「生きているというその事実こそ何物にも代えがたい財産」
今日の記事は、マガジン「なんとかなる。なんとかする。」限定公開の記事です。
前回の上岡の記事に続き、不登校を経験し大人になった若者に協力してもらいました。
不登校を経験し大人になった子たちの経験や想いが、今の日本では壊滅的に語られていないなぁと感じています。
もしかしたら僕が知らないだけかもしれませんが、生徒や卒業生が登壇するシンポジウムに来られる方々の多さと、ゆたぼん騒動のことなどを踏まえても、やっぱり経験談はなかなか明るみに出ないんでしょう。
個人的には、制度を作るにしても偉そうな方々の偉そうな会議に出ていても、当事者意識が皆無なまま上からどんどん仕組みが出来上がっていくのを見ていて危機感を覚えます。
一番大事なことをないがしろにしているから支援が刺さらないことに、いったいどれだけの人が気づいてるんでしょうか。
そんなことはどうでもいいことで、要は自分の地位が守られお金になればそれでいいと思っているクソみたいな大人がトップにはびこっていることで社会から断絶されている人が生まれるのであれば、もっと声を上げていかないといつまでもこの社会は変わりません。
ただ、今日明日で変わるようなものでもないので根気強く色んな角度から攻めながら、僕の教え子の想いや経験談を記事で読んでいただければと思います。
今日の記事は、中学生の時に出逢った教え子の話です。
記事の中にもありますが、彼を始めこのマガジンでご紹介する経験談をご自身やお子様に照らし合わせて、
「やっぱり自分やうちの子とは違うわ」
とご自身の心に蓋をしないでいただきたいです。
この世の中に同じ環境で同じ経験をし同じ有効な手立てが通用することは恐らくあり得ません。
なぜなら、彼が記事の中でも言っている「正解の道を道を選ぶのではなく選んだ道を正解にすることが大事」という言葉に尽きます。
正直この記事、めちゃくちゃおもしろいです。
おもしろいですが、彼らしいというか、苦労したことを何も語っていません。悲劇のヒロインを一切気取らない彼の姿勢がとても好きです。
本当ならそこを語れば共感されることがたくさんあると思うのですが、彼は語らないんです。彼らしいなぁとますます好きになりました。
それでは、彼の不登校経験からの社会人への道のりと今の想いをご覧ください。
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