深夜の立ち食い寿司とプリン
その日はとにかく疲れていた。早朝から仕事で動き回り、ろくに食事も取らずにいろんな人と面会し、いろんな書類を書き、気づけば夜中になっていた。
23時前くらいに会社を出てしばらく歩いていると、肩と首と目のあたりにびっしりと疲労が根を張っているのがわかった。会社の中では気を張っていたようだが、一度疲れを実感してしまったらもう何をする気力も起きなかった。
家に帰っていまから何かこしらえるなんて考えたくもなかったので、駅に着く前に目についた立ち食い寿司の店に入った。出されたお茶を飲