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『彩風に、たかく翼ひろげて』という話をムーンライトノベルズさんに載せます

3月になりました。今年は花粉攻撃がすごいですね……。私は鼻と目が死んでます。つらくて何もできない毎日です。

さて、それでも少しずつ新作を書いてはいるのですが、なかなか進まないので、以前書いた話を取り出して改稿したりしていました。
その中で、6年程前に書いた『彩風に、たかく翼ひろげて』という作品を細部改稿して、作り直しました。
この話をムーンライトノベルズさんにも載せています。
もしもご興味のある方がいらっしゃいましたら、お立ち寄りいただければ嬉しいです。

『彩風~』は約6年前に書いた作品になります。 
HPのあらすじにも記しているのですが、当時やくざ物を書きたいと思い立ち、色々と調べていくうちに博徒にたどりつき、明治時代の男気のあるやくざって恰好いいよな……と惚れて、描き始めたものです。
しかし時代物など書いたこともなく知識もなかったので、準備だけで1年ぐらいかかり、博徒の資料も手に入らず、ずいぶん大変な思いをしました。
けれどつきあいが長くなったキャラたちには思い入れもできて、書き上げるまでの1年半、脳内で一緒にすごした隼珠 はず迅鷹 はやたかには、今でも格別の思いがあります。
さらにこの作品は、エブリスタさんの合戦の1次落選を経験しているので、自分の不甲斐なさとも相まって、ふたりに申し訳なかった……という忸怩たる感情もあったりします。
エブリスタさんの合戦では、お友達や知り合いの方がたくさん1次通過されたので、落選した私は非常に落ちこんでずいぶん長い間立ち直れませんでした。もちろんダメだったのは自分に実力がなかったためなのですが、ダメなりにどうしていいのかわからずに悩んだ記憶があります。
そんな時期を一緒にすごしたこの作品とは、長い間向き合うことができずにいました。お蔵の奥にしまって見ない振りをしていたこともありました。
けれどやっぱり、漫画や映画で博徒を見かけるたび、この話のことを思い出して、いつか気持ちが落ち着いたらきちんと改稿して、もうすこし完成度をあげてあげたいと思ったりもしました。
幸いなことに、エブリスタさんのほうで時折読んで下さる方がいらっしゃって、本棚やスターなど投げてもらえているのを確認して、ここ最近になってやっともう一度手をいれてみようという気になりました。

ストーリー的に大きく変わったところはありませんが、細部を手直しして、以前より読みやすくなっているのではないか(自分比)と思っています。
流行とはかけ離れた、明治時代の任侠世界というニッチな話ですが、ちゃんとBLはしていますので、時代物の好きな方の目にとまって、読んでいただければ嬉しいです。
ちなみにムーンライトノベルズさんで『博徒』のタグを検索したら1件だけヒットしました。この作品が2件目になります。非常に見つけやすくなっています。

毎日午後9時に更新予定です。ひっそり更新していますので、もしよければお立ち寄りください。
そして感想など投げていただければ、とても、とても嬉しいです。
どうぞ、よろしくお願いいたします。


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