Lyceeのルールでわかりにくかったとことかの話

初心者講習会で聞いた内容とかそれ以後にTwitterで叫んでたら既存プレイヤーが優しく教えてくれた奴とかジャッジマニュアル読んで探したやつとかの個人的な備忘録。
言うまでもないことだけど公式の文書じゃないのでいくらでもミスがありうるし、一定のルール解釈に正当性を与えるものでもないし、ジャッジが常に正しい。

ジャッジマニュアルはあるんだけど、これはあくまで煩雑な処理をジャッジする上での指針が書いてあるだけでいわゆる総合ルールじゃないのでマジの基本の基本の処理のとこは書いてないことがあり(ルールのページを見ると書いてあることもあって情報が散ってる)たまに苦しむんだけど、このゲームそこまで細かいとこ気にしなくてもいい気がしてきた。

■手札宣言


宣言時にコストとして宣言したカードとともに宣言状態カード置き場に置きます。宣言したカードは宣言の解決時に破棄します。これは相手が対応して宣言するよりも後です。コストとして宣言したカードは宣言時に破棄します。これは相手が対応して宣言するよりも先です。

Lycee公式Q&A

「宣言したカードは宣言の解決時に破棄します」は、手札宣言の能力を実際に解決する瞬間の直前にゴミ箱に移動されるっぽい(そうじゃないと手札宣言で自分をゴミ箱から追放してサーチするサイクルが機能しなくなるため) まあ実用上は手札宣言しますって言ってゴミ箱に直に落として対応聞くと思うけど。なんなら追放領域に直接置く。

■スタックとかチェーンとか連鎖とかそういうアレの解決手順

積み直し不可。遊戯王のチェーンっぽい。ただし自分の宣言に対して宣言できないのは別ゲーと比較してちょっと珍しい気もする。

実用上は宣言の解決が終わってからもっかい宣言する≒自分の宣言を追加で行えるタイミングがあるので逐次解決すれば通常は問題にはならないはず……と思ってたんだけど後述のバトル中に宣言できない制約がらみでちょっと大変なことになる。

■バトル中ってどっから?

攻撃宣言が解決されてから。バトル中の終わりはバトル終了時の誘発が全部解決したタイミングまで。
防御宣言するタイミングではすでにバトル中。

攻撃宣言は宣言の一種として扱われる(っぽい)都合、攻撃宣言に対応して自分が何か宣言したあと、相手の対応がないと攻撃宣言の解決まで行ってしまい、バトル中のタイミングになってしまう。

この理屈により、以下のケースで問題が生じうる。

・「LO-4774 冥界に落ちてきた元天使 リディア」のような「バトル中に使用できないがスタッツを上げる能力」で相手が殴る面を決めたのを見てから能力を使ってスタッツを操作していい感じに防御したい場合。

・スタッツ操作の宣言能力を使いきって相手の手札から能力の打消しが飛んでこないことを確認して安全に防御したい場合。

・「LO-4705 忠義に咲く孤高の桃花 宮国 朱璃」が殴ってきた時、

[宣言] [花]:バトル中に使用する。サポートの宣言でない相手の宣言に対応して使用する。その宣言の解決は失敗する。この能力は失われる。

忠義に咲く孤高の桃花 宮国 朱璃

の能力をケアするため、バトル中でないタイミングで何らかの宣言をしたい場合。

上記の場合、相手の攻撃宣言に対応して能力を使うタイミングは一回しかないっぽく、間違えるとえらいことになりうる。
(もちろん相手が攻撃宣言に対応してこちらのが何かした宣言に対応して何かを宣言すれば別だが、攻撃側がこのタイミングで宣言の対応に付き合うメリットは攻撃側もバトル中に使用できない能力を使いたいケース以外ではないはずだが、そのケースでは単純に殴る前に撃たれているはず)

ただまあデッキリスト見てるとそこまでバトル中に使用できない制約の連中がずらずら並ぶこともなさそうなのでこれも実用上問題が発生する気はしてないような、「LO-4569 ロッシュ 姫川 花恋」を複数ツモった時に防御で手札宣言を使いたい需要に対して影響が出てしまうような、これ2連打が最適解になるシーンなんてそうはなさそうなので結局問題にはならないような。

でも宮国さんに殴られるケースは絶対あるよなあ。

強そうなカードの2番目に強い能力を4つ持ってる奴って呼んでる
こいつ1枚で千桃やりたくなってる

■誘発回り

強制なので温存不可。

とはいえデッキリスト見てるとこれが響くことはそうなさそうではある。
実用上は回復する誘発の前にデッキに戻したいカードを落としておくとか、ゴミ箱が空じゃないようにしとくとかがせいぜいだろうか。
それもどうせほとんど意識する機会はなさそうなもんである。

「自分のキャラが相手の効果で場を離れた時」の誘発を持つキャラクターそれ自身が相手の効果で場を離れた場合に誘発するのかどうかはジャッジ向けマニュアル上は記載が見つからなかった。

が、これがダメって話になると「LO-4735 花揺らす泡沫の舞 フランチェスカ」のように誘発型能力にわざわざ特例で自分って書かれてる時だけOKということになり、それはなんか違和感あるのでたぶん自分って記載がなかった場合に自分が除去されても誘発を解決していいはず? さすがに影響がデカそうなのでどっかで聞いたほうがいい説はある。

■シールド

なんか温存できる。ルールに書いてないわけじゃないが温存していいイメージがなかった。

公開領域にカードを落としたい場合があるのでちょっと引っ張ると得するっぽい。
ゴミ箱からリアニメイトしたい場合にリアニメイト先が落ちると得とか、デッキからもゴミ箱からも出せる系のカード(エリアの配置とか)はゴミ箱から出すとデッキ1枚削らずに済んで得なのでダメージで落ちるの期待とか。

順序はあるが順序を参照するカードはないので今のところは順番を変えてしまってもよく、ダメージ受けるときは好きなシールドから落としてよく、シールドは表向きで公開情報なので「シールドにやむなく置いたゴミ箱に落ちててほしいカード」があれば見やすいように上に置いといていつでもそこから落とせるのはユーザーフレンドリーで嬉しいところ。

■回復

明記がない限りシャッフルなし。シャッフルなしがデフォルトだと思っていないとどっかでやらかして死にそう。

別ゲーの話で恐縮だが強欲で謙虚な壺はシャッフルするが神碑の泉はシャッフルしないとかでめちゃくちゃ混乱してるとこにこれなのでいつかどこかでやらかしうる。気をつけたい。

■登場ターン制限(召喚酔い)

最初にルール読んでるときにできないと思い込んでたがサポートは可。

制限が消えるタイミングはジャッジマニュアルの本文には明記がないがNote部分にあってターン開始時。 相手ターン中になんとかして出すとターン帰ってきたら殴っていいらしい。大抵のゲームと同じ処理で助かる。

以後はネタ部分とか。

■カードを横にする

Noteに「正確に90度じゃなくても違反じゃないです」って書いてあって笑った。過去に三角定規持ち込んで測ったように90度で置くプレイヤーでもいたんだろうか。

■上限・下限

絶対値が127超えると無限扱い。
大胆な実装だがめちゃくちゃ頑張ってもどうせ20行くかどうかも怪しいのでまあだいたい無限なのは間違いない。
講習会のスタッフに曰くDCGにも対応できるようにしようとしていた名残があるらしくその一環っぽい。

■チャージ(キャラの下に置くカード)

なんかフェスタの時は表で置いてる人と裏で置いてる人がいたんだけどどっちが正しいんだろう。わからんので毎回相手に合わせていた。
大抵の場合、下に置くカードはゴミ箱を経由するはずなので中身は両プレイヤーが確認するタイミングが存在すること、「LO-4682 悪魔図書館」にわざわざ「このエリアの下のカードは自分のみに公開」と書かれているからには、そう書かれていないカードは表裏どちらにせよ通常はチャージの中身はいつでも確認できるはずだとは思うのだがジャッジマニュアル上の記述は見つからなかった。

詰め手で特定のカードがすでに枯れているかどうか確認したいことがあった場合に影響しうるとは思うが今んとこそこまですることはできなさそうでもある。

表裏の位相に言及がないのであれば裏にする理由も見当たらないので厳密には表が正しいのだろうなとは感じているが、エリア・アイテムでキャラの下は割とごちゃごちゃするので、裏で置いてもいいが確認を求められたらいつでも見せなければならない、あたりが気楽なラインではあると思うのだが、みんなどうしてるんだろうね。

■カード名関連

基本は番号管理っぽいので、今となってはたまに旧リセ由来のカードっぽい初期のほうのカード(AUGのリース/フィアッカ等)以外で気にすることはなさそうな気はするが、なんかやたら厳密に書かれている。

上限64文字とか名字・名前とか。旧リセだと性別とかも影響あったんだっけか?

■ゴミ箱シャッフル可

この手のゲームだと切り札はまとめておきたいとかがあるのでありがたいなと思った。聞いてるか? 遊戯王にMtGのレガシー。

ゴミ箱のシャッフル効果を実装しないって明言してるのは旧リセにそういうカードがあったんだろうか。

■横

「1人のプレイヤーは無限の横を持ちます。」ってフレーズ面白すぎないか? いや真面目なルール文章なのはわかるんだけども。
横ってフレーズがオタク的には「寝る」の言い換えみたいなとこもあり、それ由来でちょっと面白いのもある。

■先手は1ドローできる

Lyceeのルールで最も実践が難しいルール。初手7枚のゲームで先手がドローして良いことあるか?

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