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今日のニュージーランドの新聞より - 今している事をするのが、これが最後だったら

今日は夫が買いたいものがあると言ったので、一緒に街に出かけ、スーパーでいつもの週一の買い物をし、帰りに行きつけのカフェに行きました。

そこで読んだのがこのコラム。(今週の週日の新聞でした。)

New Zealand Herald という新聞に定期的に載せているMatt Heath という人の、最後のコラム、という事でした。
この人は、コラムニストの他に、俳優とか、ポドキャスト配信とか色々やっているらしいですが、私は全く知りませんでした。

彼は書いています。
「私達がする全ての事、それは職を変える様な大きなイベントだけでなく、ピザを食べるとか、本当にごく日常の事でも、いつかは最後の機会という時が来る」

そして、私達は、いつも「これが最後だ」と事前に知っている訳でもない。

下の、Steve Jobのスタンフォードでのスピーチでも、そんな話を引用しています。
「毎日、これが最後かも知れない、と思っていれば、いつかはそれが正しい日が来る。」

私も自分がもっと若い頃は、あまり考えた事はなかったのですが、
特に医師をしていると、自分と同じ位の歳の人が、病気で亡くなっていくのに遭遇するので
現在は、頻繁に「今日が最後の日になるかも知れない」と考えます。

人間は全ていつかは死ぬ。自分も例外でない。

そう考えて、今生きている瞬間を貴重に思います。

その反面、その事をあまり考えているのも、効果的でない様に感じます。

「まあ、どうせ死ぬんだったら、世の中を良くしようとか、
他人の役に立とうとか思わずに、楽な事してればいいんじゃん。
どうせ、私の生きている間には、世の中は変わらないよ。」
という刹那的な考えも浮かんできます。

私がnoteに書いている記事達も
多分真面目すぎて、
または、書き方が面白くなさすぎて
またはフォロワーを増やそうとする努力が少なすぎて
私が読んで欲しいと思う人達が、選択して読んでくれるとは限らない。

「記事を書いていても、無駄じゃない?
スキがついたって、世界は変わらないよ」
という声が聞こえてくる。

まあ、そうですよね。


Matt Heath はこの最後のコラムの中で、Oliver Burkemanという人の書いたFour Thousand Weeks - Time Management For Mortals に影響されて書いたコラムの事を書いています。
「自分に訊いてみて下さい。この選択は自分を成長させるか。
この様に問うことは、何を選択するか決めるために良い方法です。」

確かに。

でも、いつも自分を成長させる選択ばかりはしてられません。

私の元気のレベルが下がっている時は
「読みたい」と思っている自分の勉強のための本を読むより
「食べ放題」のyoutubeビデオを見たりします。笑
特に「明日死ぬ」って分かっていたら、「勉強の本」より、「笑えるビデオ」を見るかも知れないです。

だからと言って、ただダラダラと長時間を過ごすのには、私には抵抗があります。

それは何故か。

結局のところ、「他人の役に立ちたい。世界を良くしたい。」と思ってしている行動は「そう思って、自分の人生を意味深いと感じたい」自分のための選択なのですよね。

色々書きましたが、結論は結局はいつも考えていることに落ちつきます。

自分の行動は全て自分を満足させるために、自分で選択している。
自分が自己満足でしている行動が、実際に他の人に与えるインパクトをもっと大きくするための策略を立て、努力をしてみよう。
それが、自分がこの世を去る時の満足感を上げる方法だと思うから。

(多分、この記事は、自分も、他の誰かも成長させない記事だったと思います。笑)

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