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ChatGPTで画像生成。プレゼンに役立つイラストを大量に作る方法

ChatGPTで画像生成すれば、プレゼンのためのパワポに役立つイラストを大量生成できます。

中でも、シルエット系のキャラクターシートを作るのがおすすめの方法です。

一度に複数のポーズを1枚の画像に詰め込むことで、キャラクターの一貫性を保ちつつ、必要な部分だけをスライドに使えるのです。

本編では、その具体的なテクニックを惜しみなく公開します。プレゼン資料の質を高めるヒントに。

【要点】
・ChatGPTを活用して、ビジネス素材を量産する方法
・1枚の画像に複数ポーズを盛り込み、パワポで使うコツ
・スキマ時間とスマホだけで、大量のイラスト素材を準備できる手順
・なぜ私は一般の画像ダウンロード素材を使わずに「画像生成」を使うのか?

以下のVoicyのAI文字起こしをもとにAIにより記事化しています。


第1章 ChatGPTで画像生成のコツ

ChatGPTで画像生成のコツをお伝えします。プレゼンテーションに役立つイラストを手軽に大量生成する方法は、シルエット系のキャラクターシートを作ることです。

https://x.com/excel_niisan/status/1782167181075394833


近々、新しいオンラインコースを発売予定で、現在はその製作の大詰めをしています。プレゼンスライドや講義用のスライド、コースの宣伝用のスライドなどを多数作成しているのですが、その際にChatGPTで生成した画像を活用しています。

ビジネスに使いやすいイラスト素材を、できるだけ手間と時間をかけずに大量生成する方法として、私が最近用いているのは、シルエット系のキャラクターシートを作り、一括で大量の画像を生成して効率的に利用するという方法です。

キャラクターシートとは、1枚の画像に複数のポーズを詰め込んだ画像のことです。プレゼンで使う際には、このキャラクターシートをPowerPointに貼り付け、画像のいらない部分を切り抜いて、使う部分だけをスライドに挿入していきます。

この方法を使う理由は、非常に手間がかからず、楽で、一貫性のあるキャラクターがたくさんのポーズで生成できるからです。ChatGPTの画像生成では、毎回指示するとキャラクターの見た目が変わってしまうことがありますが、プレゼンのスライドを作る際には、キャラクターの一貫性を保ちながら、複数回登場させたいものです。

最近のChatGPTの画像生成は改善されてきており、1個のキャラクターの画像から、違うポーズを再生成することができるようになりました。ただ、それでも生成に時間がかかり、毎回指示を変えて何度も生成し直す必要があります。

そこで、キャラクターシートを使えば、1枚の画像にいろいろなポーズが詰め合わせられており、キャラクターの一貫性も保たれているので、時短と手間の削減になるのです。

第2章 キャラクターシートを使った効率的な画像生成

キャラクターシートを使うと、スライドに使用する際に非常に効率的です。例えば、悩んでいるようなテーマのスライドでは、パソコンの前で悩んでいるビジネスパーソン女性のシルエット画像を差し込むことができます。その際、透明度を少し上げることで、目立ちすぎずに、スライドの文章や箇条書きに印象を強くすることができます。

また、左右に対称的なポーズの画像を配置することで、2つの要素を対比して表現するスライドを作ることもできます。例えば、左側にガッツポーズしている女性ビジネスパーソン、右側に考え中のポーズの女性ビジネスパーソンを配置するといった具合です。

スライドでキャラクター画像を使用する際のポイントは、あくまで脇役として使うことです。画像生成で作ったことを大っぴらに強調するのではなく、スライドの内容がメインで、それを引き立てるためにさりげなく使うのがよいでしょう。

配色に関しては、カラーコーディネーターにアドバイスをもらったこともありますが、イラストそのものに色がついていると、スライド全体の配色を整えるのが難しくなります。そのため、シルエット画像を使うことで、1色で済み、無難にまとめることができます

また、ロゴなどの色を変えられない画像を使う場合、キャラクター画像をシルエットにすることで、配色が多くなりすぎないようにシンプルにまとめることができます。

さらに、シルエット画像の印象が重たい場合は、パワポの設定で透明度を上げて薄くすることで、ライトな印象に調整することもできます。

このように、キャラクターシートを使うことで、効率的に画像を生成し、スライドに活用することができるのです。

第3章 キャラクターシート生成の命令文テンプレート

キャラクターシートを生成する命令文のテンプレートをご紹介します。私が使用しているのは、ChatGPTの有料プランであるChatGPT PlusのDALL·E 3という画像生成モデルです。

キャラクターシートを生成するための命令文のテンプレートは、以下のような形式です。

16:9 キャラクターシート シルエットスタイル
[自分が生成したいキャラクターの様子やポーズなど]

例えば、サンプルでお見せしたようなビジネスパーソン女性のキャラクターシートを生成した時の命令文は、以下のようなものでした。

16:9 キャラクターシート シルエットスタイル
スーツ姿のビジネスパーソンの女性がパソコン(PC)の前で
悩んだり喜ぶなどのポーズが色々ある

このように非常に簡単な命令文で、キャラクターシートを生成することができます。

また、私はカスタムGPTという機能を使って、ビジネスのためのAI画像生成支援botを公開しています。

このGPTを使えば、私が電子書籍「ビジネスのためのAI画像生成」で解説している8つのビジネスに活用できる画像スタイルを、簡単な命令文や番号で指定するだけで生成できます。もし興味のある方は、ぜひこのGPTを試してみてください。

「ビジネスのためのAI画像生成」という書籍では、このGPTでサポートしている8つのビジネススタイルの画像生成方法について詳しく解説しています。こちらもぜひご覧ください。

第4章 画像生成を使う理由 - 時短のメリット

なぜ一般的な画像素材をダウンロードせずに、わざわざ画像生成を使うのか、その理由について私なりの考えをお話しします。

確かに、イラストやさんやイラストACなど、無料で良質な画像素材がダウンロードできるサイトは多数あります。しかし、私が画像生成でキャラクターシートを作る理由は、時間短縮のためです。

一般的な素材をダウンロードする場合、1枚ずつ探してダウンロードする必要があります。これはスマホでの作業には向きません。私は子育ての合間に作業することが多いため、日中はパソコンに向かって集中して作業する時間がほとんどありません。そのため、日中にできる作業はなるべくスマホで済ませたいのです。

画像生成であれば、ChatGPTのモバイルアプリでキャラクターシートを生成することができ、隙間時間に作業ができます。うまくいかなければ、再度生成し直せばよいのです。これにより、多数のキャラクターを隙間時間で生成することができます。

一方、一般的な画像素材をダウンロードする場合、1回の作業で多くの画像を集めることは難しく、隙間時間での作業には向きません。また、パソコンに向かっている限られた時間で、画像素材探しに時間を割くよりも、スライド作成そのものに集中したいと考えています。

そのため、日中の隙間時間にキャラクターシートを生成しておき、夜にパソコンに向かってスライド作成を始められるよう、素材は事前に揃えておくようにしています。

このように、画像生成を使うことで、隙間時間を有効活用し、パソコンに向かった瞬間からスライド作成に取りかかれる体制を整えることができるのです。これは、ビジネスパーソンにとって大きなメリットだと言えるでしょう。

第5章 ビジネス用途の画像生成では完璧を目指さない

ビジネスの画像生成において、完璧を目指さずに「ほどほどでよい」という考え方をご紹介します。

プレゼンのスライドに使うイラストなど、ビジネスに使う画像は、必ずしも完璧である必要はありません。特に、スライドの内容が重要で、画像はあくまで脇役の場合、画像生成で完璧なものを目指す必要はないでしょう。

初心者の方によくある悩みとして、「画像生成で思い通りのものができない」というものがあります。確かに、ChatGPTのDALL·E 3では、完璧な画像を一発で生成するのは難しいかもしれません。何枚か生成して、その中からベストなものを選ぶことになるでしょう。

しかし、完璧を求めて何度も生成し直していては、1回の生成に10秒ほどかかることを考えると、大変な時間と手間がかかってしまいます。本来の目的であるスライド作成に十分な時間を割けなくなってしまうのです。

そこで、キャラクターシートを活用することをおすすめします。キャラクターシートであれば、1回の生成で多数のポーズが得られます。気に入らなければ何回か生成し直せば、使えるポーズが必ず見つかるはずです。キャラクターシートは完璧なものではないので、ポーズによっては画像が破綻していることもありますが、そういったものは使わなければよいだけの話です。

アーティスティックな画像生成をしている方々は、何度も生成を繰り返して最高の画像を追求していますが、ビジネスユーザーは画像生成そのものが目的ではありません。そこまで時間をかけるよりも、キャラクターシートで十分なクオリティの画像を効率的に得る方が賢明だと言えます。

ビジネス用途の画像生成では、完璧を求めすぎず、うまくいかないことも多いという前提で取り組むことが大切です。キャラクターシートを活用し、使えるものは使い、使えないものは捨てる、という割り切りが必要不可欠だと言えるでしょう。

第6章 まとめ - キャラクターシートを活用した効率的な画像生成

最後に、これまでお話ししてきた内容をまとめたいと思います。

PowerPointのスライド資料などに使う、ちょっとしたイラストを生成する際には、キャラクターシートというスタイルで画像生成するのがおすすめです。同じキャラクターで一貫性を保ちながら、複数のポーズを一度に出力できるので、生成する手間も一度で済みます。

画像生成において、思ったような画像が生成できないという悩みを抱える必要はありません。キャラクターシートであれば、一度に多様なポーズが生成されるので、使いたいものを選べば良く、使えないものがあっても気にする必要はありません。非常に手軽に、欲しいポーズを生成することができるのです。

また、スマホ版のChatGPTを利用すれば、隙間時間に画像生成しておくことができます。いざパソコンに向かってスライドを作り始めようという時には、すでに画像の素材作りは終わっているという状況でスタートダッシュを切ることができるでしょう。

画像生成においては、完璧を目指す必要はありません。特にビジネス目的の方は、あまり完璧を求めすぎると、画像生成だけで何時間も時間を費やしてしまいかねません。そうならないためにも、キャラクターシートを活用し、使えるものは使い、使えないものは無視する、という割り切りが大切です。

今後、画像生成をビジネスに活用してみたいという方、特に初心者の方には、ぜひキャラクターシートから始めてみることをおすすめします。手軽に、効率的に、ビジネスに役立つ画像を生成することができるはずです。

以上、ChatGPTで画像生成のコツについて、キャラクターシートを中心にお話ししてきました。これらのヒントを参考に、皆さんもぜひ画像生成をビジネスに活用してみてください。

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