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めいそう日記Ver2〜Day270:その一口を噛み締める


1. 瞑想小咄〜その一口を噛み締める

私たちにとって、食事は日常の生活の一部だ。ありがたくも食に恵まれている現代人にとって、食事をするのは当たり前のこととなっている。当たり前であるからこそ、おざなりになってしまっているとも言えるのだが。

私自身にも言えることだが、食事中はついついながら食べをしてしまう。何かを見ながら、何かを考えながら、食べ物を口に運ぶ。気がつけば全て食べ終わってしまっていて、心に何かが残るかというと、そうでもないことがある。なんというか、食べられる食材たちにとっては、とても失礼なことをしているのかもしれない。

食べることは、命をいただくということだ。これまでに生きていた「何か」の命をいただいて、自分の命を生きながらえさせる。他の命をいただかないと、私たちは生きていけない。であればこそ、食事にはちゃんと意識と心を向かわせる必要があるのだろうけれども…なかなかそれができないのが実情だ。

先日、ちょっと特殊な朝食を食べてきた。だいたい朝食というと、忙しい時間の中で食べることが多いため、いかに短時間で済ませることができるかを考えている人が多いのではないだろうか。私はというと、朝食そのものを食べることがほぼない。「朝食」とは言えないだろうけれども、朝は水を飲んで終わり。そんな感じだ。

しかし、先日いただいた朝食はそれとは全く違っていた。まずは天然水から始まって、続いてお出汁を飲む。それから梅干しを食べて、口の中に酸味が広がっている状態でお米を食べる。すると、お米の甘さがさらに際立って感じることができるのだ。

一品ずつ少量で出てくるため、その食材に向き合わなければならない。当然、時間をかけてゆっくりといただく。すると、今までに見えてこなかった味の広がりを感じ取ることができる。なんとも不思議なものだった。

まさに、その朝食はマインドフルネスだった。一品一品に意識を向ける。味がシンプルなので、より意識を向けやすい。食材と向かい合い、自分自身の五感とも向き合う。とても有意義な時間になった。

最初にそのようなスタイルで一品ずつを味わった後は、普通の朝食のように卵焼きやら魚の焼き物やらが並んだ。店主さん曰く、食材を味わってもらうパートと、しっかりと朝食を食べてもらうパートをあえて分けているのだとか。

普段一口ずつに意識を傾けることなく、なんとなく空腹感を満たすために食べている食事。しかし、時間をかけて意識を向けて食べてみることで、食材の違った一面が見えてくる。

そんな朝を迎えることは、毎日はなかなか難しいとしても、たまにはそんな時間の使い方ができるのが理想的だと思った。

2. 今日の瞑想〜2024.5.2 Thu 6:10〜(15min)

快晴の朝。今日も1日頑張るとしよう。やるべきことを一つずつやっておかなければ。まずは瞑想から。

今日の瞑想音楽はこれ。

姿勢を整えて座る。今日の音楽は比較的静か。だからなのか、次つぎと雑念が湧いてくる。致し方なく、思考を手放すように意識してやってみるが、なかなかうまくいかない。何度も試みて、何度も失敗していたら終了してしまった。

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