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【IDEA】働く○○

今回は「働く」をテーマに記事にします。一口に言っても、英語ではbusiness、work、jobなどいくつかあります。日本語でも、仕事や業務、労働などです。因みに、仕事と労働の違いを調べてみると…

仕事:人間世界を創造する営み
労働:生命を維持するための営み

少し線引きが曖昧な気もしますが、私としては、労働の方が仕事よりも体力を使い、汗かいているイメージでした。
ところで、「働く」という行為は何も人間だけではないと思います。
今回は、「仕事」と「労働」の働き方について、ある動物で考えてみます。

【労働の場合】

炭鉱馬「ピットポニー」です。
おそらく、20世紀初頭の
イギリスかドイツでの写真です。

突然ですが、馬って良いですよね。普段、大人しいですし、人類の発展に一役二役買っています。私は動物が好きですが、馬は特に好きです。
ただ、人間と共存となると、様々な黒歴史があります。特に、労働の側面で深堀りすると、いくつかの闇が見えてきます。

上記の写真のピットポニーという馬は、基本的に炭鉱という暗闇の中で働きます。労働時間は毎日およそ8時間、石炭をおよそ30t牽引したそうです。過剰に積まれたカートに対しては、運ぶことを拒否して抵抗したようです。過酷な労働環境ですが、彼らの体内時計は優れており、一日の労働がいつ終わるべきか把握していました。定時になれば、人間が促さなくても、自ら厩舎に戻ったとのことなので、大したものです。

彼らは、動物としての尊厳と休む権利を認識していたのかもしれません。
それでも、石炭という当時のエネルギーの生命線を担っていたわけです。
これらを知った上で、改めて写真を見ると何だか切なくなってしまいます…

【仕事の場合】

とあるソファメーカーのCMで話題になりました。
因みに、北海道の牧場にいる元競走馬だそうです。

予め言っておきますが、私は「仕事」が「労働」よりも楽なものと伝いたいわけではありません。
上記の写真は、ビーズソファに顔を乗せ、気持ち良さそうにしていますが、この動画が反響を呼び、CMにも起用され、牧場の知名度にも大きく貢献しました。馬からしてみれば、仕事の感覚はないと思いますが、この働きにより、ソファ会社や牧場、引いてはスポンサーとして様々な方面で雇用が生まれ、仕事に繋がったことでしょう。
彼は、SNSやメディアを通じて、現代の人間世界で立派に仕事をしています。

余談ですが、起用された馬は、アドマイヤジャパンという、かつてディープインパクトとも熾烈な競争をした名馬です。

【おわりに】

労働、仕事、いずれにしても「働く」ことで、誰かに、どこかで貢献しているはずです。とある和尚の説法で、
働くとは、傍(はた)を楽(らく)にしてあげること。
とありました。やり方はどうであれ、お互いがこの気持ちで働いていると、やりやすいのかもしれません。

今回は以上になります。ここまで、読んでいただきありがとうございました。これからも参考になる記事を投稿していくので、よろしくお願いします。

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