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【側弯トレーニング日記】論文をひたすらに読む

先日は側弯症の勉強として、「移行椎」について調べていました。
読んだ論文数は英語論文で15、日本語論文は7でした。
食事や家族との時間以外、ほぼ丸1日を費やします。
これくらい集中して読んでいると、「移行椎」に関してある程度のことが理解できる様になります。
論文の年代も1980年代から現在まで幅広いので、それぞれ引用しながら歴史と変遷も含めて俯瞰的に把握できます。

修士の前から論文は数多く読む方でしたが、より意識的に批判的に読む様になったなと思います。
統計についてはもう記憶が薄れつつありますが、やはりデータの総数やその属性、そして導き出された考察の妥当性など。
また、自分ならこう読み解くみたいな、鵜呑みにしない精神はバージョンアップしてると自覚があります。

こうやってほぼ1日を論文を読むことに費やすというのは、まぁそれなりに大変です。
もちろん新しい発見を見つけた時には興奮して集中するのですが、読むこと自体は疲れます。
それでも分からないことをそのままにしないで、納得いくまで調べるというのは、人様の人生に関わるセラピストとしての責務だろうと思っています。

僕は海外の側弯症の運動療法の資格を二つ取得していますが、臨床は全くその内容では足りないと感じてます。
特に評価などの知識レベルで足りていないなと。
常日頃から評価が8割だと思っていますが、その評価の質をもっと上げないとダメだなと思っています。
その中で「移行椎」が課題として浮かび上がってきたのです。

かなり調べたので、これから関わる方の評価はこの学びの前とは違う解像度になっているという期待を持っています。
それくらい集中してインプットしました。
努力は必要ですが、知識のバージョンアップは次の臨床への「ワクワク」へ繋がるものです。
早く新しい視点で見させていただきたい!というワクワクです。

知らないことをそのままにしたり流していては感じることのできないワクワクです。
これだから勉強はやめられません。

残念ながら、僕は側弯症運動療法の勉強会を主催していますが、出席する人は一握りで、自ら発表したりシェアする人はまたその中でも僅かです。
僕はこうやって自分がバージョンアップしたらすぐシェアしたくなるのですが、、、。
もちろんセラピストはみんな多かれ少なかれ勉強はしています。
でも、臨床がワクワクするくらい勉強してる人はどれくらいなのかなと思うと、そう多くないのかもしれません。
特にこのワクワクは自分が納得いくまで調べたからなので、講習会でまとめを聞いたレベルのものとは違います。

やはり人生の成長は、自分の時間をどれくらい注いだかなんだろうなと思います。
もっともっと側弯症の方々のために時間を注げるセラピストが増えることを祈って、また仲間全体のバージョンアップを図っていきます!
今回の学びも充実してました。
体は座りっぱなしで鈍りましたが、、、。

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