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コロナで困った飲食店と困窮家庭を両方支援!Table for Kidsの仕組み
お腹が空いた、と席を立ち、ラーメンを茹でる。耳には無線イヤホン。Bluetoothでつながれたスマートフォンから、「Twitterスペース」の音が流れる。
この日聞いていたのは、ETIC.ソーシャルイノベーションセンターのTwitterスペース。NPO法人夢職人の岩切さんをゲストに、ETIC.スタッフの野田さんが1時間トークする。
本日12時よりTwitterスペース第2弾。デジタルを活かした社会課題解決をテーマにTable for Kidsの岩切さんをお迎えします。コロナもあってIT化した活動も増えましたよね。こんなのもあるよ、うちではこんな取り組みしているよというのがあればぜひ教えてください。ハッシュタグは #etic_social https://t.co/4taEuu8ykA
— ETIC.ソーシャルイノベーションセンター (@etic_social) May 17, 2022
夢職人さんは、子どもたちに野外の体験活動を提供していたが、コロナで事業が全面ストップ。しかし、困窮家庭の子どもたちが、コロナ禍でさらに苦しい思いをしていることを知り、「困窮家庭」と「まちの飲食店」をデジタルクーポンでつなぐTable for Kidsをスタートする。
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困窮家庭の方々は、まちの飲食店で無料でご飯が食べられ、代金はTable for Kidsの寄付金から飲食店に支払われる。飲食店もコロナによる売り上げ減少に困っていたので、双方にとってうれしい仕組みだ。
デジタルクーポンは、株式会社フィノバレーというフィンテックの会社に作ってもらったそう。「決済音」は自分たちで作ったんだって。払った時に「ペイペイ♪」って鳴るあれ。どんな音なのか聞いてみたい、と思いながらズルズルとラーメンをすする。
まちの食堂に通う。地域の大人と子どもにつながりが生まれる。それが、地域みんなで子どもを見守ることにつながる。野田さんの実体験を踏まえたエピソードも展開されて、あっという間の1時間は終わった。
「お腹がいっぱいなら、さみしい気持ちにはならない」と、野田さんは言った。生きていたら、色々なことが起きるけど、子どもたちには、まずは美味しいものをいっぱい食べて大きくなってほしい。
ラーメン皿を洗いながら、「たまには、友達誘ってまちの食堂に行ってみようかな」と思った。お腹いっぱいなら、寂しい気持ちにはならない。そして、誰かと一緒に“お腹いっぱい”なら、それが幸せってことなんだろうな。
※Table for Kidsさんは、月1000円から寄付することができます。寄付ページはこちらから。
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