバターをclusterで利用する方法を、画面ショットを交えて説明いたします。一連のオペレーションを確認した上で、メタバースとNFTの関係を、どう受け取り、どう判断するかは皆様にお任せ致します。
今回もcianaさん( https://twitter.com/coinciana )のNFT画像をサンプルとして利用させて頂きました。改めて御礼申し上げます。
■オーナーしか確認できないテキストフィールドを持ったNFT
まず、すべてのNFTがアバターと連携されているわけではないです。ETH版NFTの「オプション機能」として、NFTオーナーしか読めないテキストフィールド「Unlockable Content」が設定できます。
![](https://assets.st-note.com/img/1684199282450-gZeG5Cz67N.png?width=800)
NFTオーナー以外の方が「Unlockable Content」を確認しようとすると、以下の画面が表示されます。
![](https://assets.st-note.com/img/1684199314230-UsTeuqOgER.png?width=800)
■NFTからVRMファイルダウンロード可能なURLを確認する方法
NFTオーナーのウォレットを接続した状態で「Unlockable Content」をクリックすると、以下のように記載されているテキストが表示されます。
VRMファイルの配布方法にルールはありませんが、このNFTの場合は、ダウンロードURL/ID/PASSWORDが記載されていました。
![](https://assets.st-note.com/img/1684199432065-vw7pvuN9ez.png?width=800)
指定されたURLにログインすると、VRMデータのダウンロードサイトが表示されました。
![](https://assets.st-note.com/img/1684199488861-86X40xrP7j.png?width=800)
ボタンをクリックすると、VRMファイルが入手できます。
■NFTからダウンロードしたVRMをclusterに読み込ませる方法
以下の記事の内容に従ってください。
なお、NFT経由で入手したアバターは、読み込みに失敗する場合があります。理由の一つは、以下の条件を満たしていないケースです。
そのほか、「NFTが作成された当時はVRM1.0で稼働していたが、cluster側がVRM1.0のサポートを終了したにもかかわらず、NFT作成者がVRMファイルを更新しなかった」というパターンもあります。
アバターが添付されたNFTを購入する場合は、Twitter等で事前に、クリエイターさんがclusterへの理解がある方かどうか、必ず確認してください。また、確実にclusterで動くアバターが欲しい場合は、NFT添付アバターを避ける方がベターです。
本日はここまで。
ではでわ!!
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