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「自画自賛」は重要スキル【再録】


こんにちは、ナゲです。

こちらはリメイク記事となります。
「元の記事も読んでみたい!」という方は下のリンクからご覧ください。

以下に書き直していきます。


導入


上達を目指そうとしたとき、皆さんは最初に何を考えますか。

「ここはもっとうまくできたな~」とか「あれはしたらダメだったな~」とか、改善点を探すんじゃないでしょうか。

もちろん改善点を探すこと自体は大事ですが、同じぐらい大事な取り組みとして「今の自分は何が出来ているかちゃんと把握する」もある、と僕は考えています。

強くなりたいという気持ちが先行していた過去の自分(心が折れる前のすがた)は、「自分を褒める必要なんて全く無い。同じことができているプレイヤーは他にいくらでもいる。」と考えていました。

追い込むことでモチベの熱量を上げる方法もあるでしょうが、過去の自分は「今の自分に何が出来ているかを把握しようとしてないのに、次に何をすべきか思いつくんですか?」と質問されたとき、おそらくパッと答えられませんでした。

今回の記事は、出来ている範囲を把握する入り口として、プレイングを自画自賛するのは取り組みやすいし、気持ち的にも落ち込みにくくなりました~という話です。
上達のためだけでなく、自分のモチベを削ぎすぎないためにも大事な話かなと思います。

「自画自賛」と書いてますが、自分のプレイングを全肯定して自分を好きになろうとかまでの話ではありません。あくまでこんな取り組みだよ、という目で見てもらえたら幸いです。

■立ち直るために開始

「心が折れた時期」を経て、自身のモチベーションを回復する取り組みとして、まずは自分で自分を褒めるようにしました。

「この倒しきりが良かった。」
「前できなかった反撃が出来た。」
「成功はしなかったけど、前は意識できなかったことが、対戦中に意識できた。」

などなど。過剰に褒めるわけではなく「お、これいいじゃん」と思ったところに対して素直に「出来てよかった!」「自分うまかった!」と声に出したり思い返したりし、出来るようになったこと・意識しはじめたことをしっかりと自覚するようにしました。

話題が少しズレますが、このタイミングで「改善点の優先度付け」も意識しはじめたと思います。
いくら無理に褒めようとしても、自分のプレイングを否定する気持ちは湯水のように湧き出ていました。そこで「ここまでは出来てて良いね。次は優先してこれを直そうね。」と順序立てて取り組むようにしました。

「飴と鞭の鞭の配分がデカすぎたので比率を調整した」とか「焼け石に水の状態なので焼け石を小さくした」とかそういうイメージです。

■減点法は単純に辛い。

出来てないことに目を向けすぎると、あまりの課題の量の多さに思考が停止しちゃうんですよね。

これは以前より上達した今でも変わりません。実践できないこと、意識できていないこと、やるべきことを挙げていったらキリがありません。出来ていないことだらけです。

GGSTで投げ返ししようとしてうっかり2Dが暴発してしまい、それが更にカウンターヒットして、申し訳ない気持ちでカウンターヒット確認コンボをしている場面は今でもあります。
過去の僕ならガン萎えしてましたが、今の僕は「それはそれとして咄嗟のカウンター確認は偉い」と言っています。腐ったトマトをぶつけようとするのはやめてください。

僕は気を抜くと自分のプレイングに対して否定的な評価をつけやすいので、少し盛っていいだろうくらいで褒めるようにしています。

少女漫画の『フルーツバスケット』の作中にあった例えで、大量の洗濯物というのがありました。沢山の洗濯物があって途方に暮れそうになっても、まずは目の前の洗濯物から取りかかっていれば、いつかは全部終わるかもしれない…という話だったかと思います。ちなみに主人公の本田透がめっちゃ良い子です。

上達を目指そうとした場合、課題の量が膨大になるのは事実であると僕は思います。ここをごまかすつもりはありません。格闘ゲームに限った話でもないですし。
ただ、手を出せる範囲に限りがあることもまた事実ですので、優先度を決めてとりあえず目の前のことをこなしていく、「熱中してたら結構こなしちゃってたわ~w」ぐらいが気楽ですかね。

■どんどん褒められなくなる。

嬉しくも悲しい話なんですが、上達を繰り返して色々なことが出来て当たり前と思われると、周りから褒められなくなる場面が出てきます。

「あいつは人と違うな…」とか「このレベルはここまで出来て当たり前なんだな…」とか。ちなみに、ある一定のラインを超えると「気持ち悪い」とまで言われます。

もっと気軽にガンガン褒めてくれ!!!

と声を大にして言いたい…というのもあるけど、上手くやれたと思ったポイントは、自分自身でちゃんと把握して、自分で評価したほうが良いとも思うんですよね。自分で良かった点を見つけられるようにして、自分で褒めちゃったほうが楽です。褒められ待ちする必要もないので。

あと、オンラインの交流が増えてきたことで、プレイヤー間でアドバイスをしたり、されたりする機会も増えているようです。
そんなときはぜひ出来ている部分を褒めるのも考慮に含めてみてください。
そして褒められたら「自分はそんなことは無い…」と謙遜しすぎず「ありがとうございます」とスッと受け入れるのも大事だと思います。
これをわざわざ書いたのは、過去の自分ならほぼ100パーセント「いや、こんなことで喜んだらいけないんで…」みたいに言ってたはずだからです。

さいごに

ゲームセンターに通っていた頃、対戦中にうまいことできたら「うまいっ!!!」とか自分でたまに言ってました。
そして、誰もいないだろと思ってやや大きめの声で「できる~~~っ!!!」とか言ってたら、友人が後ろで優しい顔で静かに立っていました。僕も「あっ……ス……」と小さくこぼしたあと、すぐ静かになりました

声に出すときは気を付けましょう。

【書き直しを完走した感想】

元記事の「自分のために自画自賛をする」は「心が折れていた時期について」の約3年後に書いた記事です。

再録する順番は特に決めておらず、当初は「時系列ベースで書いていくか~」と考えてました。
しかし、前回の記事を投稿した後、感想ツイートを拝見していたところ、僕と同じように自分にダメ出しをしすぎてしまう人が多いのかな~という印象を持ちました。

そこで色々な記事をすっ飛ばし、自画自賛に関する記事の再録を優先した次第です。配慮界の神。

僕が自画自賛している取り組みは、普段のTwitch配信へ遊びに来てもらえればわかってもらえると思います。「はい神!!!」とか「完璧じゃん…やば~…」みたいなことをしょっちゅう言ってます。
自分が出した爆弾に巻き込まれながら「はいバカ~!」と言っていたり、「バナナ!」や「アフロ!」など見たものをそのまま言うだけの場面も観測できます。

僕がこの記事で書きたかったのは、自分の今のプレイングを好きになる必要はないが、卑下する必要もないってことです。必要以上に減点すると視野が狭くなりますので。
自画自賛は過剰な減点を抑止する取り組みになるかと思います。

やったことが無い人は、気恥ずかしいかもしれませんが、よかったら試してもらえればなと思います。

それでは。


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