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『青春18×2 君へと続く道』の感想

『青春18×2 君へと続く道』の感想

一昨日、『青春18×2 君へと続く道』という映画を見てきた。僕は、清原果耶ちゃんが好きでこの映画も清原果耶ちゃんお目当てに見に行った。

この後、ネタバレ含みます。

一言で言うと、とても良かった。映画のストーリーはもちろん、映画の構成もよかった。この映画は過去と現在を行き来する場面が多くある。その行き来が違和感なく行われていて(ほんの少しだけ行き来多かった気がするが、全体的に)良かったと評論家気取りのただの邦画好きから言っておく。
主演はほぼ、シュー・グァンハンさんで主題歌のミスチルの『記憶の旅人』もジミー役のシュー・グァンハンさん目線の歌詞だった。この歌が流れるタイミングもとても良かった。
「脚本の藤井直人さんスゴ!」と感じたシーンは、アミ(清原果耶)とジミーが最後の方、ランタン祭り?に行くシーン。二人でイヤホンを片方ずつしていた。ここでジミーが「ミスチルの歌いいよね」的なことを言って流す。しかし、ここで音楽を流さない。正直、ここで主題歌流すのかな?と思ったが流さなかった。セリフがあったのもあると思うが、この映画は登場人物に感情移入するというより二人の物語を客観視する映画だ。だから、このタイミングで「音楽を流さなくて良かったー」と思った。
前半はそこまで物語の大きな展開をそこまでなく、ただ二人の恋の様子が描かれる。しかし、中盤になっていくにつれアミに違和感を持ち始める。その伏線を後半に綺麗に回収していく。
後半戦は現在の話が多くなり、ジミーの旅と共に過去の恋愛を触れていく。この旅の順路などがまた考察班が大盛り上がりするポイントだなと感じた。僕は、スラムダンクは鎌倉だし、、、と思い、アミと出会ったきっかけが象徴する場所を順番に通っているのだと思った。(この映画は原作があるらしいので、そちらを読めばわかりそうだが。)
途中で出てきた、道枝くん演じる幸次は30歳手前くらいの大人しい人でも良かったのかな?と感じたが、あの無邪気さや若さがあって聞ける質問や行動もあったのかなとも感じた。
アミの死をジミーとお客さんが知るタイミングが違う所も他にはなくて良かった。

この映画は、どんな相手と見に行っても面白いと思う。
時の流れの早さや人生はタイミングが大事なんだという事を教えてくれる。

金欠大学生なんで、親のユーネクストのポイントが溜まったら、次は『夜明けのすべて』見に行きたいと思います。


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