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食べ物と飲酒の話。

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食べ物と飲酒に関するものを集めました。
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2019年12月の記事一覧

月額5000円で毎日飲み放題の“サブスク”型ワインバーがすごかった

なんだか情報量の多いタイトルですが、お店の仕掛けがとにかく盛りだくさんで楽しかったので、詳しく書いておきたいと思います。 前にぐるなびの運営する「みんなのごはん」でこんな記事を書きました。 本格的なワインを置いてるのに、3000円払えば開店から閉店までずっと店内のワインが飲み放題、しかも食べ物は持ち込み自由(そもそもフードを出してない)という、だいぶブッ飛んでるお店を紹介したのです。 赤坂見附の「nomuno」というお店なんですが、あまりにコスパが良いので、会社の同僚と

サイゼリヤの「柔らか青豆の温サラダ」の話をしたい。

クリスマス前だし、今日はどうしてもサイゼリヤの「柔らか青豆の温サラダ」の話がしたかった。 これに注目してる人はそんなに多くないかもしれない。名前も見た目もぱっとしないからだ。 試しに注文してみても、なんだグリーンピースかよって思うだろう。でもこれは柔らか青豆であって、グリーンピースではない。 このプチプチ感とほんのりとした甘味は、あのしわしわの固いグリーンピースとは別物だ。この柔らか青豆はとにかくぷりっぷりのプチプチ、そして文字通り柔らかいのである。 そこにサイゼリヤ

サイゼリヤのラム串焼きがあの“味坊”みたいな本格的うまさ

サイゼリヤが12月18日から提供している新メニュー「アロスティチーニ」がとても美味しかったので、それについて書いていきたい。 アロスティチーニとはイタリア中部にあるアブルッツォ州の料理で、ざっくりいうと「ラム肉の串焼き」である。サイゼリヤで子羊が出てくるのは初めてではないだろうか。 2本で399円。サイゼリヤっぽい刻んだ値段が微笑ましい。Wサイズにすると少しお得になるのかと思ったら、「4本で798円」と本数も値段も単純に倍になるところが俺たちのサイゼリヤである。 外側は

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自然派ワインと羊肉の組み合わせは至高

二日酔いになったら、富士そばの肉骨茶そばを食べよう

毎回ぶっ飛んだ新メニューを出してくる富士そばが、「肉骨茶そば」というやばいメニューを出したことをご存知でしょうか。 あの肉骨茶を…まじか…。チェーン店で出していいものなのか…。期待とともに、不安がよぎりました。 だって肉骨茶(バクテー)ってご存知ですか? この不吉な見た目の食べ物です。 マレーシアとかシンガポールとかあっちのほうの郷土料理で、にんにくと胡椒が効いた乳白色のスープに、巨大スペアリブがごろごろと入って、そこに細い麺や米をトッピングで入れたりして食べるアジア

鳥貴族で一番美味いメニュー

鳥貴族が好きなんですが、鳥貴族といえばやっぱりこれじゃないですか。 これ。 ですね。 会社の人たちと飲み会やるときは、もう全員このどろどろのなにかしか注文しません。 「ふんわり山芋の鉄板焼き」ですね。 見た目はあれだがむっちゃくちゃ美味い。もうありえないほどうまい。見た目の微妙さに反してうますぎる。 おもしろいのが食べ方にけっこう特徴が出るところ。まわりからこう攻めて、 こうする人もいたりする。 鳥貴族で一番美味しいメニューってやっぱりこれだよなあ。 鳥貴族

ファミマのレジに並んだら「燻製あい鴨串」のことを思い出してほしい

コンビニの棚って本当に馬鹿にできなくて、僕にとっては伊勢丹のファッションフロアみたいなものなんですよ。要はむちゃくちゃいいモノが置いてある。バイヤーの腕の見せどころです。 特に最近これはすげえなって唸ったのは、ファミマのレジ横ホットスナックコーナーにある「燻製あい鴨串」。 見ただけでオーラが違うのがわかった。これはやばい。 レジでコーヒーかなんか買ってるときにちらっとこれが見えて、もう見た目で間違いないって思った。 ジャケ買いに近い。コンビニのレジ横に燻製の鴨がいる。

深夜の立ち食い寿司とプリン

その日はとにかく疲れていた。早朝から仕事で動き回り、ろくに食事も取らずにいろんな人と面会し、いろんな書類を書き、気づけば夜中になっていた。 23時前くらいに会社を出てしばらく歩いていると、肩と首と目のあたりにびっしりと疲労が根を張っているのがわかった。会社の中では気を張っていたようだが、一度疲れを実感してしまったらもう何をする気力も起きなかった。 家に帰っていまから何かこしらえるなんて考えたくもなかったので、駅に着く前に目についた立ち食い寿司の店に入った。出されたお茶を飲

六本木で仕事の合間にメンチカツを買い食いするなら

メンチカツはおいしい。 メンチカツがおいしいのはわかるけど、どこで食べていいかわからない。 お肉屋の店頭で持ち帰りを買ってみたいけど、都心だとなかなかいい感じのお店を知らない。 なのでメンチカツは普段コンビニで買って食べている。コンビニでも十分おいしいからだ。100円ちょっとでおいしいメンチカツが食べられるなんて素晴らしいこと。 でもたまにすごくおいしいメンチカツが食べたくなる。とびきりおいしいやつを。 そんな気分のときに、たまたま六本木にいたらラッキーだ。最近リニ

見た目がただの雪山みたいなヤバいボロネーゼを食べてきた。

赤坂見附に「nomuno」というワインバーがある。 全ワインが定額飲み放題で食べ物の持込みは自由というおかしなビジネスモデルのお店で、会社から近いのでよく行ってるのだが、お昼も一風変わったメニューが出ていた…。 それはまるで雪山みたいなボロネーゼ。 ボロネーゼというのは牛ひき肉の濃厚ソースが特徴のパスタ。ちょっと贅沢なミートソースみたいなものである。なんでそれが雪山みたいになってるかっていうと、削りたてのチーズをこれでもかと振りかけているから。 本当に真っ白の山。ただ