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今日もきっと、いつか振り返ったとき愛しく思う日々になる。社会人2年目の振り返り

気がついたら、社会人3年目になっていました。

右も左も分からず「働く」真似事をしていた頃から、やっと自分なりの働く手触りや楽しさを掴み始めた気がします。

わたしは過去をあまり憶えていられない質なのですが、過去と出会い直す営みは好きです。なので、出来るだけ日々の記録を残すようにしています。

今回は、社会人2年目に投稿していた12ヶ月の日報を総編集するかたちで、ゆっくり1年間を振り返ってみます。他人の人生をなぞる面白い体験にもなると思うので、ご興味ある方はぜひお付き合いください。

4月:揺らぎと不安の中を生きる

コロナが流行り始め、フルリモートワークが開始されました。社内の様子が見えにくくなり、不安を抱えながら過ごしていました。とにかく心身の健康に気をつけながら、できることをやっていこうと思っていた記憶があります。

【200422_振り返り】
最近はいろいろなことを気にしています。社内のことも、社外へのアウトプットも。
全部杞憂ならいいのですが、何かが少しずつズレて悪くなっていくみたいなのは嫌です。正解はないですが、信念まで揺らいでみんな迷子みたいな感じは避けたいな。

もしかしたら仕事の中で、細かいなぁうるさいなぁ等思われるかもしれません。ただ、危機感と誇りを持ってやっています。深く息をしながら、やっていきますー。

5月:繋がりの大切さを再確認する

コミュニケーションがオンライン中心になり、それまでの濃い関係性が薄らいでしまう感覚がありました。そんな中、広報チームで「繋がり」を感じられる仕事ができ、自分のモチベーションの源泉を再確認しました。

【200514_振り返り】
Wantedly運用なんとか進んでます。芽が出てきたのがとても嬉しいな。
毎週さとうさんが求人原稿作ってくれて、わたしは毎週フィード更新して、へんさんが30人くらいとカジュアル面談してくれて、営業メンバーが一次面接してくれて。メンバーそれぞれが役割を全うし、信頼関係で繋がり、成果が出るととても嬉しくなると気づきました。

オンラインだけでどこまで出来るか分からないけど、採用も事業も関わって成果に繋げていきたいと思います。

6月:小さな挑戦が成長の種。少しずつ広がる世界

外部のワークショップに参加してレポートを書いたり、オンラインイベントのモデレーターをやったり、対談記事に挑戦したりと「初めて」をたくさん体験しました。この頃から「精神が逞しくなったよね」と言われることが増えました。

【200629_振り返り】
金曜に公開したイベントレポートがもうすぐ100スキに到達しそうです。WS講師の方も喜んでくださってすごく嬉しいです。

最近社員ブログの編集に関わらせてもらってますが、難しい面もあれどものすごく楽しいです。まず、みんなが書いてくれるのがすごく嬉しくて、考えていることや近況を知れるのも嬉しいです。
相談に乗る時間や、どうしたらもっと伝わる文章になるかな??と考える時間も全く苦ではないです。こういう仕事ができて幸せだなぁと思います。

編集部で佐藤さんと峯田さんの対談コンテンツを作成中です。「信頼と尊敬」がベースにある対話になっていて、すごくGCっぽいな〜と感じてます。いいコンテンツにしたいなぁ。

7月:自分の気持ちを置いてけぼりにしない

6月に引き続き新しいことに挑戦し、情報発信も精力的に行っていたのですが、立ち止まる出来事がありました。心の声を無視して進もうとしていたところ、メンターとの面談でそうじゃないと気づかせてもらいました。

【200720_振り返り】
最近少しつよつよになって来たかと思っていたのですが、萩原さんと面談し根本はそう変わらないと実感しました。
許されたい、愛されたい、受け入れてほしい、甘えさせてほしい、と心の底では思っています。
無視するのではなく、素直に「ある」ものとして扱わないと苦しいんだなぁと思いました。広中さんもお話付き合ってくれてありがとうございました。
仕方がないので、のんびりやっていこうと思います。

8月:会社への愛と自分が大切にしたいもの

組織内で変化が起き、改めて「私はなぜGCにいるのか?」「GCで何をしたいのか?」を考えていました。表面上の現象に心がザワザワして不安になっていましたが、自分の根っこの想いをちゃんと認識したら安定しました。

【200827_振り返り】
久しぶりに朝7時に目が覚めました。そのまま起きて仕事しましたが、やっぱり午前のほうが頭働きますね。

西さんの顔が見たくなって、はやとの部屋[対話プログラム]に出ました。その中で、最近ものの見方がとても近眼だったと気が付きました。組織は生命体なので良くも悪くも変わります。今は成長過程で、変化の途中なのだと認識できました。

本当に大切にしたいものは何か。
わたしは自分も含んだ「みんなの幸せ」が大切だし、そのために愛を発揮したいです。すごくシンプルだな。

GC編集部の副編集長になったのもこの頃でした。

9月:自分をゆるし、完璧主義を手放していく

ああ、振り返ってよかった…と思えた日報です。「わたしは全然頑張れていない」とよく感じてしまうのですが、今見ると「いやめちゃめちゃ頑張ってたよ!!」と思えました。社内からも「頑張ってるよ!」と返信をもらっていて、やっと実感できました。

【200929_振り返り】
どうしてもまだ自分を痛めつける考え方をしてしまう自分がいます。
「もっと早くやれたのにやらなかった」
「まだ全然頑張れてないんじゃないか」
「わたしはGCにふさわしくない」

自分をゆるし励ましながら、わたしはGCストーリーをつくる一員だと認めて統合していきたいなぁと思います。
面倒でネガティブな弱音を吐きつつになりますが、GCをもっと良い組織にしたいし、自分も人間として成長していきたいのでがんばります。

社内ラジオプロジェクトを立ち上げたり、GC編集部初のオリジナルお題企画を始めたり、いろいろやっていました。

10月:表現と発信のパワーを信じる

社内ラジオ、社員ブログの他に、メンバーへの動画インタビューや内定者連載も始まりました。目に見えない気持ちを表現することや、それを発信していくことが生む好循環を感じ、わたしはコンテンツの力を信じているんだなと再認識しました。

【201019_振り返り】
佐藤さんの社内ラジオを聞いて誠大が感動して感想を伝えてくれたり、よねちゃんのブログを読んで清川さんがコメントを残してたり、そういうのがとっても嬉しいなぁと思った日でした。

表に現す、すなわち表現しないと伝わらないものがあって、表現されたから生まれる感情があり、さらに言葉に表すから伝えられるものがあります。わたしはそういう現象が好きなんだなぁと思いました。

11月:「言葉と在り方で美しさを照らす」がPMに

GCでは社員一人ひとりが「何のために生きるのか?」を言語化したもの(パーソナルミッション :通称PM)を持っています。内定者時代に一度言語化したのですが、言葉が馴染まなくなり変更しました。今に繋がる大きな変化です。

【201117_振り返り】
ずっと採用広報で記事更新やミートアップをしていたのですが、今週末初めて採用イベントにお手伝い参加してきます。

面白いなーと思ったのは、資料にナチュラルに「学生を評価」という言葉が出てきてモゾモゾしたこと。抵抗があるんだと気がつきました。
「どれだけの価値・価格があるかを見定めること。」が評価の意味です。価値があるとか見定めるとかのニュアンスが苦手なのかもしれません。みんなそれぞれ美しいと思っていたい。

自分が就活生のときも評価なんてされたくないなーと思ってたのを思い出しました。お互い幸せになる出会いがあるといいなぁと思いつつ、いい在り方で一人ひとり向き合えればと思います。

12月:オフライン合宿で整う。新たな葛藤

12月頭に全メンバーを対象としたオフラインの合宿が行われ、深い信頼関係を体感し「もう私は大丈夫だ」と思えました。4月からなんだかんだ拭えなかった不安が完全になくなったのを憶えています。

【201203_振り返り】
社内研修終えました!「控えめに言って最高」ってこういうとき使うんだと理解しました。行くメンツによって異なる場感になるので変に期待値上げ過ぎたくないのですが、でもすごく良かったです。
ふみおが「入社して初めてGCの人を仲間と感じられた」と言っていたのが印象的でした。そっか、ずっとオンラインだったもんね。そうだよなぁ。

別件で、次の内定者連載を進めているのですが毎回学ぶことが多くて反省します。
特に就活体験記は「人の人生を編集する」ことの功罪を実感します。すべての就活が論理的な展開とは限らないのに、「分かりやすく」に主眼を置きすぎていないか、とか。
公私を分ける視点も正直難しいです。でも思いっきり楽しんでほしいし、何よりやる気を出してくれているのが有り難すぎるのでその火を絶やさないよう、良き関わりをしていきたいと思います。

1月:人生の手綱を自分で握るとは?

編集部で短納期の仕事があったのと採用関連の仕事が重なり、年始から忙しく過ごしていました。忙しさの中で見えていないものが多いと感じ、自分の内と外でなんとかバランスを取ろうと意識していました。

【210108_振り返り】
年始早々「今日も忙しい1日だったな…」が続いており、なんか危ない気がするので最近毎晩、感情の棚卸しをしています。

忙殺されていると感じにくいのですが、落ち着いて思い返すと、5~6個は感情が動いた出来事があります。それらを見つめる時間を取ることで、なんとか毎日自分の手綱をつかんで仕事が出来ている感じがします。
こういうことが自分で出来るようになったのもこれまで受けてきたマインドプログラムのお陰だなとありがたい気持ちになりました。

1月をもって24歳になり、たくさんの方にお祝いしてもらいとても嬉しかったです。

2月:メンタルの安定と、恩返しスタート

もちろん多少の浮き沈みはあるのですが、1年目に比べメンタルが驚くほど安定してきたと自覚しました。半期の評価結果もよく、ようやく土台が整ったと感じます。同時に、周りへの感謝が溢れエネルギーになってきました。

【210203_振り返り】
佐藤さんとスキル面談をしました。とても良い時間で、特に印象的だったのはパフォーマンスの良し悪しにはメンタル影響するよね〜という話。

極端にいうと、1年目の毎日泣いてた頃より今のメンタル安定してるほうが本来のスキル発揮できてるなぁと。成長欲求もあります。
萩原さんに手厚く面談していただき、皆さんに愛してもらい、外部のカウンセリングも利用したおかげで自分の陥りがちなパターンや認知の歪みを自覚できました。ほんとありがたいです。
これからも自分の感情や思考とうまく付き合いながらやっていこうと思います。

3月:覚悟と、見えているものの広がり

自分で言うのもなんですが、どんどん成長しているな~と感じます。少し長い引用になりますが、これで最後です。

【210319_振り返り】
今日は反省を書きます。日々採用チームでPDCAを回しています。
作業をしながら気づいたのが、「私はGCが変な会社だと思われるのが怖いと思ってる」ということでした。GCの価値観は素敵と思っているのに、否定されたり変に伝わるのが嫌だと思って尖った表現に抵抗を感じていました。

でも選考に進む学生さんや、面談に時間を割いてくれるみなさん、採用チームの大変さを思った時にその恐れからくる行動や表現は誰も幸せにしないなーと気が付きました。

伝えたいことを一方的に、伝わらない言葉で伝えるのは嫌だけど、未来の同志に「伝わる」ように編むのが私の使命です。GCはどう転んでもニッチな組織なので、狭く深くでしかないなと腹が括れました。ほんとうの意味で採用広報の意義が分かった気がします。

価値ある事業をしていると伝えた上で、どんな価値観の会社なのか、何を目指しているのかをちゃんと自分たちの言葉で伝えていく。来週からも誠実に積み重ねていこうと思います。

12ヶ月の振り返りにお付き合いいただいたみなさま、本当にありがとうございます。わたしは今回の振り返りで、これらの過去の延長線上に今の自分がいるんだと感じ、とても愛しく思いました。

過去の自分も一日一日を精一杯生きていました。今この瞬間もきっと、いつか振り返ったときに愛しく思う日々になるんだと思います。

右肩上がりのまっすぐな成長なんかじゃなくていいから、日々目の前をちゃんと生きていこうと思います。一緒にがんばっていけたら嬉しいです。

▼1年目を振り返ったときのnoteはこちら。


ここまで読んでいただきありがとうございます! いただいたサポートで、自分へご褒美あげたいなと思います。