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目標を"勝率10割"から"勝率6割"に変えたら勝率が上がった話【再録】

こんにちは、ナゲです。

こちらはリメイク記事となります。
「元の記事も読みたい!」という方は以下のリンクからご覧ください。

以下に書き直していきます。


導入


先日「心が折れていた時期」を投稿しました。

今回は、心が折れてから立ち直るまでに、無理な目標設定を修正したという記事です。

以下の構成で書いてます。

  • 目標の再設定

  • 自分が考える格闘ゲームの楽しみ方

  • 「安定狙い」の落とし穴

  • 「勝敗」を目標設定に含めない


継続する上でも、多少の目標が設定されてるとモチベーションになるかと思いますが、目標を持つこと自体が「しんどいな」と思う場合は、設定する必要も特にないです。継続を最優先としてください。
このあたりは人によって違うと思いますので、自分に照らし合わせて、良いとこどりしてもらえれば幸いです。

■目標の再設定

当初は「全てのプレイヤーに安定した勝利(理想は勝率10割)を目指す」という目標を掲げていたのですが、途中でボキッと折れました。

今なら言い切れますが、対戦相手のレベルが上がるほど絶対無理です。
のちほど、理由に関しても少し触れています。

モチベが回復しはじめたタイミングで、立ち直るための活動を始めました。まずは色々なプレイヤーの試合を観戦して取り組み方を見直し、以下の考えを持つよう意識します。

【意識したこと】
対戦相手側も選択肢を選ぶため、答えがコロコロ変わる。

とにかく選択肢を使い分けることを意識しました。正解になるかはわからなくても、まずはとにかく違う行動をしまくることにしました。
最初はなかなかできなかったですが、少しずつ自分が信じた選択肢を使えるようになっていきます。意思を持って選択肢を使い分けられるようになった頃、勝った・負けたを繰り返しながら、対戦を再度楽しめるようになった実感がありました。勝率も全体的に上がっていきました。

当時、心が折れていた自分は「常に最適な行動をし続けていれば、相手がどんな行動をしても勝つことができる(なぜなら理想の行動をとり続けているから)」という考えを持ってしまっていました。今思い返すと考えるのをやめてて怖いです。

対戦相手も、相手の意思で選択肢を変えてくるので、どうあってもハズレを引く可能性がある(≒どうあってもアタリを引く可能性がある)と思うようにしました。

トレモで調べたり、選択肢を整理したり、相手のクセを読んだり、自分が上達したり…いくら準備をしてもハズレを引く可能性があります。
ハズレを引くときは引く、場合によっては負けるんです。ハズレを引いたときにいちいちガッカリしてたら身がもちません。

そこで、「しゃーない」と許容するクセを付けました。

「しゃーないから試合内容をそのままにする」ではなく、「今のはしゃーないけど、次もっとよくする方法が無いか探してみよう」です。
思考停止の理由にするのではなく、結果を受け入れた上で、次にどうするかをすぐ考えるためのクッションとして「しゃーない」を採用しました。

■自分が考える格闘ゲームの楽しみ方

そして、自分は対戦で2種類の楽しみ方をしていると気づきました。

  1. 選択肢を出来るだけ増やす・強くする楽しみ。

  2. 自分なりの選択肢を使って、相手に勝負をしかける楽しみ。

1は状況ごとに何が出来るかを考えて選択肢を鍛えていく楽しさ、
2は相手がどうしたいかを予測し、自分の選択肢を信じて通そうとする楽しさです。

「安定して勝利を得たい」という目標のときは1つ目の楽しみ方しかできていませんでした。
勝率を安定させようとすればするほど、失敗したくなくなって、特定の選択肢に偏っていました。

「どうやっても負けてしまうことはある。安定させられないならいっそ、不確定な要素を自分から楽しもう」と気持ちを切り替えることで、2つ目の楽しみ方が加わりました。

知識・経験を身につけて自分なりの選択肢を増やし、どんなリスクやリターンがあるかを考えるのは継続し、その中から自分が通ると思った行動を選んで勝負をするって感じになりました。
考えを変えた後は、特定の選択肢を狙い打ちする相手だとわかれば、リスク承知であえてその選択肢を使わない、といったこともできるようになりました。

また、自分が選択する行動に理由を持てるようになったことで、
負けても「次はこうしてみよう」と考えが循環していくようになりました。

■「安定狙い」の落とし穴

これもまた別記事で書いたことがあるので、また機会があれば更新しようと思いますが、対戦相手が強くなると「強い行動を組み合わせて勝つ」だけのプランがとても取りにくくなります。

勝ちが安定するプランを浮かべていても、そのプランに全くハマってくれず、ターンが取れない。そのプランへ寄せるためには自分もリスクを負う(選択肢を切り替える)必要があるものの、リスクを負いたくないから展開を変えられない、といったことが起こります。

具体例を挙げるなら『ガードジャンプ』(※)関連でよく発生してると思います。
※…起き上がりに一瞬ガードを入れてジャンプをすることで、重なった打撃はガード、投げの崩しはジャンプで回避…みたいな防御方法とお考えください。

ガードジャンプを選択してるのがバレて、ジャンプ移行(ジャンプモーション中でガードができない時間)に打撃をぶつけられたとしても、起き上がりの投げを通したくなさすぎて結局ガードジャンプをやめられない…みたいな話です。

文章でみると「じゃあガードジャンプやめればいいじゃん」というだけの話なんですが、これがなかなか難しいわけです。
僕はよく成功体験を捨ててまで別の選択肢を選ぶのはキツいと言ってます。

ガードジャンプはほんの一例で、各所で似たことを考えないといけません。
結果的に安定を狙えば狙うほどワンパターンになる(読み合う選択肢が少なくなる)んです。
ワンパターンなのがバレると狙い打ちされますし、相手もプレッシャーを受けなくなって伸び伸びと行動してきます。そうすると、相手が何をしてくるのか予測がつかなくなり、選択肢を絞り込むのが難しくなっていきます。

(余談)
「どんな組み合わせでも突き詰めたら自分が大幅に勝ち越せる」という場合には、あえて勝ちパターンが安定するよう選択肢を絞り込んでいく、という方法もあると思います。
あると思うんですが、これが本当に出来るキャラクターだと、ガチのマジの最強キャラクターと判断されて、昨今ではバランス調整の対象になってるんじゃないかな、と個人的には思ってます。線引きは難しいですけどね。
(余談ここまで)

■「勝敗」を目標設定に含めない

普段の勝率を気にしすぎないことと合わせて、「自分が強くなっているかの確認」は特定のタイミングに絞るようにしました。
タイトルの勝率6割も「ちょっと勝ててればいいや」ぐらいのニュアンスです。目の前の試合結果で一喜一憂しすぎない、というのが目的で設定しました。


僕の場合は「大会の結果がどうだったか」でよく確認しています。

野試合でも負けてしまったら悔しいですが「本当に勝ちたい場面(大会)で勝つために、野試合の勝敗に左右されすぎず、自分なりの選択肢や考えを磨こう」と考えています。

あと、今でも意識している点として、「相手に依存しない目標を設定する」は結構オススメかもしれません。
例えば、「この始動のコンボを絶対決める」「この読み合いになったらこの選択肢をする。ダメならあの選択肢を使う」「これをガードしたらまずはこの行動をする」みたいな。
微妙なニュアンスの違いですが「この読み合いで相手に読み勝ちを狙う」とかにしないってことです。

自分が変えられる範囲での目標設定が良いと思います。
勝敗は過程を積み重ねていくと勝手に成果として出る、と思ってたほうが楽です。

というわけで以上です。
勝ったら嬉しくて続ける、負けたら悔しくて続けるの永パをこれからも楽しもうと思います。
読んでいただきありがとうございました。


【書き直しを完走した感想】

元記事のタイトルは「自分の目標を"勝率10割"から"勝率6~7割"に変えたら勝率が上がった話」だったんですが、勝率6割にナーフしました。
最終的には勝率7割くらいまで目標を上げてましたが、最初は「ジャンケン楽しむぞ~!」ぐらいの気概で始めたので勝率6割にしました。
あとタイトルをわかりやすくするためというのもあります。

「勝率10割」という理想を掲げるのがダメというわけでもないんですが、到達が無理な目標を設定し続けるのは悪手ですし、勝率10割を目指すための過程を全く整理していなかった(理想を追う自分に陶酔してた)のも更に良くなかったですね。
せめて目の前の目標がちゃんとしてればまた別だったかもしれません。



また、今回から下にバナーを付けてみました。よろしくね。
それでは。


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