見出し画像

良いアドバイスは良い質問から。【再録】


こんにちは、ナゲです。

こちらはリメイク記事となります。
「元の記事も読みたい!」という方は以下のリンクからご覧ください。

以下に書き直していきます。


■導入

『アドバイス』に関する記事は過去に何度か投稿していますが、今回はテーマを絞り「良いアドバイスをもらうための取り組み」をまとめました。言い換えると「質問するときに意識していること」です。

自分なりの答え探しも大切なんですけど、一人で考えることにはどうしても限界があります…(しかも、ときには間違ってるし…)。
なので、質問の仕方を考えてアドバイスを貰う、という取り組みも同じぐらい大事にしています。

また、「アドバイスは質問と同じレベルでしか返ってこない」と思うようにしています。良いアドバイスを貰うために、なるべく良い質問をするように心がけています。

適当に質問して神アドバイスが飛んでくる場合もありますが、これはたいてい回答側が察して答えを考えているからです。よくある質問だったり、質問の経緯なんかをなんとなく把握してる…とかですね。

「アドバイス貰うために少しでも良い質問がしたい…」ってときに意識していることを書きました。

■質問の仕方

自分が重要と考えているのは以下の4点です。

1:信頼できる人に質問する。
2:なるべく具体的に質問をする。
3:質問の経緯(目的・要望・意図)を伝える。
4:対話してもらう。

この4点は、とにかく相手から具体的なアドバイスを貰うために意識しています。


各項目の説明をする前に、例え話をします。


私が「今日のお昼ご飯、私は何を食べればいいですか?」と質問してきたとき、パッと答えられますか?


ちゃんと答えようとするとまぁまぁ困ると思います。
ちなみに私はこういう質問されたくないなと思いました。

質問された人は、「自炊なのか外食なのか」「好きな食べ物・嫌いな食べ物はないか」「予算上限はあるか」など色々考えることがあり、明確な回答を出す上での前提条件がよくわからない状態です。

前提条件が少ないので「最近これ食べて美味しかった」とか「この人は確か最近自炊にハマってたから、それを考慮して手軽なレシピを紹介してみよう」とか、条件を決め打ちして答えるんじゃないかなと思います。

先ほど挙げた4点は、この「回答側が条件を決め打ちする」の負荷をなるべく減らすポイントだと思ってます。合わせて、質問側が整理しきれてなくても、回答側が意図を汲んでアドバイスしやすくする方法でもあります。


まぁ…今回の記事で書きたいことはですね、

「僕は今日のお昼ご飯、何を食べればいいですか?」
「カレーとかどう?」
「いや~、カレーは昨日の夜食べちゃったから別の料理が良いですね~」

みたいなやり取りを未然に防いだほうがお互いのためだよね~、という話です。

というわけで各項目の説明を書いていきます。



1:信頼できる人に質問する。
これは2~4を行いやすくするための要素です。
「知識が豊富かどうか」とかもありますが、基準としては「自分が実際に困ったときの対戦を見てた人」「対戦相手本人」「自分がどういうプレイヤーか知ってる人」なんかがあります。

どんな背景かを知ってる人ほど、望んでいる答えが出やすいかなと。
意図を汲んでもらいやすくなるので。
また、「スパッと効率良くアドバイスを貰おう」ではなく「多少のやり取りを経て良いアドバイスに辿り着こう」という方針なので、やり取りが多くなることを考えると、信頼できる人のほうが良いと思います。

ちなみに、色んな人へ一気に同じ質問をしまくって情報収集し、自分で理想の回答を作る…という進め方は正直オススメしません。
色々な人へ質問する人の傾向としては「自分の考えに自信が無い人」かと思いますので、考えに自信を持てない人が、色々な人から自信満々にアドバイス貰うと、情報を精査する(=必要に応じて考えを切り捨てる)のに莫大なカロリーを消費するから大変です。経験談です。
興味本位で聞くなら全然問題ないです。

2:なるべく具体的に質問をする。
「あとは答えを知るだけ!」のような状態で質問をします。

例えるなら「自炊の初心者で鶏むね肉を使った料理で、なるべく楽に作れると嬉しくて、ダイエット中なんですけど、何がいいですか」と質問して「レンジ調理のサラダチキンはどうか」ってアドバイスできるぐらいの状態です。

ただ、そこまで情報を整理できてたら自力で答えを見つけられますし、質問としても「これで合ってますか?」という確認の意味合いが強くなりそうです。アドバイス欲しいときって「わからないことがわからない」状態なときも結構あります。

そんなとき、よく使う手段が3と4です。


3:質問の経緯(目的・要望・意図)を伝える。
「相手に何を伝えたら良いアドバイスが貰えるかがわからない」ってこともあります。そういうときは、自分の立場を明示したり、質問した目的や「自分はこういう風にしたい」という要望を伝えると、「回答側で条件を決め打ちする」行為の負担が少し減らせますし、決め打ちの精度も上げてもらえるんじゃないかと思います。

さきほどのサラダチキンの例え話なら、減量に気を遣う食材がわからなくても、「自炊初心者であること(立場)」とか「ダイエット中なのでカロリーを抑えたい(目的や要望)」を伝えた上で、オススメのレシピや食材を教えてもらう…とかですかね。

ちなみに、格闘ゲームの対戦に関する質問で言えば、自分の格闘ゲーム歴やランクを伝えつつ、実際に困った試合のリプレイを見てもらうのが一番確実です。勝手に3の要素を兼ねてくれます。

自分の立場(実力や出来そうなこと)をなんとなく把握してもらえますし、困ってる本当の部分を見つけてもらえる可能性が爆上がりするためです。

よくあるケースなのが「●●のキャラの起き攻めがキツいので、防御方法を教えてほしい」という質問を受けて、実際にリプレイを見てみると、防御方法自体にそれほど問題はないがダウンする技に多く被弾しており、ダウン回数が多くて凌ぎきれずに崩されている…みたいなのです。マジでよくあります。
その場合、伝えるのは防御方法じゃなくて「ダウンする技になるべく被弾しない方法」が有効だったりするんですよね。

質問者が考えてる場所とは別の点に改善点があったりするのは良くあるので、リプレイという事実に基づいてやり取りした方が良いです。

注意点としては、時間がそれなりにかかる点と、自分のキャパを超えるアドバイス量になりかねないという点ですね。リプレイは見たら見た分だけ改善点が挙がりかねないので…。
用法用量を守って正しくお使いくださいということで…。

4:対話してもらう。
1回のやり取りで自分の欲しいアドバイスが出るとは思ってないのです。

「○○ってどうすればいいの?」
「△△とかかなぁ。なんで?」
「~~って状況で○○されてて」
「それなら□□とかもありかな?」
ってやり取りを進めていくことで、近づいていくのかなと。

こういうやり取りを想定してて「信頼関係が出来ている人に質問」という要素に繋がっています。


以上4点でした。
全部やろうとすると質問する側・アドバイスする側ともにかなりコストかかるので、少し意識してみるぐらい…でいいかもしれません。
「事細かく質問を書いておくればOK!」という話でもないため、タイミング見計らってアドバイスもらいに行くのもとっても大事です。


こういう質問の仕方を意識する中で、なんでこの選択肢を探そうとしてるのか、自分が何に困っているか、がわかるようになると更に良いな~と思います。質問を考えることで、自分だけで考えられる範囲を広げるみたいな意識です。


■アドバイスを貰ってどうするか

アドバイスを貰うだけで満足しないよう、貰ったあとに意識していることもあります。ざっとまとめると以下の4点です。
「アドバイスする側に気分良くなってもらいてぇな…」という意図もあります。

・メモをする。
・アドバイスの実践結果を報告する。
・すぐに出来なくてもへこまない。
・鵜呑みにしない。

・メモをする。
アドバイスをメモって、後日見返せるようにします。何個も質問する場合は特に。数個覚えておくだけでも大変ですし「その場で忘れても思い返せる方法がある」ってだけで脳内の負担が減らせていると思ってます。


・アドバイスの実践結果を報告する。
思ってた結果と違ってても別に良くて、新しい何かを考えるきっかけになればそれでいいと思ってます。
「○○は駄目だったけど××ならいける!」とか「そもそも別の考え方でこういうのはどうだ?」とか。それだけで十分な成果かなと。
1人だったら考えが止まってた…てこともあるはずなので。

そして、それを含めてアドバイスしてくれた人に結果を報告します。
「ここまで出来た」「今はこれを意識しています」など。
アドバイスを貰いっぱなしにしない、を意識してます。

・すぐに出来なくてもへこまない。
アドバイスを貰う→意図を理解する→実践する→一度成功する→更に実践する→あまり意識しないでも成功するようになる→他の選択肢と組み合わせて使えるようにする……

みたいなステップがあると考えているので、すぐには出来ないと思っています。あと「一度成功する」で満足せず、自分の選択肢の1つにしようとしたらそれなりに時間がかかるかなーと。

・鵜呑みにしない。
自分で試して他により良い選択肢がないかを考えます。
試す中で新しい選択肢が出るかもしれないので、貰ったアドバイスをゴールだと思わないようにしてます。良いものがあれば貪欲に。



ってことで以上です。

【書き直しを完走した感想】

当時の記事では「すた丼」や「天下一品」の例を挙げていましたが、気づけばサラダチキンを例に挙げるような人間になっていました。

美味いんだこれが。

自分は質問される側になることもあるので、「こういう風に質問してもらえると嬉しいな」という要素も意識しながら書いてたりします。
※配信のコメントとかで気軽に質問してくれたら気軽に返しますし、情報量を調整して回答してますので問題ありません。言いたいこと言ってますし。

質問しやすい・アドバイスしやすい環境にドンドンなってる分、気軽に質問できすぎたり、情報が多すぎたり…あるんだろうなぁ~大変そうだなぁ~とぼんやり思ってます。
環境に振り回されないパワー、それなりに必要なのでしょうね。

それでは。




お部屋探しの「おたくのやどかり」様を紹介できます。

「ナゲが紹介してたの見た」と言うとちょっとお得になるようです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?