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アナログ媒体の良さは相手に「何読んでるかが分かる事」

今日は家族で洋書も取り扱う梅田のジュンク堂に行ったので、220円でThe New York Timesをなんとなく買ってみたら面白かった。
カフェに行っていつもならケータイやタブレットで各々の時間を過ごす事が多い。子供はYouTubeを見ている。でも今日は違って、自分は紙媒体で新聞を読んで過ごした。それの何が面白かったかというと、記事も面白かったけど、やっぱり相手に「何を読んでいるのか」が伝わることだなぁと。別にだからといって「夫婦の仲が超改善!」とかそんなバズ狙いな事を言うつもりは無い。

誰かといるとき、「ケータイを見る」っていうのは何だか後ろめたさがある。それは「相手よりもネットの方が面白い」みたいなメッセージを暗に発しているからだ。「子供の相手よりケータイか」みたいな。相手がケータイをわざわざ覗き込んで「何見てるの〜?」みたいな事やらないし。そうすると結局ケータイを触っている以上の事は何も伝わらない。伝わったとしても理解してもらえない事が大半。

ところが紙媒体だと、何をしてるのかが一変して一目瞭然になる。別に会話しなくても、相手には伝わっているという安心感がめっちゃ心地良いというか、ストレスが凄く小さい事に気づいた。

The New York Timesみたいな小難しいモン読んでても、例えば「なんかスイスは家が高すぎて頭金が3千万かららしくて、全体の36パーしか持ち家じゃないらしいぞ」といった事を話せば、「いきなりなんやねんコイツ」とはならず、「あー新聞に書いてるネタね」と暗黙の了解を得て会話がスムーズに始められた。スマホだと、まずは「なんかXでバズってんねんけど…」とか前置きが要るしイメージを共有する必要があるので面倒くさい。

検索できないしハイライトをReadWiseに同期出来ないし新聞だとガサガサうるさいし、利便性は劣る部分があるけど、紙媒体は良いなあと思ったのでした。

余談:

左のFour Thousand Weeksはオススメ!
Right Kind of Wrongの "The Science of Failing Well"っていう言い回しが良いなあと思って写真でメモした。以前Productive failureっていう言葉を使って記事を書いたけど、Failing wellも良いな。

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