LUUP所感
ふと思い立ちLUUPに乗ってきました。
世の評判を見ていると乗らない人にもマイナスイメージが定着しているような印象を受けますが、果たしてどうだったのか。
所感
1. 手軽
思い立ってからアプリのダウンロード・本人認証・交通ルールテスト等を1から準備したのですが、20分で終わりました。
こういったシェアサイクルサービスは準備がめんどくさいと思っていたので、かなり拍子抜けでしたね。
また、設置場所ですが東京23区内であれば至る所にあり乗れない場所は無いと思います。
実際、自宅の近場には5か所ぐらい設置場所がありました。
準備も含めて手軽に乗れるのは良いですね。
2. 危険
20分程度のライドでしたが、何よりもまず怖さが印象に残りました。
以下怖いと感じた点です。
加速減が難しい。
走りだしは若干体が持ってかれる感覚があるが問題なし。ただ、走行中にちょっとした加速減をする際にカクンカクンとなる。(これは慣れの問題かも)思ったより小回りが利かない。
自転車みたいにハンドルがぐるっと後ろを向くのかと思っていたが、斜め45度くらいで止まる。
走行時はこの仕様じゃないと危なそうだが、手押しで歩道を歩いてるときは全くターンできずに持ち上げたりした。(これってもしかして原付もこんな感じなんだろうか)車がすごい速度で横を通っていく。
最高20km/hと自動車との速度差がありびっくりする。
特に東京は一番左車線をクソタクシーが一時停車している場所が多く、いちいち車線変更するたびに危険を感じた。自転車と同じく車線左側を走るので、追い越しのお見合いが発生する(20分のライドで2回もあった)。
速度的にママチャリよりは速いけどロードバイクよりは遅いので、ママチャリは抜かさないとまずいしロードバイクには追い越されないとまずいしで気を使った。走行の衝撃がダイレクトに響く。
特にガタガタの路面や段差はハンドルを持ってかれそうで、転倒するのも頷ける。サスペンションはついているようだが……。徒歩の人がLUUPを全然注視していない。
LUUPは駆動音がしないので、徒歩の人にサイレントで忍び寄ってしまっている雰囲気を感じる。
自転車版プリウスみたいな感じ。
特に走行時のガタガタは本当に怖かったですね。
昔ロードバイク乗ってた時の話なんですが、ロードバイクって細いタイヤに空気圧高めに入れるので道路のガタガタをすごい拾うんですよ。
そんなロードバイクで爆速で走るよりも、体感はLUUPのほうが怖かったです。
3. 高い
基本料金50円 + 15円/分なので、10分使えば200円です。
これって電車での東京⇔池袋間ぐらいの値段なんですよね。
LUUPだと距離的には2kmぐらい進めるでしょうか。
初回30分無料クーポンで乗ったので今回タダですが、気軽にほいほい使えるような感じではないなという印象でした。
2kmだったら徒歩30分ぐらいだし、まぁ全然歩くよって感じです。
あと、ドコモがやってるバイクシェアだと165円/30分なんですよね。
LUUPって身体的に健康な若い人が使ってるイメージがあるので、別に自転車でもいいのかなと思いました。500円/30分で3倍ぐらいするし。
4. 不便
LUUPは「徒歩では遠いが電車では近い」圏内の移動を快適にするサービスだと思うんですが、僕の場合は「徒歩 or 電車」で良かったです。
LUUPに乗っていて、僕は散歩とカメラ撮影が好きなんだなと思いました。乗っている最中はちょっと手に汗握ってたんですが、余裕があったらカメラ撮影したかったと後悔しています。
逆に今回乗ったことでそれが明確化されたのが最大の利点だったかも。
普段使いするには僕にはユースケースが当てはまらなかった。
総評
先ほどまでの章をまとめて「手軽・危険・高い・不便」というのが率直な感想です。
ゴーカートに乗るような気分で、ちょっとそこらへん走るぐらいの楽しみ方はありかなと思います。
ただ、普段使いして数十分以上乗るとか、幹線道路走るのは個人的に無いかなというところです。
僕には合わなかった。
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