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ドロップイン利用なきコワーキングスペースはコワーキングスペースなのか?

コワーキングスペース Advent Calendar 2023に参加しています。昨日の記事は北九州市小倉にあるコワーキングスペース秘密基地ほんをよむひとさんによる【「よく来るお客さん」が「中の人」になるまで 】私も同じく「お客さんから中の人になった」スタッフ兼 月会員であり、(母方の血筋のルーツということで)いつか訪れたい福岡県のコワーキングスペースということもあり、とってもワクワクしながら拝読しました。ぜひ皆さんもご一読ください!

さて、ちょうど本日分のアドベントカレンダーが空いていたので本日この記事を公開しますが、自分のnoteではすごく久しぶりで、ちゃんと調べてみたら2018年のことでした。5年前!(この間、お店のブログでは参加していたかも)

5年前と変わったことといえば…愛知県の三河地方初のコワーキングスペース「トライアルビレッジ 」のスタッフ兼 月会員であることは変わりなく、豊橋市の創業支援施設でもある「スタートアップガレージ」のスタッフは卒業しました。そして、愛知県の三河地方のさらに東側の文化圏である「東三河」地域のコワーキングスペースでゆるやかな共助を行なっている「東三河コワーキングネットワーク」ができました。

2013年にオープンした(今年で10周年!)トライアルビレッジ ができた頃は国内で「コワーキングスペース」という言葉はまだまだ浸透していない時期で、スタートアップガレージができた2017年は認知度が上がって「あ、コワーキングスペースという言葉が一般化したなぁ」と実感した頃でした。

それから5年。認知度が上がるということは解釈が広がっていくというか境界があいまいになっていくというか…新型コロナウイルス感染拡大によるリモートワーク需要の増加もあって一時はホットなワードとして扱われていたせいか、「もはやそれはコワーキングスペースなのか?」という施設も増えてきました。

フリーアドレス席はあるがドロップイン利用のできない施設、無料で使えて特にこれといったコミュニティマネジメントが行われていない施設、リモートワーク用途を想定されたマンションの共有部分…

トライアルビレッジとしては「ドロップイン利用なきコワーキングスペースはコワーキングスペースにあらず!」というやや原理主義的な思想を持っていますが、これだけいろいろなシェアスペースが「コワーキングスペース」と呼ばれるようになると、ただ文句を言うだけでなく
・ドロップイン利用によってもたらされる価値はなんだろうか
・フリーアドレスやシェアオフィスとの明確な違いはなんだろうか
・そもそもコワーキングって場所を共有して仕事するだけだっけ?
などなど、改めて考えさせられるようになりました。

「わかる」という言葉は「はっきりしていなかったことに区別がつく」という意味らしいですね。あらためて「コワーキングスペース」というものの境目がはっきりと自分で納得できるようになると、またコワーキングスペースのことがわかるようになるのかもしれません。

#コワーキングアドベント2023

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