おたくによる感想と布教
はじめに。
これは いてもたってもいられなくなったオタクによる、感想と個人的な身内向けの布教用ページです。私自身まだまだ解釈や認識が浅いため、色んな方の言葉や資料を拝借しております。読みづらい部分多々あるとは思いますが、あらかじめご了承ください。
改めましてこんにちは。
2019年11月現在、絶賛放送中のFate/GOアニメ「絶対魔獣戦線バビロニア」の第5話「邂逅」はもう見ましたか?!?
これをしたためている間に2、3週間経ってるのでもうすでに見た方もいるでしょう。
ぶっちゃけ私はまだ見てません。
けれども無事に死にました†┏┛墓┗┓†
何がやばかったのか。少しだけストーリーをおさらいしましょう。
第5話について
第5話はゲームで言うところの【第6節】「遭遇」にあたります。ペルシア湾の観測所を訪れたマスター、マシュ、賢王ギルガメッシュの3人が、エルキドゥ(キングゥ)と遭遇する節です。
強かったよね。
そして ここが問題のシーン。
賢王ギルガメッシュとキングゥはここで初めて相対します。
いたって普通ですよね。亡くなったはずの無二の友と久々に会ったはずなのに、思ってたより普通じゃん……。
精神的に成長した賢王だからこそなのかなあ。不老不死の旅を経て 友の死を乗り越えたのかなあ。そう思いますよね。わかる。
それではアニメでのこのシーンをed曲とともに見てみましょう。アニメのネタバレを含むので見てない人は5話を見るのも良いでしょう。
いや
え、
なに、えっ、
なにこれ
え?
いや、、、
想像してたのと ちゃうやんけ……………………………………
めちゃめちゃしんっっっっっどい!!!!!!!!!!!!!
いやいやいや、えっちょっと待って。だってだって誰が予想できます??あのゲームの立ち絵からアニメでこんなになるって誰も思わないじゃんちょっとほんとにまってしんどすぎるえ~~~~~~~~~~~~~~~~?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!
むり
そもそもギルガメシュ叙事詩って?
5話を振り返る前に。
「 すべて覚えている。
輝かしい英雄譚も、
くだらぬ道行きも 争いも。」
英雄譚?2人は生前どんなふうに過ごしていたの?
そもそもギルガメシュ叙事詩って何?
聞いたことはある or なんとなく大まかには知ってるけど読んだことない。
ギルガメッシュとエルキドゥが親友なんだなってことはわかる。
そんな方も少なくないはず。
私も何度か本は借りましたが 翻訳本だから慣れてないと読み進めづらい、興味がなかったら絶対手を出さなかったな……そんな感じです。
5話を振り返る前にギルガメシュ叙事詩について知っていきましょう。
この先は私による私のための布教タイムです。
が、
2人を知れば知るほど 5話が、この先のアニメが、FGOが、FGO以外の他作品が 何百倍も楽しめること間違いなしです。メソポタをよろしくな!!! ハマれ。
・原典とFate史のギルガメシュ叙事詩
世界最古の物語 と謳われる「ギルガメシュ叙事詩」。
作者は不詳。紀元前1300年~1200年ごろの古代メソポタミアで生まれ、現代にいたるまで世界中の物語に多大な影響を与え続けてきました。
ご存知 Fateシリーズも例外ではありません。
しかし、原典とFate史における叙事詩は 大筋の物語の流れは同じですが、細かい部分で異なってきます。(原典のエルキドゥは武器じゃないとかetc)
順を追って見ていきましょう。
・名前表記と大まかな関係図
まとめるのめっちゃ頑張った……!!!大変だった…………少し見づらいかもしれませんが頑張って見てください。画像をタッチすれば比較的見やすくなります。
名前は書籍や作品によって表記が変わるのでめちゃくちゃ混乱します。赤いマークがついてる方がFate作品での表記になります(多分)
神々はこの他にも エレシュキガルの夫のネルガルや、イシュタルの夫ドゥムジ等その他もろもろがいたりします。この2人はFGOイベ「冥界のメリークリスマス」にも出ていましたし、ドゥムジに関しては復刻ギル祭のBOXガチャ画面でみんなモフモフしましたよね。アイツです。
七章ラスボスのティアマト神はイシュタルから見て、ひいひいお婆ちゃんくらいの古い 原初の海の女神です。淡水の神アプスーと交わり、より若い神々を生み出した全ての根源たる母。現にゲーム内のイシュタルも彼女を「母さん」と呼んでいました。
エルキドゥの身体に宿ったキングゥという魂も彼女の息子の1人です。7章でも語られていましたが、若い神々と袂を分けたティアマトは戦うべく「11の怪物(魔物)」を生み出し、その指揮官に指名されたのがキングゥでした。神々に敗北した彼は処刑され、その血と骨が人類創造に使われたと言われます。この部分が7章の新人類云々に繋がるんですね なるほどー(今気づいた)
ここまで語っといてなんですが、今回語るギルガメシュ叙事詩にはあまり関係ないので今は省略します。
今回は「二人を知ってもらうきっかけ」になればということで、分かりやすくするためにFateで語られるギルガメッシュ伝説を中心に、原典と交えつつ説明していきます。
苦手な方はご注意下さい。
名前表記は基本FGO表記(赤いマーカーの方)でいきますが、原典でのエピソードの時は エルキドゥ→エンキドゥ等 表記を変えると思います。悪しからず。
原典でのキャラ紹介はこちらが面白くて読みやすいです。
Ⅰ.天の楔-英雄王ギルガメッシュ
伝承のギルガメッシュは、初期王朝時代 第5代目の王。先々代はギルガメッシュのお父さんであるルガルバンダ、先代の王がドゥムジです。羊ェ…
人間の王ルガルバンダと古代の女神ニンスンの間に生を受け、3分の2が神、3分の1が人間のギルガメッシュ。Fate/EXTRA CCCにおける略歴では、幼年期から王としてウルクを統治していた、と描かれています。
古代メソポタミアの神々は、人が持つ圧倒的な世界の変革力による「古代の神が不要になる未来」が訪れることを恐れ、人間側でありながら神の陣営に属する新しい統治者を欲しがりました。神が言うに、ソレは「楔」(くさび)。天と地を繋ぎ止めるものとして、神と人の決壊を防ぐべく打ち込まれた防御措置。
神と人とを分かつまいと作られた『天の楔』。それがギルガメッシュに与えられた本来の使命であり、神々に望まれた彼の在り方でした。
まっとうな生の営みによって生まれたわけではないギルガメッシュでしたが、幼年期は 神を認め敬い 人を愛して守る理想の少年王でした。しかし神から見たらおごりきっており『本来の使命』を果たしていない、そんな楔を「神の元へ戻す」ために神々によって造られた兵器、それがエルキドゥでした。
※天の楔などはFateオリジナルの設定。原典ではギルガメッシュが神の血を分けた理由は描かれていません。
Ⅱ.天の鎖-英雄エルキドゥ
本来の役割を果たせていないギルガメッシュを戒めるため、千差万別に変化する道具として土塊から造り出された生命、それがエルキドゥです。
原典では毛むくじゃらの雄々しい大男など描かれ方が様々あります。Fate世界における叙事詩ではどんなふうに描かれているのかハッキリしたことは分かりませんが、「かの暴君英雄王と互角に渡り合う唯一の友って一体どんな人なんだろな」と考古学者やら魔術師やら1度は想像をふくらませたことがあるでしょう。
それがこんな…………
こんなに美しいなんて誰が予想しました……?
否、誰も想像しなかったでしょう。
か〜わいい〜〜〜〜〜〜〜〜☺️💕💕💕💕💕💕
その実、普段は美しい花のような佇まいの彼(彼女)は、いざ動き出せば待ったなし・容赦なし・自重なし、の恐るべきアクティブモンスターとなります。この様子はフワワ討伐で顕著に描かれています。悪気は一切ないながら、相手の地雷を全力で踏み抜いてしまう発言をする傾向があることから「キレた斧」と呼ばれており、暴君ギルガメッシュに「ちょっと我でもどうかと思う」とまで言わせます。かわいい〜〜〜〜〜💕💕💕
公式で「美しい花のような佇まい」と称される美しさのエルキドゥ。しかし最初からこのような姿だったわけではありません。この姿はある聖娼を模した姿なのです。
Fate/EXTRA CCC、Fate/strange Fakeで綴られるエピソードを元に色々交えつつ見ていきましょう。
Ⅲ.聖娼との出会い
父は神々の王アヌ神、母は創造の女神アルル。
太古の昔、神によって生まれ 妖怪じみた泥人形として地上に落とされたエルキドゥは、父でも母でもない“誰かの呼ぶ声”を聞き、目を覚まします。理性も知性も魂も、男女の別すら持たず、森で暮らす野の獣と変わらない存在にすぎなかったエルキドゥ。
“ 鎖よ、おまえは楔を私たちに戻すのです。”
目的としていたのは、母から授かったこの使命のみ。荒野の彼方から聞こえる“誰かの呼ぶ声”を気にかけながら、目覚めてから数年、野を駆けるだけの日々を送っていました。
しかし聖娼シャムハトと出会ったことにより運命が流転します。
性別すらなかった泥の塊は、男女の垣根を越えたシャムハトの美しさに一目で心を奪われたのです。
6日7晩に渡って聖娼と寝食を共にするうちに、人間を知らない泥の獣は シャムハトの美貌を真似るように己が姿を人へと近づけ、人としての知恵と理性を手に入れました。
しかしその対価に、本来持っていた「後の英雄王に匹敵する」とまでいわれた力の大半と多くの神気を失います。
必要に応じて様々な姿に変わりますが、基本は緑色の髪を伸ばした16歳ほどの人型です。
Ⅳ.神々によって造られた存在
ギルガメッシュに神の怒りを示すという役割と使命を改めて把握したエルキドゥは、自分の存在意義を確固たるものとして認識したことで、胸を躍らせながらギルガメッシュを見つけ出します。しかし当時の王はまだ幼かったため、自分とは違い 人間の血が混ざった彼の成長(成人する日)を待ち、対等の在り方として戦える日まで待つことにします。
(これはCCCでの描かれ方であり、Fakeでは、シャムハトから幼少の頃の話を聞かされてはいたが実際に会ったことはない等、描かれ方が様々。)
ギルガメッシュのいる城塞都市を荒野から眺めるエルキドゥは、あの中から“ 誰かの呼ぶ声 ”がすると確信し、はやる気持ちを抑えつけ少年の成長を心待ちにします。
エルキドゥの目から見ても幼年期のギルガメッシュは、地上の誰よりも優れた王性を持っていました。寛容で、思慮深く、公正で、道徳を重んじる少年王。彼がおごりきっているという認識は、神々の誤認としか思えません。
仮に問題があるとすれば、彼は神々を敬ってはいても 服従はしていない。その一点だけでした。
Ⅴ.暴君ギルガメッシュ王
歳月が経ち、少年は青年へと成長します。エルキドゥは神々の危惧が正しかったことを認めました。優れた少年王は たった数年で別人へと変わり果ててしまったのです。
暴君として君臨するギルガメッシュ王の横暴ぶりはウルクの民たちを心底困惑させました。独裁。圧政。強制。徴収。私利私欲による栄華のかぎり。中でも1番困ったのが「処女権」。
「新婚夫婦の初夜に乱入して処女破り」「婚姻が決まった娘の処女を夫より先に破る権利を持つ」などやべー趣味。最悪すぎる…🙄
原典では、この乙女たちの訴えがエンキドゥを造り出すきっかけでもあります。この『王のやべー趣味』の噂を聞いたエンキドゥはブチ切れて「マジでそれはどうかと思うよ」とカチコミ申しに行ったりその後仲良くなったりするのでした。
ウルクの民たちは「なぜこんな事になったのか」と嘆き、神々は「ここまでとは思わなかった」と頭を悩ませます。
しかしエルキドゥには、彼の豹変の理由が 痛いほど読み取れました。
人でも神でもない、超越者として作られたギルガメッシュが持つ視点は、あまりにも広く遠く、生命として孤立し、神々ですら、ギルガメッシュが見据えるものを理解出来ていませんでした。
ありあまる力が ありあまる孤独を生み出した。
それでも彼は、自らが自らに課した使命から逃げ出さず、王であることを捨てませんでした。彼は真剣に神を敬い、人を愛した。その結論として、神を廃し、人を憎む道を選んだだけだったのです。
ギルガメッシュと同じ神に造られた人形だからこそ、惹かれ合い、唯一彼の孤独に気付いたエルキドゥ。オエッ……泣く………………
Ⅵ.星が降る夢
友の到来をつげる夢-第一の書版(4)
これは原典の方で読めるシーンで、今のところFate作品内でこの夢の描写は特にありません。しかし大事なことなので見ていきましょう。あとでテストに出るよ。
シャムハトとエンキドゥがにゃんにゃんしたり文明を教えこんでる一方、ウルクではギルガメシュが『不思議な二つの夢』を見て、それを夢解きの女神である母 ニンスンに伝えます。
ここで語られる『天の星』と『一本の斧』。これは一人の人間、つまりエンキドゥのことを暗示しています。
『天の星がギルガメシュの上に落ちてきた』『一本の斧がウルクの通りに投げ出されてきた』
後者はカチコミ申しに来たエンキドゥを予言したものでしょう。母ニンスンは、ライバルとしてやってくるエンキドゥが、やがてギルガメシュの無二の友となるであろうと夢を解いたのです。
“ギルガメシュ、お前は彼を 女に対するように抱き、彼に愛を注ぐでしょう”
いや……さすが原典……表現が直接的すぎるし2回も言った……つよい。それくらいエンキドゥを大事にするでしょうという比喩表現なんだろうけど……わからない…………原典を侮ってはいけない……。このふたり強火すぎる。
Ⅶ.対峙する二人
天の楔ギルガメッシュと天の鎖エルキドゥ。成婚の儀を行う建物の前で、2人はついに対峙します。
慢心、ではなく、孤独、と言うべきだったが、それは出来なかった。彼の誇りに傷をつけたくなかったから。
二人の天地を揺るがすほどの激しい死闘は数日にも及びました。万象自在に変化し、ギルガメッシュと対等にやり合うエルキドゥを相手に、はじめは「土塊風情」と相手にしていなかったギルガメッシュもまた、持ちうる全ての力を振り絞ります。やがて追い詰められ、彼は初めて秘蔵していた財宝を取りだし、最後は楽しみながら惜しみなく、財を投入するのでした。
戦いに居合わせたシャムハトは、このときの戦いの様子を「世界が七度生まれ、七度滅びたようだった」と詩的に表現しています。
戦いはどちらの勝利で終わったのか。王の秘蔵は底をつき、エルキドゥもまた9割の粘土を失い、鏡合わせのように どちらともなく地に倒れこみます。
「使ってしまった財宝は、惜しくないのかい?」
そんなエルキドゥの問いに、
「なに。使うべき相手であれば、
くれてやるのも悪くはない」
そう晴れ晴れとした声で答えるギルガメッシュ。対等の者がいなかったギルガメッシュにとって、初めて“友”と呼べる存在ができた瞬間でした。
最後の言葉、これ王の最大級のデレですよね……!!!!!エルキドゥを認めたことを言葉にした瞬間だ……。青春漫画なら拳をコッツンコしてるところだよ……。
ちなみにFGOや他作品でも見れる、財宝を投げ打つ攻撃『ゲートオブバビロン』をギルガメッシュが覚えたのはこの死闘が発端だとか。「頭の悪い癖をつけさせてくれたな」と語っています。このゲートオブバビロンの展開数で王の本気度が分かるらしいです。これに関してはこちらをご参照ください。
にっこり☺のっけからエアを抜いてる時点で異例……😊ギルガメッシュとエルキドゥが出会い頭ドンパチするFate/strange Fakeはいいぞ。
余談ですが、この広場での伝説的死闘、神話の再現だ〜!!!と胸熱になった戦いがFGOにもあります。やったことがある方はやったことがあると思う。
そう!!!復刻ネロ祭!!!!!!!
ギルガメッシュは初代ネロ祭に引き続きエキシビジョンで名を連ねてましたが、(私は初代はやってないので真偽はわからないけど恐らく)エルキドゥで挑めたのはこの復刻が初めてだったんじゃないかな と思います。エルキドゥ実装は7章に入ってからなので初代には間に合ってない…多分……。このイベントほんとうの意味での期間限定神話再演だったんだな……。エモいね。胸熱です。
Ⅷ.怪物フワワとの戦い
数日にも及ぶ死闘の末、互いの武勇を認め、対等の存在となったギルガメッシュとエルキドゥ。
以後、ギルガメッシュの王政は(比較的)軟化を見せ、彼らは共に駆け抜けるような日々を送ります。数々の困難をくぐり抜け、様々なことを語り合った二人。杉の木を得るための怪物フワワとの闘いもその一つです。
神に命じられ、杉の森を守護するフワワもといフンババ。2015年という近年に新しく見つかった粘土板の解読により、エンキドゥとは旧知の仲だったことが判明してます。怪物だった頃のエルキドゥをも上回る力と鋭利な爪を持っていた一方、無垢な少女の心を持ち、頭部に薄い色の花の冠を着けていたフワワ。
叙事詩では、香り高き杉の森に遠征し、森の守り手である怪物フンババを征服して名をあげようとエンキドゥに提案するギルガメシュ。山を知るエンキドゥは、涙で目を濡らしながらフンババの怖しさを語って彼を思いとどまらせようとしたり、それに対して「お前が恐れるならば、わたしがお前の前を行こう。お前は『 近づけ、ひるむな』と私を鼓舞すればよい。」と語り掛けるギルガメッシュ。イチャイチャしてる。
しかし実際にフンババと相対したギルガメシュは、フンババの恐ろしい叫びに萎縮してエンキドゥに泣き言を言ったり「後ろ向きになるな」とエンキドゥに励まされたりします。わりとヘタレでビビり。しかしFateのギルガメッシュもフワワに関しては相当なトラウマになってる様子。気配を感じてすくみ上がるどころか、「イキりまくった挙句に相手に桁が違う戦力を見せつけられ、逆に煽り返されたり完全に戦意喪失して泣き出したりする」など奈須きのこ本人からお墨付きを貰ってるみたいです。まじか。FakeやFGOでフワワが出る気配があるので今後が楽しみですね!!!🥳
そんなこんな、シャマシュ神から風の援軍を送ってもらったりしながらフンババを縛り付け優勢に立つギルガメシュとエンキドゥ。「杉でも何でもあげるから命だけは助けて欲しい」と命乞いをするフンババに慈悲の心を見せようとするギルガメシュと、それに対して「きっちり殺そう」と主張するエンキドゥ。こわい。
フンババを打ち倒し首を撥ねたギルガメシュ。彼らは伐採した杉で作った船をユーフラテス川に浮かべ、杉とフンババの首をウルクに持ち帰ります。この後彼らは、フンババに森の番を命じていたエンリル神にぶちギレられたりするのでした。チャンチャン🎶
※Fateにおける、フワワとの闘いの経緯や戦闘の詳細は未だ不明のままですが、『FGO』のエルキドゥの幕間で彼女を気にかけるエルキドゥの様子が描かれています。そこで描かれるフワワの在り方とかなんか諸々が不穏すぎる上に、エルキドゥの絆礼装から踏まえると、フワワとのあれやそれやは今後のFGOで描かれるのかな?多分。是非エルキドゥの幕間を見てください。まじで不穏です。
Ⅸ.幕間-共に在るもの
これから語るのはフワワ討伐後のふたりです。
これは本来『Fate/EXTRA CCC』のみでしか見られない内容ですが、ギルガメッシュとエルキドゥを理解する上で絶対に外せない部分なので特別に見ていきましょう!
CCCギルガメッシュルートのネタバレなので注意して下さい。
7章の舞台でも語られていた、叙事詩には綴られない、二人だけの幕間。
ギルガメッシュは王として己を定め、己が良しとする王道を見極めました。ウルクを治めたのも神の意に沿ったわけではなく、「ウルクがよいものだったから」。そんな彼が自身に定めた王道とは、「己に相応しい宝を獲得し、守護する」こと。「人間の守護者として、星の文明(みらい)を築く」こと。ギルガメッシュの根底はそこにあり、彼は弱い人間を軽蔑し切り捨てるが、ヒトの可能性を誰よりも信じているのです。
人々の行く末を見定めようと己を定めた、ギルガメッシュの孤立の理由を理解したエルキドゥ。
神でも人でもない、神に造られた道具。それはギルガメッシュがその行く末を見定めるべきものではない。それはエルキドゥがギルガメッシュと対等であると考える理由であり、共に居るための理由でもありました。
しかしギルガメッシュはそれを否定します。共に生き、共に語らい、共に戦うもの、それを友と呼ぶのだと。この瞬間からエルキドゥは、神々の道具ではなく、ギルガメッシュと共に在るものとなったのです。
このシーンは一言で説明するのが難しい……🙄セリフで見た方がギルガメッシュの真意などがしっかり読み取れますね!
あのギルガメッシュと友達になれるなんて 噂の親友とやらはどんだけ凄い人なんだ。なんて思いがちですが、エルキドゥを、2人を、知っていけば知っていくほど、凄いのはギルガメッシュだったのか……という気付き…。
互いを理解し合いエルキドゥのために言葉を尽くし語りかけるギルガメッシュ……かけがえのない存在なんだなあ……。むり………。
Ⅹ.女神イシュタルの求愛
王として国を立派に統治し、ウルクを守るために神獣フワワの退治に成功したこの頃のギルガメッシュは、眩しく強大で、神々でさえ目を逸らせない存在でした。
やがてそんなギルガメッシュに、豊穣の女神イシュタルが恋をします。イシュタルは求婚を迫りますが、イシュタルの残忍性を知っていたギルガメッシュは、彼女の愛人となった者たち(配偶神ドゥムジなど)の悲惨な末路を数え上げ、その不貞と残忍性を指摘し求婚をあっさりと跳ね除ける のでした。
これに激怒したイシュタル。彼女はギルガメッシュに侮辱された、とパパであるアヌ神に泣きつき、報復として“グガランナ”を造るよう求めます。
グガランナとは、嵐をまとう超高層の災害であり、地上に現れると7年間の飢饉と破壊(ウルクの滅亡)を招くとされる最強の神獣“天の牡牛”のこと。
めちゃくちゃでかい。
これを地上に放ちギルガメッシュの殺害を求めますがアヌ神は拒否。
しかしイシュタルは「作ってくれなきゃ冥界から多数の死者を蘇らせ、地上に生ける者を喰わせてやる」と半ば脅し、無理矢理グガランナを造らせるのでした。
ⅩⅠ.神獣グガランナとの戦い
ウルクの地に放たれた大災害級の神獣、天の牡牛グガランナ。
デカすぎて脚しか見えない。
その荒々しい鼻息はメソポタミアの地にいくつもの穴を開け、ウルクの男たちを百人、二百人とその穴に落としていきます。
叙事詩最大の見せ場のこの戦い。ギルガメッシュは自らの鎖で神獣を縛り上げるエルキドゥと共に協力し、大バトルの末グガランナを撃ち倒します。シャマシュ神(ギル専属守護神)に掴み出した天牛の心臓を捧げるギルガメッシュとエルキドゥ。
怒りに震えるイシュタルは、城壁の頂からギルガメッシュに向かって呪いを吐き掛けます。
「ああ、私を侮辱したギルガメッシュが、
天牛を殺害した。」
それを聞いたエルキドゥは、天牛の死骸から腿を引き裂き、彼女の顔に投げつけて言い放ちます。
「はらわたでお前を着飾ってやんよ」とまで言うエルキドゥ。こわい。
ギルガメッシュにフラれるのみならずフルボッコにされた挙句、生もも肉を投げつけられトラウマを植え付けられた女神イシュタルは泣く泣く天に帰って行きます。
しかし、これで終わらないのがイシュタル!
エルキドゥにも侮辱されたイシュタルの怒りは当然収まらず、人の身で神の獣を殺したことを罪として、両名どちらかの死を神々に求めます。
その結果、イシュタルの願いは聞き届けられ、両名のうち一人、神に造られたエルキドゥはその命令に逆らう事が出来ず、熱病の呪いを得て苦しむことになるのでした。
ⅩⅡ.唯一無二の友の死
「許さぬ。なぜおまえが死ぬ?
罰がくだされるのなら、それは我であるべきだ!
すべては我の我が儘ではないか!」
熱病の呪いを得てゆっくりと衰弱し土塊に戻っていくエルキドゥは、自分を抱きかかえ号泣するギルガメッシュに進言します。
「悲しむ必要はありません。
僕は兵器だ。
君にとって数ある財宝の一つに過ぎない。
この先、僕を上回る宝はいくらでも現れる。
だから君が頬を濡らすほどの理由も価値も、
僕にはとうにないのです。」
神の道具として造り出された消耗品のような己とは違い、確固たる自我によって神々に逆らい続けたギルガメッシュに対して、強く焦がれ、憧れ、憎しみを感じてすらいたエルキドゥ。
己の死の間際にあっても、悲しむギルガメッシュに対して、数ある財宝のうちの一つが失われるだけだとエルキドゥは言います。いずれ己を上回る財宝が現れる。その時、『英雄王とともにある財宝』である己は無価値になる。価値があるのは、英雄たる輝きを持ったギルガメッシュただ一人なのだ、と。
忘れることのできないギルガメッシュに、『取るに足らない道具のことなど忘れてほしい』と願うエルキドゥ。
しかしギルガメッシュはそんなエルキドゥに対して、彼の価値を高らかに宣言します。
「価値はある。
唯一の価値はあるのだ。
我はここに宣言する。
この世において、我の友はただひとり。
ならばこそ───
その価値は未来永劫、変わりはしない」
未来永劫、ギルガメッシュの友はただ一人であると。それこそがエルキドゥの唯一無二の価値なのだと、そう言ったのでした。
理解者などいない。孤高であり続けることを最大の誠意としていたギルガメッシュの矜恃に、永遠の疵を付けてしまった。神々が下したどんな罰よりも残酷な枷を嵌めてしまった己を罪深いとし、王が看取る中、エルキドゥは息を引き取ります。
そうして、人々を守護するために孤高となった王は、親友を喪った孤独の王となったのでした。
エルキドゥの葬儀は手厚く執り行なわれ、彼の死を聞いたウルクの民は嘆き悲しんだとされています。
うわーーーーーーーーーん !!!!!!!!!!!!
しんどい!!!!!!!!!!!!!!!!
アニメ初っ端からこのシーンだったから心臓止まりかけた。
は〜〜〜〜〜〜〜推しの別離…………永遠に引き裂かれた運命の二人…………………しんどい………………
エルキドゥの価値を守るギルガメッシュの描写は、Fate/Zeroのイスカンダルとのシーンで見れます。
尊い…………。
ⅩⅢ.不老不死の旅
唯一の理解者であり、友人のエルキドゥ。彼を奪った死を嫌い、怖れ、己の生に恐怖したギルガメッシュは、それまで生きてきたのと同じ年月をかけ冥界を目指し旅立ちます。不死を得た賢者ウトナピシュティムに会うための旅。不滅の身を求めたのは何のため、誰のための行動であるかは分かりません(真実は彼の王道にある)。
長らく荒野をさまよい冥界へと辿り着いたギルガメッシュは、かつて地上を襲った大津波から逃れ続けるウトナピシュティムという賢者(老人)に出会います。
ところが、その賢人は神の序列に加わっただけで不死に秘密などはなかったのだということを知り、更に賢人が半ば植物と化している事実を目にしたことで、冥界を後にしました。
※この大津波の物語(洪水物語)は旧約聖書『創世記』に登場する「ノアの方舟」の物語に非常に酷似しており、色々物議を醸したようです。
帰ろうとしたギルガメッシュは、ウトナピシュティムから「神に乞わずとも、深淵にある不老不死の霊草があれば不死になれる」と教えられ、宝として蔵に収めるため深淵に立ち寄り霊草を回収します。
不老不死の霊草を得ることができ歓喜に震えたのも束の間、その帰路の途中、泉に立ち寄り水浴びをしていた最中に腹を空かせた蛇に霊草を食べられてしまったのです。
半生をかけ探し求めたものが一瞬にして消え去ってしまったとき、ギルガメッシュは 心の底から笑いが込み上げてきたといいます。
本人としても心の何処かで期待していた、“不老不死を手に入れたことで友の雪辱を晴らすこと”や“民の賞賛”などの我欲を捨てされた瞬間であり、ギルガメッシュが人として生まれた瞬間でもありました。
元より未来を見通す眼(まなこ)がある自分に不滅の身など必要ないと悟り、未来永劫不屈の身で”生の喜び”を謳歌できるはずもない と、すがすがしい気持ちでウルクへと戻るのでした。
・不老不死と蛇
蛇に霊草を盗まれた時の反応はFateでは“笑い”でしたが、原典ではひどく落胆して泣く泣くウルクに戻ります。かわいそう。
この時の出来事を『Fate/stay night』では「興味が失せたのでそこらにいた蛇にくれてやった」と自ら放棄したことを語っています(盗まれたのをくれてやったと表現した)。また、聖杯に不老不死を願うようなこともありませんでした。
蛇に霊草を奪われたまま帰国した原典と違い、ギルガメッシュが若返りの薬を持っている矛盾については『Fate/extra CCC』で、「こっそり冥界に赴き 盗まれた草を取り戻した」という余談によって辻褄合わせが行われました。
蛇という生き物はこの薬草を飲んだことで、脱皮という能力を手に入れたと言われています。『Fate/zero』で遠坂時臣が、「この世で初めて脱皮した蛇の抜け殻の化石」をギルガメッシュ召喚の触媒に使ったのはこのためです。
この霊草を加工して作られたものが『若返りの霊薬』になります。不老不死の名を騙ってはいるものの、実際の効果は成長を逆行させることでの延命でした。
ギルガメッシュが王として在位していた期間は、伝承では126年間と言われています。もう十分なおじいちゃんだろうに(神の血が混ざっているとはいえ)fgoの7章で若い姿のままなのは、この霊薬で若返っていたからかもしれませんね。
ちなみにfgoクリスマスイベで、この薬を飲んで誕生したのがジャンヌ・オルタ・サンタ・リリィちゃんでした。かわいい。
ⅩⅣ.王の帰還
不老不死の旅を終え、かくしてウルクに戻ったギルガメッシュでしたが、長旅にかまけ放浪した王に呆れた民たちは他の都市に移り住んでおり、唯一残ったシドゥリも「一言文句を言わないと気がすまなかった」と恨み節を展開。
新たな目的を探していたギルガメッシュは城塞都市を考案し、廃墟同然となってしまったウルクを立て直すことに成功したのでした。
その後、ギルガメッシュは苛烈さこそあるものの穏やかに国を治め、城壁と宝物庫を完成させると、次の王に都市を委ねて永眠したとされています。
※ この“帰国後のギルガメッシュ”は『Grand Order』にて初めて描かれましたが、特異点になったウルクを治める王と魔術師としての姿、2つの姿を取っており、他の世界線での彼も同じ状態であるかは定かではありません。第七特異点の真相からすると、統治具合や迎えた最期についてもそれ特有のものである可能性があります。
ウルクの復興に成功し城壁を完成させ、襲い掛かり始めた魔獣たちを北壁で迎え撃つウルクの民たち。
そんなメソポタミアの地にカルデア一行が舞い降りてくる(落ちてくる)ところから『Fate/GrandOrder 第七特異点絶対魔獣戦線バビロニア』の物語は始まるのでした。
・叙事詩おさらい後に見るアニメ5話
なが...長かった………………ギルガメシュ叙事詩長い…………
叙事詩が長いのはそうなんだけどFateでのギルガメッシュとエルキドゥの描かれ方が複雑難解すぎて、頭の悪い私は読み解くのとアウトプットに時間がかかる……。
時間があって興味のある方は後でリンクを貼っておくので色々読んでみてください。特にギルガメッシュという人物、かなり難解な人だけど知れば知るほど大好きになっちゃうからおもしろいですよ🥳
さてここからが本番です。
そもそもなんでギルガメシュ叙事詩の内容を見てきたんだっけ?と忘れてる方もいるかもしれませんが、七章アニメを更に楽しく見るためです!思い出しましたね。
そうそう、アニメ5話でエルキドゥ(キングゥ)と対面したギルガメッシュの反応があまりにもやばくてこんなものまで書いてしまってるんだよね。わはは。
想像以上にアンニュイな賢王様……。そんな顔するの…………。
ギルガメッシュの物語を見てきた&七章をプレイした皆さんならもうわかるよね。
七章の賢王ギルガメッシュは英霊ではありません。エルキドゥを喪い、死に恐怖し、不老不死を見つける旅を経てウルクに帰り復興を成し遂げた、生前のギルガメッシュそのものなのです。
輝かしい冒険譚と地続き……エルキドゥを失ったその延長線上の存在……複製じゃない、概念でもない。
そんな彼にとってエルキドゥの喪失は、まだ古傷にできていない。“胸に生傷を抱えたまま生きている”、それがアニメ5話ではっきりしてしまったのだ…………。
しんどい、しんどすギル………………。むり……むり……………………。
「すべて覚えている。
輝かしい英雄譚も、
くだらぬ道行きも 争いも。」
ギルガメッシュがそうであるようにエルキドゥもまた、ギルガメッシュと共にすごした輝かしい日々の記憶が 肉体に深く刻み込まれています。
その肉体の記憶にたびたび苛まれ苦しむ、エルキドゥの器に生命を吹き込まれ生まれたキングゥ。
ギルガメッシュを殺せという母の命に従いたいのに、殺せるはずなのに、それを阻害するエルキドゥの記憶とはどれほど美しいものなのかと。
こんな…優しいまなざし……見たことない……
これが涼風のような微笑みなのか、はたまた愁眉を開いた表情なのか……。
いや、すご……🤭
人間を裁定する道を選んだギルガメッシュは常に他者を「見下ろす」位置にいる。そんな彼が下から「見上げてくる」。このワンシーンだけでギルガメッシュにとってのエルキドゥってめちゃくちゃ特別なんだなあって分かっちゃうね……。
そしてこの優しい表情のギルガメッシュの脇に咲く赤と白の花。これ、これは………エルキドゥのバレンタイン礼装の……これが友の傍らに咲いてたのか………ピンと来ない方は調べてみよう。薄い青い花の方にもちゃんと意味があります。
ギルガメッシュもしんどいけどキングゥもしんどいんですよ…。
意識を持った時から『キングゥ』としての記憶も経歴も誇るべき過去もなく、心の中は常に空っぽでその在り方は突然発生した亡霊と変わらず、エルキドゥをモデルに創られた『新人類』という肩書きと母ティアマトに必要とされる事が自身の存在意義(それすらも後に否定され捨てられてしまう)。
そんな空っぽの心と相反して、機体である肉体に宿る記憶は、どれも美しく鮮やかで優しい世界が広がっていて、そこには常にギルガメッシュがいた。
世界で2人しか知らないはずの思い出なのに キングゥもそれを知っている。自分はエルキドゥではないのに、この記憶はエルキドゥだけのものの筈なのに、なぜこんなに胸が苦しくなるのか。
「 殺す 、殺さなくちゃ…
僕は エルキドゥでは、ないのだから、」
しんど……………………………………………………………
なにもかもしんどいんですよ、しんどいしか言ってない。しんどいオブしんどい。
今年令和初のしんどいオブザイヤー堂々の1位ですわ。
七章プレイ中はキングゥしんどという気持ちが勝ってたのにアニメ5話で賢王があんな描かれ方されてしまったもんだからしんどいメーターが爆上がりですむり。
アニメではゲームよりも、よりギルガメッシュとエルキドゥ、そしてキングゥにスポットを当てている印象なので今後の展開も目が離せませんね。8話でレオニダスと牛若丸が堂々の奮闘を繰り広げたりしてるし更に目が離せない〜は〜〜〜〜〜〜!!!!
・余談
ちなみに。
アニメのエンディングも、メソポタミアの空と海と大地がそれぞれのキャラクターと一緒に描かれていて最高ですよね!
そして互いの良さを引き立て彩るアニメのEDテーマ、「星が降るユメ」
『星が降るユメ』……。あれ?これどこかで見たことありませんか?気のせいかな?デジャヴじゃないよ。
前述した、『ギルガメシュ叙事詩』友の到来をつげる夢-第一の書版(4)を『星が降る夢』として紹介しました。この夢は前述したとおり、エンキドゥがギルガメシュの前に現れるのを暗示した夢です。
そしてこのEDテーマ『星が降るユメ』の歌詞を読めば読むほど、ギルガメッシュとエルキドゥのことを歌ってるのですょ…
読めば読むほど、“エルキドゥとの思い出を胸に 前に進み続けよう生きていこう”というギルガメッシュの歌にしか見えない……我々に都合のよいアニメがすぎる……やめろはなせ、妄想じゃない!妄想じゃないもん!!
この曲を作り歌詞も書いたという藍井エイルさん。
2011年、TVアニメ『Fate/Zero』のEDテーマも担当していた藍井エイルさんは、なんとギルガメッシュ推し。
今回の作詞の際には、ギルガメシュ叙事詩を読み、それを踏まえた上で『星が降るユメ』を作詞してくださってます。あなたが神か。
“ギルガメッシュがエルキドゥを想っている歌なんだなあ”というのを意識して改めてエンディングを見てみてください。
「君のこと 思い出して 勇気に変えたい」
の部分で丁度ギルガメッシュのうしろ姿が映るんですよ……えも…………。
ありがとう神〜〜!!!ありがとう公式〜〜〜〜!!!!!
ばんざーーーーーい!!!!二人を推してよかった〜〜〜〜!!!!!このままずぅっとーずぅっとーーー死ぬまでハッピ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!
ばんざーーーーーい!!!!二人が出会えてよかった〜〜〜〜!!!!!このままずぅっとーずぅっとーーー!!!La・La・La〜ふたりで〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!
・FGOでの二人
ここから先はめちゃくちゃ余談な上にギルガメッシュとエルキドゥがカルデアにいる人は“そんなんとっくのとうに知ってるし”という内容な気がするので興味のある方だけどうぞ。FGOのマイルームボイス、幕間ネタバレも含むのでご注意ください。
これまで、ギルガメッシュとエルキドゥの仲良しっぷりをつらつらと述べてきましたが、それじゃあカルデアでの2人も相変わらず仲良しなの?と疑問に思う方もいるでしょう。とりあえず見ていきましょう。
・弓ギルマイルームボイス
「いや、別に嬉しくはない。特にはな。
だが貴様は安泰か?
我が友ながら、ヤツは見境というものがない。
『良く切れるナイフ』だ、
丁寧に扱ってやれ」
・術ギルマイルームボイス
「エルキドゥと話すことはない。
今の我にはな。
奴の死を以て 我(オレ)はウルクを治める人の王となった。
奴と語り合う自由は
玉座に座った時点で失ったのだ」
う~~~~~~~~~~~ん…………………
思ってたより冷たくない???
fakeではのっけからエア抜くほど喜んでたじゃん???
弓ギルは素直じゃないだけかなと思わないでもないし「ウチのがご迷惑おかけしてます〜」みたいな何とも言えない身内感がある。
術ギルに関しては初めて聞いた時、想像以上に冷たいというか どう自分の中で噛み砕けばいいのか分からなくて混乱しました。だって生前の2人しかそれまで描かれていなかったし、7章のあれそれとかあったしやっぱり話したいこととかあるのかな……て……親友だし………………。
………………。
こんな感じでどうしようかな〜と思いながら二人を推してた時にエルキドゥの幕間「神が造り、人が紡ぎ、土に還る Ⅱ」でギルガメッシュとの話題が出たのでした。幕間ネタバレあります。
フーーーーーーーーーーー…………………………。
めちゃくちゃノロケられとる………。
さすがに理解されにくい性格にも程があるでしょ!?!?!
語り合いたいんじゃないのかな〜とかいう雑種の浅慮さが恥ずかしい……鈍器で頭をぶん殴られた気分……予想の斜め宇宙をぶっ飛んでいくこの二人も二人ですね!!!本当にありがとうございます。
術ギルは、FGOの書籍materialの術ギルのページで“エルキドゥに働きすぎを指摘された”“休憩がてら散歩にでも……ホッキョクグマが見たい?待て待て、南極にホッキョクグマはおらんわ”というやり取りがあるので、弓ギルも術ギルも頑として話さないという訳でもなく、顔を合わせれば話すけど積極的に話に行くわけでもない、そんなスタンスみたいです。
そもそもギルガメッシュもエルキドゥも素直じゃないというか天邪鬼というか……つまりはそういうことだってばよ……???
メソポタ勉強中信者にはむずかしい……なんだこのふたり……尊い😇😊😇🙏🙏🙏🙏🙏
・最後に…
このくらいですかね……まだまだあるけど……。
後述する引用元やTwitterなどで色々検索して見ていただければ、今回ご紹介した事丸々全部載っています。しかし丸投げするだけなら簡単だし膨大な量でなかなか手が出しずらいと思います。何がなんでも身内だけでもこの2人のやばさを知ってもらわなければと、僭越ながら1つに分かりやすくまとめさせて頂きました。引用元は今回の比じゃないくらい、沢山の情報が詰まっています。めちゃくちゃ面白いので読めそうな人は是非読んでください。
2人の仲良しっぷりを布教できたか出来てないかは定かではありませんが、これでもう思い残すことは無い……。多分。
最初にメソポタのニ人にハマれ、とは言いましたがハマらなくてもいいです。ただ二人の良さを知って頂くのと七章のアニメを見る上で更に楽しめられるようになれば幸いです。気が向いたら舞台の方も見てください……しねますよ。
ここまで頑張って読んでくださったあなたに感謝を。
メソポタよ、永遠なれ…。
さーて、アニメ5話観てこよ~!!!!!
おまけ
ギルガメシュ叙事詩が気になるけど読むのは難易度高いかな〜時間かかるな〜という方のため!!!
オリエント博物館監修の『朗読ギルガメシュ叙事詩』を、Fateシリーズでおなじみ、ギルガメッシュの声優を務める関智一さんが朗読してくれてます。まさかの御本人。
しかも色々な声を出せる方なのに、ギルガメッシュの声に寄せて朗読して下さってます。すごい。ほんとにすごい。冊子付きのCD版とアプリ版がありますがアプリ版のが安いです。内容をしっかり把握したい方は冊子付きをオススメします。
気になる方は是非。ダイマ。
参考資料・引用元
ここら辺全部読めば大丈夫。「エンキドゥと冥界」のギルガメシュのドジっぷりとエンキドゥのポンコツ具合が面白いのでぜひ。
↓『幕間-共に在るもの』の内容がギルガメッシュの声付きで見れます。
↓舞台バビロニア 泣いた
ギルガメッシュとエルキドゥ関連書籍
↓Fate strangeFake文庫
↓コミックス
↓二次創作ですが読めそうな人は読みましょう。神なので。
蛇の瞼 | はちかまど https://www.pixiv.net/artworks/60456041
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